レビュー
2005/06/22 17:38 更新


「ドラッグオンドラグーン2」は作られるべくして作られた続編である (1/2)

ダークなストーリーと、それとは反対に、戦闘シーンがもたらす爽快感。その虜になった人も多いであろう「ドラッグオンドラグーン」の続編が、ついに登場した。そのプレイ感を、詳細にレポートしよう。

新たな竜と騎士、2人の戦いが今、幕を開ける

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 ゲームを始めた瞬間から、そのダークさが伝わってきた前作「ドラッグオンドラグーン」は、賛否両論があったものの、結果的には30万本を越える大ヒットを記録した。ヒットした要因はいくつか考えられるが、何よりも“ゲームが作り込まれていた”という部分は見逃せない。もちろん、スクウェア・エニックスが発売したタイトルだから、安心して購入した、という人も数多いとは思うが。

 とはいえ、新規タイトルを市場に投入しても、なかなか受け入れられない昨今、これだけのヒットを飛ばしたという実績もあいまって続編が期待されていたが、ついに先日シリーズ続編となる「ドラッグオンドラグーン2」が登場。まずは、簡単にストーリーを紹介しておこう。

 世界を崩壊へと導く“封印”を巡る連合軍と帝国軍の戦いのさなか、連合軍の戦士であるカイムは、アンヘルという名のレッドドラゴンと契約を結ぶ。女神フリアエを護るため戦う2人だったが、最終封印は解かれてしまい世界の崩壊が始まる。そのきっかけは、マナと呼ばれる6歳の少女だった。封印の代償として、アンヘルは自らの身を捧げることを選び、世界は崩壊を免れ安定を取り戻す。我が身の半分を失ってしまったカイムは、マナを連れて旅へと出る。それから18年。アンヘルの封印を永遠のものとするために結成された封印騎士団に、1人の少年がいた。竜に育てられ、竜語を理解し、竜を駆るもの。その名をノウェと言った……。

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竜を操れるノウェが今作での主役。最初は封印騎士団の一員として戦いに赴くのだが……

 基本的な内容は前作と同じく、各章ごとに話が進んでいくスタイルをとっている。章は細かな節に分かれていて、各節ごとでステージも異なる。ステージは空中と地上に分かれ、空中では竜であるレグナの背中に乗り、レグナを操りながら与えられたミッションをクリアしていく。地上での戦闘は、襲いかかってくる大勢の敵を剣や斧などでなぎ払い、倒し、先へと進んでいくことになる。いわゆる、1対多の戦いが強いられるのだ。

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章の変わり目では、簡単なストーリーも表示される

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レグナの背中に乗り、空中で敵と戦うノウェ。レグナの持つ技を駆使して、空を縦横無尽に駆け回れ

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大勢の敵に囲まれつつも、それらをなぎ払い、倒すのが快感になってくる地上での戦い

久々に登場した、歯ごたえのあるアクションRPG

 最初はチュートリアルなどもあるため、サクサク進む本作だが、早くも2章ぐらいから雲行きが怪しくなってくる。難易度が、若干ながら高めに設定されているように感じたのだ。空中ステージは、慣れないうちはどこから敵弾が飛んできて当たったのかすら分からないため、最初のうちは腹立たしささえ覚えたほど。

 ところが、並のゲームなら何度繰り返しても先に進めないのだが、本作はそんなことはない。2度目にプレイすれば、不思議と敵弾が見えるようになり、ダメだったたところも必ずクリアできるようになるのだ。逆に、ある程度敵のパターンが見えないと、1回でクリアするのは厳しいと言えるかもしれない。

 さらに、空中では自機である竜の制御が難しいので、プレイヤーにもそれなりの腕が要求されることになる。単純操作以上の技術をマスターすることが、一発クリアには重要になってくるだろう。また、L2ボタンを押しっぱなしにすると、一番近い敵へ自動的に向いてくれる。これを使いつつ、水平スライドで敵弾を避けながら撃つといった操作ができるようになれば、新たな局面が見えてくるはずだ。

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敵弾が飛んできたら、タイミング良く水平にスライド。これができるようになると、被弾率が格段に下がる

 地上戦も、敵の種類が少ない序盤こそ力押しで何とかなるものの、それを過ぎると混成部隊と戦うことになり、かなりの苦戦を強いられる。これも、敵の配置を覚えるまでは突破するのが難しく、弓兵+騎士の組み合わせなどが登場すると、最初のうちは泣きたくなったほど。

 もちろん、こちらも2回目以降は敵のパターンを覚えるため、先に弓兵を片づけて……などと、上手に対処することができた。プレイを重ねるごとに学習するため、目に見えて先に進めるようになるのが、本作にのめり込んでしまう要因の1つだろう。

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弓兵+騎士や魔導師+騎士といった組み合わせの敵が出現すると、倒すのに一苦労

 いずれにせよ、主人公が倒されてしまうとゲームオーバーになるのだが、コンティニューすれば経験値を引き継いで、その面の最初からプレイできる親切設計になっているのがありがたい。

 このため、プレイを繰り返すほど高いレベルで挑むことができるので、何度もやり直せば楽にクリアできるようになっているのだ。とはいえ、腕に覚えのあるゲーマーであれば、是非とも一発でクリアしておきたいところ。そう考えると、コンティニューなどという考え方は邪道になる(笑)ので、実にチャレンジしがいのあるゲームといえるだろう。

 洋ゲーは意味もなく難しいゲームがほとんど(と思っているの)だが、本作のように意図的に作られた難易度の高いゲームは、歓迎すべきところだ。難しいのは苦手という人への配慮として、ゲームスタート時には難易度を選択できるようになっている。

 アクションが得意じゃない人や、純粋にストーリーだけを楽しみたいならば、EASYを選ぶのも手だ。それでもダメなら、お店で回復アイテムを買い揃えておけば、強引にクリアできるだろう。逆に、ゲーマーを自負するならばアイテムを使わずに、華麗にクリアしたいところ。

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それまでに稼いだ経験値を引き継いでコンティニューしてくれるため、努力の半分ぐらいは報われる

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ここでEASYを選んでおけば、そんなに苦労することはなくなる。アクションが苦手な人でも、これで安心

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ゲーム中、R2ボタンを押せばいつでも回復アイテムを使えるが、敵を倒してチェイン数(敵を連続して攻撃した回数)を重ねていき、回復アイテムを出現させるのがゲーマーだろう?

ゲームの進め方は人それぞれだが……

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[J.O.宍戸,ITmedia]

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