「エバークエストII体験記」――その7：永遠の冒険（エバークエスト）がいま始まる（2/2 ページ）

[平井信幸，ITmedia]

勇気を出して初めてのグループ希望の巻き

　レベル22です。未知の島にいけるの夢見ながら今日も親分（ペットの猫）とコモンランドで狩りをしています。余談ですが、同じペットでもシャドウナイトは馬を召喚し、さらにはその馬に騎乗して移動できてしまうとか。うぅっ……羨ましい。それに比べて親分ときたら……いまだ戦闘する気配すらないよ（涙）。

　さて、オイラの冒険ですが、レベル20を過ぎたあたりからでしょうか。ソロでのレベル上げがちょっと苦痛に思えるようになってきました。え？　この前、レベル上げで苦痛と感じたことがないっていったばかりだろって!?

…………

　はい、そんなわけで今日はちょっとだけ勇気をだしてグループ希望（LFG）を出してみることにしました。初のグループプレイ、はたして上手く立ち回ることができるのか？　一抹の不安もありますが、ノーラスの地で冒険を続けていくにはいずれは通らなくてはいけない道。ここは腹をくくって[LFG]ボタンを押して希望を出します。うーん緊張で心臓が破裂しそう。

　さぁ、あとはお声がかかるのを待つのみ。クエストでもこなしながら誘われ待ちだなぁ。などと思いながらコモンランドを散策していると「レベル上げご一緒しませんか？」とのテルが。わぉっ！　待望のお誘いがきましたよ〜、もちろんOK、OKですぅぅぅ。断る理由なんてまったくありません。素早く「はい、よろしくお願いします」とテルを返し、グループに参加の決意を示します。すると、画面にグループ誘いの表示が!!　OKを押しグループ参加。すると……

　「よろしく〜」と初のグループ会話がオイラのチャット欄に表示されます。グループ会話は青文字なんだぁ。見ることやることすべてが新鮮。オイラも「よろしく〜^^」と返します。オイラ以外にすでに2人がグループに参戦。リーダーは次々と手際よく勧誘している様子。最終的には何人グループになるのかなぁ？　どんな構成なんだろう？　そんなことを考えながら狩場となるネクチョロス・フォレストへ向かいます。

　グループウィンドウに他のプレイヤーのステータスが次々と表示されていきます。へぇ〜エバクエIIのステータス表示はこういう感じなんだぁ。などと感心しながら待ち合わせ場所となったネクチョロス・フォレスト入り。

　ネクチョロス・フォレストにはいると、どうやらグループの数人は既に奥地にて待機している様子。そこでリーダーから「中央の橋で合流しましょう」との提案がっ！　うっ、中央の橋、橋なんて見たたことないなぁ……マップを表示しても、真っ黒だし……（汗）　そうエバクエIIでは初めてのゾーンではマップが真っ黒なんです。移動することで徐々にゾーンの展望が見えてくるようになるというわけです。オイラのマップは、昨日、敵から逃げた一本道だけが表示されています。まさに右も左もわからないとはこのとこ。学生時代、田舎から大都会東京に上京してきた、あの感覚と同じです。（恥）

　ヤバイ、リーダーにおいて行かれたらシャレにならない。ストーカーのようにリーダーの背後にピッタリ張り付き後を追っていきます。見たことのない風景が目の前に広がっていくと同時に、明らかに自分よりも強いモンスターの群れが視界に入ってきます。うはっ、絡まれたら大問題だなこりゃ……。周囲に注意を払い、リーダーを追っていきます。

　あとで知ったことですが、仮に迷子になってしまったときは、ウェイポイント（altキー + wキーを押す）を使えば仲間への道しるべが表示されるとか。合流や迷子になったときに使うと便利なのでお試しあれ。

　なんとか集合場所である中央の橋に到着。メンバーのアーキタイプは、バーサッカー、インクイジター、アサシン、ウォーデンの総勢6人。うっ、何がどんなクラスなのかまったくわからない。まぁ盾役と回復役がどの人なのか戦闘しながら確認すればいいか……オイラ、ウィザードだし（←すいません）。

　/mood（感情表現）による挨拶も程々にすませ「とりあえず、惨殺していきますか！」とのリーダーの呼びかけに一同、OKサイン。さぁグループプレイのスタートです。

　リーダーの合図とともに戦闘開始です。一斉にターゲットとなるモンスターめがけて攻撃が始まります。リーダー（タンク役）がどのNPCをターゲットしているか、 Fighter : 「 Target -- <([ A Sabertooth Commander ])> -- Target 」を使って仲間に知らせているのを見ると、さらにグループプレイをしている感が増してきます。

　オイラも負けじと呪文を召喚！　ヒロイックチェインを狙うべくアーケイン・オーガーを押しますが、ここでグループプレイならではの問題が発生。アーケイン・オーガーを発動すると、他のプレイヤーの攻撃（呪文やコンバットアーツ）に反応してしまい自分の意図とするヒロイックチェインの効力を得られないんです。さらにはヒロイックチェインがかぶるなんてことも……。

　なるほど……他のプレイヤーの攻撃を先読みしながらヒロイックチェインを狙わないといけないのかぁ……。サービススタートから約1カ月、もうちょっとたつとヒロイックチェイン発動の順番や担当者を戦闘前に決めるなど、このへんのプレイスタイルもきっちり確立されるかもしれないなぁ。そんなことを考えながら、今できる最善の攻撃を繰り出していきます。

　それにしても、グループプレイ。ソロとは違って敵仲間が入り乱れ視界はグチャグチャア。まぁ、これもグループプレイの醍醐味ではありますが、慣れないとタゲミス（攻撃対象外のモンスターを攻撃しちゃうなど）とかしちゃって、皆に迷惑かけちゃうかも。そんな不安とも戦いながらターゲットをしっかり確認し、攻撃→撃破を繰り返していきます。他のプレイヤーからは　見たことのない攻撃エフェクトが次々と繰り出され、ほぉ〜、うぉ！　今の呪文カッコイイ!!　と1人モニターに呟きながらプレイすること3時間、グループプレイを堪能しました。途中、メンバーが回線落ちして戻ってこなかったり大量のモンスターに囲まれて死亡……なんてハプニングもあったけど、最終的には大量の経験値を稼げて、ウマー！　はじめは緊張していたグループプレイですが、かなり慣れて良い感じ。

　ただ、チャットモードがエンターキーを押してスタートなで、移動しながら会話すると移動が止まってしまったり、チャット画面に移動キーが表示（ＷＷＷＷＷＷやＤＤＤＤＤＤ）され身動きがとれないうなってしまったりと、このあたりはかなりの慣れが必要かも。まぁ、このへんは“慣れ”がすべてを解決してくれそう。慣れるためにも積極的にグループ組んでいかなきゃ。

　そんなわけで、エバクエII初のグループプレイが終了しました。休憩中には世間話をしたり、冒険に必要な情報を交換しあったり、ソロでは体験することのできない会話の楽しさを、肌で体感！　いや〜グループプレイ、い・い・感・じ!!　マジで楽しい〜!!　他のプレイヤーと同じエバクエIIの世界を共有するこの醍醐味、皆さんも是非とも体感してもらいたいものです。

　筋書きのないドラマがきっとうまれると思いますよ〜。

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