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2005/06/16 18:51 更新


残虐的な場面を含む図書類を規制へ――大阪府


 大阪府は、大阪府青少年問題協議会が提出した答申を受けて、同府の青少年健全育成条例の改正し、残虐的な場面を含む図書類を規制していく方針としたことを明らかにした。

 現行条例において、有害図書類として指摘できる要素は「青少年の性的感情を著しく刺激するもの」「青少年の粗暴性、残虐性を著しく助長するもの」「青少年の犯罪を著しく誘発するおそれのあるもの」の3点が挙げられている。

 しかし、実際には「性的感情を著しく刺激するもの」以外の指定実績が少ないことを指摘。また、長崎県での小学生による女児殺害事件や、大阪府寝屋川市の小学校教職員殺傷事件などの加害者が、残虐な場面を含むゲームや書籍に傾倒していたことに対しても触れ、「残虐な場面を含む図書類を見た青少年が全て残虐な犯罪を犯すわけではない」としながらも、「社会的にも看過できない状況になっている」との見解を示した。

 こうしたことから青少年を守るために「粗暴性、残虐性を著しく助長するもの」や「犯罪を著しく誘発するおそれのあるもの」についても有害図書類として指定することを視野に、あらためて実効性のある条例や規則の運用方法について、大阪府青少年健全育成審議会の場において検討していくことに決定したとのことだ。

 なお、自主規制団体の審査に基づく年齢区分に準じて、包括的に有害図書類とみなせるようにする制度の導入については「業界団体が自ら行う審査制度を活用できるよう改正すべきである」との見解を示している。

 先日は神奈川県が「グランド・セフト・オート3」を有害図書に指定するなど、ここのところ活発な動きを見せている問題ではあるが、ゲームからはどのようなタイトルが候補として挙げられるのだろうか? こちらの動きにもぜひ注目していてもらえればと思う。

[ITmedia]

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