「桃鉄G」のTVCM取材に遅刻で間に合うか?

ハドソンが発売を予定しているGBA「桃太郎電鉄G ゴールドデッキを作れ!」のTVCMは陣内智則氏と若槻千夏さんが続投する。

» 2005年03月28日 14時40分 公開
[加藤亘,ITmedia]

 3月26日、ハドソンから6月30日発売予定のゲームボーイアドバンス用ソフト「桃太郎電鉄G ゴールドデッキを作れ!」(以下、桃鉄G)のテレビコマーシャル撮影が行わるとのことで、記者は取材のため六本木にある撮影スタジオに向かっていた。

 取材時間は12時45分からだったが、目が覚めたときには12時03分……。一瞬の思考の停止を経て、慌てふためく記者がいた。春の暖かい日差しが悪いのか、ただの粗忽者なのか(どっちも正解)、すべての準備を終えて最寄の駅に着いた時はすでに12時20分。取材の受付開始時間となっていた。

 今回の「桃鉄G」のテレビコマーシャルは、2004年11月18日発売のプレイステーション2用ソフト「桃太郎電鉄USA」に続き、PRイメージキャラクターの陣内智則さんと若槻千夏さんが出演する。その取材を記者は寝坊したのである。

 地下鉄南北線駒込駅を12時22分に出発。予定で行けば12時40分過ぎには六本木1丁目駅に到着する予定だ。自分が悪いことは成層圏くらいまで棚に上げて、電車が来ないことや、乗客の乗り降りにイライラしつつ乗り込んだ。ああ、なぜ「桃鉄」のように急行カードやテレポートカードが記者のデッキに入っていないのか。各駅なんかでチマチマ移動してられないので、せめてサイコロ振って6を出したい! いっそうこと、パルプンテカードで世の中滅茶苦茶に……。もちろん願いは届かない。

 「桃鉄G」は、1998年に発売されたゲームボーイ「桃太郎電鉄jr. 〜全国ラーメンめぐりの巻〜」から7年ぶりの携帯ゲームでの桃太郎電鉄シリーズで、マップはハワイやサイパン、グアムを加えた日本が中心。イベントやカードの種類などは「桃太郎電鉄12」相当と盛りだくさんだ。新システム「デッキシステム」が搭載され、GBAならではの遊びができるとか。

 新しいのはシステムだけではない。新キャラクター「ピヨピー」も登場。姿は可愛いが貧乏神が変身した姿で、体の色を赤・青・黄色と変化させ止まった駅の色を変えてしまう特徴がある。

身体の色の変化によって、駅の色が赤や青、黄色に紫、そしてNにチェンジ!
ピヨピーからボンビーに、そしてキングボンビーに変われば凶悪ぶりを発揮する。1兆円がまるで紙くずのように捨てられていく
「二刀流カード」。このカードをつかうと、1カ月の間に2回行動することができる。サイコロをふって、さらにカードを使うなんて事も可能。このほかにも今いる場所から動きたくないときに使用する「足踏みカード」なんてものも追加
新駅「瀬戸」が追加。現在開催中の愛知万博に合わせて「地球博覧会パーク」が新物件で登場

 プロ野球チームもソフトバンクや楽天など2005年度版になっているほか、誰かが渋谷のIT企業を購入していると一定の確率で臨時収入が発生し、プロ野球チームを購入できるチャンスが訪れるなど時節を反映。また、全国各地の有名人グッズ屋を持っていると、その人が新しいお札になったり、2008年の北京オリンピックに向けて中国特需が発生、自動車、鉄、船舶の輸出が増え臨時収入がもらえるなど新イベントも多数追加されている。


 携帯ゲーム機をやる余裕もなく、やっと六本木1丁目駅に到着すると、時間は12時42分を回っていた。ここからが奇跡の見せ所である。心の中で「タクシーカード」を発動。わずか数分の距離を一気に稼ぐ作戦に出た。大人万歳。12時45分滑り込むように目的地に到着。自分に一番乗り(取材陣の中ではビリ)のご褒美をあげるのだった。もちろん、心の中では物件買占め!

記者にそんなドラマがあったことなどもちろん関係なしにすんなり始まった取材。陣内さんは「前回も共演しているので息ぴったりです」と若槻さんについて語り、若槻さんは「携帯ゲーム機でやりたかったのでとても嬉しい」とコメント
陣内さんが「負けへんでー!」と乗り出すと、若槻さんが「こっちこそ!」と受けて立つ。コマーシャルでは燃え上がる炎の中、2人が相対することになる

 なんとも記者的にはドラマチックだった取材だったが、撮影自体はすんなり始まり順調な様子。あっという間に取材終了となった。

桃太郎電鉄G ゴールドデッキを作れ!
対応機種ゲームボーイアドバンス
メーカーハドソン
ジャンルボードゲーム
発売日2005年6月30発売
価格5040円(税込)
ジャンルボードゲーム
プレイ人数1〜4人
(C)2005 HUDSON SOFT
※画面は開発中のものです。


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