「卒業 Next Graduation 〜私立清華女子中学校 入学式〜」が開催(2/2 ページ)

» 2005年03月09日 13時36分 公開
[ITmedia]
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そして一般招待者を招いての第2部をレポート

 司会者のおたっきぃ佐々木氏の登場により、一般招待者を招いた「卒業 Next Graduation 〜私立清華女子中学校 入学式〜」がスタート。

 本作についていきなり、「13年前に高校3年生だった『卒業』のキャラクターたちに娘ができました。それも中学3年生の15歳……時空の歪みというのはいろいろあるよね」と会場を盛り上げる。なお、佐々木氏は二次元物理学?の教師という設定の司会らしく、イベントは授業形式にて行われた。

 そして娘役を務める5人の紹介後に行われた1時間目は「歴史」。「卒業」シリーズの歴史を振り返るというもので、これまでのシリーズをすべて表示した年表がスクリーンに映し出されたが、そのあまりの数に後ろのほうでは文字が良く見えなかったほどだった。

 また、「卒業」シリーズに登場するキャラクターは何人?との質問に対し、予習してきたという鎌田さんが15人と回答。しかしこれは不正解だという。「卒業」「同2」「同3」は確かに15人だが、それ以外にも「同クロスワールド」「同バケーション」が該当するとのこと。

 さらに、同じ星華女子学園繋がりということで、「お嬢様捜査網」や「センチメンタル・グラフィティ」の星野明日香も該当するのでは?という爆弾トークも飛び出していた。なお、現在の総勢は31人ということで、「あと16人増やして『卒業忠臣蔵』を作ってほしい」と佐々木氏はコメントしていた。

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 2時間目は「国語」。これは「卒業 Next Graduation」のキャラクターで作文を朗読するというもので、バックに流れるBGMは初公開で、テーマは「お母さん」という豪華設定となっていた。

 朗読後に母親からの返答があり、イベント中だというのにツーリングに行こうとしたり、出前に行こうとしたり、確定申告しに行こうとしたり、といった問題児の片鱗を見せる波乱もあったが、何とか支障なく進行。

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 そして娘役の5人全員が舞台から姿を消し、佐々木氏による「卒業」をプレイした機種のアンケートが行われた。なぜここでこのような時間が設けられたかというと、3時間目が「音楽」だから。というわけで、衣装をチェンジした娘たちによる新しくなったテーマソング「卒業攻略法」が披露された。

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 体のリフレッシュが済んだ後は、やはり心のリフレッシュも必要。というわけで、OVA「卒業」の貴重な映像が流された後は、当時のメインキャラクターである母親たちが登場。そう、4時間目は「母親参観日」となっていたのだ。

 生徒が座って、お母さんが後ろに立つという普通のシチュエーションながら、娘たちはやはり恐縮しっぱなし。ちなみに内容は当時のマル秘映像を流しながら、母親たちの偉大さを振り返るというものであった。

 当時で一番の思い出を母親役の人たちに聞いたところ、「皆でカレー味のピザを食べたこと」(鶴さん)。「青山の周富徳さんのお店で初めて5人で食事をしたこと」(嶋方さん)。「2〜3人が覚えていても、皆が覚えていることがない。だからさっきの周さんの話が皆の共通の思い出になっている」(芳野さん)。

 「長い間やっていたが、イベントが少なかった。周さんのお店に行った時が、5人で集まった最後のイベントでしたね」(冬馬さん)。「良い意味で5人バラバラなんですよ。それが『卒業』だったんだなって。でも、イベントとかアフレコになると団結力がバッチリだったのが印象深いです」(久川さん)とのこと。

 5人共通の思い出はなんと「周富徳」だったらしく、今後「卒業」の重要なファクターとなるであろうことが予想される。その後、母親たちから娘たちへ、娘たちから母親たちへの質問が行われた。なお5番目、つまりオチを務める鎌田さんは、「いつも質問などに答えるのが5番目なのでつらいんですが、それで何か得したことってありますか?」と質問。

 これに対し、これまで5番目を務めてきた久川さんは、「出番が最後なので、イベントなどでも、皆が行った後に行けばいいと思える。その分、気持ちが楽になる。あまりオチだと考えないで、それは自然に付いてくるものだから。」と回答していたのが印象深かった。

 そして最後となる5時間目は「ゲームの授業」。まず始まったのが「『卒業』トリビアの逸見」。「『卒業』PC98版で教師(プレイヤー)の名前を『いかりや』と入力すると、生徒との5重婚がしやすくなる」「『卒業』には番外編として当時流行した麻雀ゲームがあった。でも……負けても脱がない(泣)」

 「『卒業』は本来、学園ドラマのはずなのに、何とロボットアニメにもなっている」などといったネタが紹介された。ちなみに娘たちもロボットに乗りたいとの希望を持っているらしく、3体しかないロボットを誰が乗るのか、といった話題も飛び出していた。

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 次に行われたのは、現在開発中の画面を使っての「生アフレコ」。ここで印象深かったのは、教師役の声を務めた佐々木氏。なぜかと言うと、クール系、ハスキー系など5種類の声色を使い分けて挑戦していたからだ。

 とは言え、何度か共演者の逆鱗に触れてしまったらしく、アドリブで「お断りだよ」といったバッドエンド行きの回答をされるなど、実に生アフレコらしい一幕も見られた。

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 こうして親子初競演、そして「卒業 Next Graduation」としても初となるイベントはつつがなく終了した。13年という実績のあるタイトルだけに、イベントに参加した以上に多くのファンがいるはず。発売まで3か月となった今後、ますますヒートアップしていくことは間違いなさそうだ。

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卒業 Next Graduation
対応機種PC
メーカーIRIコマース&テクノロジー
ジャンル育成シミュレーション
発売日2005年6月10日発売予定
価格初回限定版特別パッケージ:9240円(税込)
通常パッケージ:8190円(税込)
(C)ワンダーファーム/IRI Commerce and Technology


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