イース -ナピシュテムの匣

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2005/03/07 00:00 更新

「イース -ナピシュテムの匣-」レビュー第2回:
シリーズものだからこそ、既存ユーザーは気になるもの (1/2)

イースは日本のRPGゲームの中で燦然と輝く金字塔を打ち立て続けている人気シリーズ。もちろん、従来のファンも非常に多い。完全にブランドとして成立しているイースだが、愛好家にとってはPS2版はどのように映るのだろうか。

 PS2での「イース -ナピシュテムの匣-」はこれから登場するのだが、Windows版はすでに「イースVI〜ナピシュテムの匣〜」として発売されている。もちろんPCでのゲームが売れないという時代背景にもかかわらず、かなりの数が売れた優良ソフト。そこで改めてゲーム専用機で登場するのが今回の作品になる。すでにWindows版を遊んでいるユーザーは購入する必要がないのだろうか?

結論から言おう。似て非なるものだ

 結論を先に述べてしまうと、Windows版のユーザーにとっても不満のない作りになっている。マップや敵キャラ、ストーリーなどに変更はないのだが、キャラクターをフルポリゴンで書き直している美しさとなめらかさはPCのモニターとは全く異なった表情を生み出しているし、キャラクター全員が声を持つことで存在感が一気に増している。

 サウンドにしてもドルビーデジタルに対応しているので、臨場感溢れる環境を構築することもできるし、音の奥行きに関してはWindows版を上回っている。これらのメリットはゲーム専用機になったからだと言えるだろう。

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PS2ではフルポリゴンで作られているオープニングも、Windows版ではアニメーションに近い絵で表現されている。得意ジャンルが異なるハードウェアなので棲み分けが出来ている

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こちらがPS2版のオープニングCG。美しいフルポリゴンの映像が流れる

 ほかにも、PS2版だからこそのメリットも存在している。それはアクション部分。Windows版では、ダッシュジャンプが極めて難しくできていた。操作は難しくないのだが、タイミングが分かりにくく、数少ない不満点として考えていた人も多い。

 クリアの為に必須の技術ではなかったこともあり、それほど困ることはなかったのだが、ユーザーとしては気になるところだった。そのダッシュジャンプのタイミングがやや緩和されていることもあり、多用できるようになったのだ。

 このほか、操作性全般のタイミングが良好になっている。ゲーム専用機だからこそのバランス調整でもあるし、Windows版ユーザーの声が反映された結果とも言える。

 こういったパワーアップだけではなく、隠しダンジョンとも言える「アルマの試練」が登場したこともあり、Windows版ユーザーでも楽しく遊ぶことができる。この試練はストーリーとのつながりは薄く、腕とアイデアでクリアしていくタイプのダンジョンになっている。種類も複数用意されているので飽きることなく遊ぶことができるはずだ。

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Windows版の戦闘シーンだが、キャラクターが全体的に大きく表示されている。色数や表示領域、解像度の問題で、Windows版のほうが細かく表示されている

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こちらはPS2版。ボスの大きさとアクションのエフェクトなどを考えると、PS2の迫力がよく分かるだろう。アクションゲームとしての雰囲気作りではこちらのほうが格段に上だ

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過去のイースも忘れない

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