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2005/08/23 19:10 更新

渡哲也さん声優初挑戦――セガ「龍が如く」制作発表会 (1/2)
世の中にあふれるゲームに飽いた大人たちに向けて――セガが2005年末に発売を予定しているPS2用ソフト「龍が如く」の制作発表会が行われた。価格は7140円(税込)。

8月23日、新宿歌舞伎町クラブハイツにて、セガが「Project J」として年末発売目指して開発を進めていた、プレイステーション 2用ソフト「龍が如く」の制作発表会が開かれた。
まずはじめに、セガ常務取締役CS統括本部長 岡村秀樹氏が登壇し、今年末に市場に投入する本作のコンセプトとセガとしての位置づけについて説明。セガの新しい代表作として展開できるよう3年前から準備をしてきていたと言う。

「セガの代表として送り出すからには、ただビジュアルがキレイであるとか、ボリュームがあるだとか、プレイ時間が長いだけのゲームでは、遊ぶに値しないという理念で制作してまいりました。今作のテーマは“人間性”というドラマティックな部分にフォーカスし、大人が楽しめる作品を生み出せたと考えている」と自信を覗かせた。
昨今技術革新ばかりが注目される傾向にある中で、本作では改めて表現の革新を目指そうとしているとのこと。それは、人間に対する洞察であったり、人生における価値観であったり、思想、哲学を作品に折り込んでいくということであり、技術革新によっての表現力ということではないと岡村氏は強調する。
ゲームとしての純粋な面白さを提供するだけでなく、表現の革新を目指すことで、プレーヤーに、生きるための本当のたくましさと優しさというものを感じてもらえるのではないか――「徹底的に人間ドラマを描くことで、ゲームの可能性をさらに拡げています。世の中にあふれるゲームに飽きてしまった大人たちにぜひ遊んでもらいたいと思います」と岡本氏は閉塞ぎみのゲーム業界において、新しい表現を提供できるのだと語る。
この後、映像が流され、「Project J」=「龍が如く」であることが明かされ、映像が初披露。岡本氏の言葉にもあったが「ゲームに、飽いた人たちへ。そしてゲームを愛する人たちへ」と象徴的なメッセージが流されるとタイトルロゴが公開された。
それに続いて登壇したプロデューサーの名越稔洋氏により、「龍が如く」のゲーム内容について説明された。
ストーリーは重厚な人間ドラマを主軸に、桐生一馬となり眠らない街・神室町を舞台に展開される。

本作は、名越氏が制作の経緯についてでも触れているが、「昨今のゲーム離れや表現の画一化などにより、あまりゲームに明るい未来を感じられなくなってきていると囁かれてきているが、自分は映画やコミックとは異なり“参加できる”というどんなエンターテインメントにも負けない高度な表現ができる媒体だと信じています。そんなゲームを見渡して、もっと別の間口があっていいのではないかと思うに至りました。たくさんの世代の人が楽しむことができるメディアであると証明するためにも、ゲームのメディアに世代解放をもたらしたい」と、どちらかというと上の世代をターゲットに据えている。
ここで名越氏は「龍が如く」が、芯の通った中身のある強いドラマを構築するために、シナリオの専門家に監修をお願いしたと、著書に「不夜城」などを持つ馳星周氏を紹介。徹底的にシナリオに修正を入れてくる馳氏に驚愕しつつも、おかげでいい作品になったのではないかと、その世界観とシナリオに自信を持てたとのこと。

この後、本来はストーリーや世界観などの話となったのだが、それは後半にもとめるとして、まずは本日駆けつけてくれた声優陣の紹介をしたい。やはり注目は、上映された映像でもどうしてもその存在感を漂わせていた風間役の渡さんだろうか。



このほかにもホームレス役にハッピーハッピーさんや、Fカップの女マイ役ではグラビアアイドルのみひろさんなどが参加しているのだが、なんといっても驚愕は、桐生の恩人である風間新太郎役に渡哲也さんが声優に初挑戦していることだろう。

物語の要となる重要な役どころなだけに、名越氏も妥協したくなかったところに渡さんの起用が決定し、不思議な縁に感謝したのだとか。
声優初挑戦となったことについて渡さんは、画面ではテンポよく物語が進んでいくが、情感というものを含ませることに苦労したようで、芝居がなかなかできなかったと漏らす。
今回のコメントや、役者の布陣を見ても、大人をターゲットにしたタイトルとなっている。大人がゲームをやるための間口を広くしたいという試みが成功するかどうか、興味深く追っていきたいと思う。

「龍が如く」ストーリー
[加藤亘,ITmedia]
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