よみがえれ美しい思い出! 「タイトーメモリーズ下巻」で記憶の旅に出る(2/4 ページ)
収録作品を、当時を振り返りつつレビューしてみる
ここからは、いくつかのタイトルをピックアップし、時代背景などと共に見ていくことにする。なお、タイトルごとのレビューは、現在プレイすると……という観点で書いている。当時と現在のゲームを比べるのはムリがあるが、とはいえ初めてプレイする人には指標になると思われたので、敢えて記してみた。当時を知っている人には、よけいなお世話かもしれないが……。
スペースインベーダー
1978年、それまではブロック崩し程度しかなかったアーケードゲーム業界に、革命が起きる。あの、スペースインベーダーの登場だった。アップライト筐体に3つのボタンが配置されたそれは、すぐさま社会現象を巻き起こした。ブロック崩しに代表される“受け身”のプレイスタイルから、敵を攻撃して倒すという“攻め”へと転換したのが、大ヒットした理由だと考えられている。
筆者が初めてインベーダーを見たのは、近所の駄菓子屋だった。ほかでは100円だったかもしれないゲームが、ここでは50円程度でできたことが、そこへ通った理由だと記憶している。そこで、たった1つのテーブル筐体に群がる、数多くのプレイヤーたち。必需品は、その辺に置かれていたジュースの1ダースケースだった。これを椅子代わりにするだけでなく、テーブル筐体の左右に1つずつ積み、さらにその上に段ボールを乗せれば、どんなに明るくてもゲーム画面がくっきり見える。しかも目隠しにもなるので、非常に重宝したものだった。
そうして足繁く駄菓子屋に通い、名古屋撃ちやレインボーなどの技術を習得し、ハイスコアもマークできるようになった。とはいえ、飽きたのも意外に早く、興味はあっという間にギャラクシーウォーズへと移っていった……。余談だがこの年の3月、任天堂レジャーシステム(現任天堂)は、「コンピューターオセロ」というタイトルの、オセロゲームを発売している。
ゲームのルールは、画面内にいる55匹のインベーダー(侵略者)を、ショットを撃ってすべて倒すだけ。インベーダーは最初は右に動き、端まで着くと一段下がり左へ動き出す。こうして、最下段までインベーダーに占領されてしまうと、残機があってもゲームオーバーになってしまう。また、画面上部には時々U・F・Oが現れ、最初は30発、あとは15発ごとに撃つと300点が入るのだ。
面をクリアするごとに、インベーダーの初期配置が一段ずつ下がっていくので、どんどん戦いがつらくなっていく。テクニックとして、インベーダーが最下段まで降りてくると敵弾に当たらなくなることを利用した“名古屋撃ち”や、10点インベーダーを最後まで残すと見られる“レインボー”などがある。
改めてプレイしてみると、弾が単発でしか撃てなかったり、占領されると一発ゲームオーバーなど、シビアな部分が目立つ。逆に、だからこそ1ゲームごとに緊張感のあるプレイを楽しめたのではないか? そんな風に今更ながら感じた。もっとも、無限にコインを入れられてしまう本作では、緊張感を保つのが難しいが……。
バルーンボンバー
「ゲームセンターあらし」がコロコロコミックで大ブームを巻き起こしていた1980年、新しいゲームが登場した。地味な画面に映るのは、不気味な複葉機と風船爆弾。そして高射砲の自機だけ。風船を撃つと、ついていた爆弾が落ちてくるのだが、放置しておくと地面に穴を開けてしまうため、自機の移動範囲が狭くなってしまう。
当時は、その理不尽さをものともせずプレイしたわけだが、ゲームセンターあらしは更にすごかった。月面宙返り(ムーンサルト)12段撃ちを出して、風船→爆弾と立て続けに破壊し、点数を鬼のように稼いだ。実際にプレイすると、そんなスピーディなゲームじゃないことは一目瞭然なわけだが、この時はあらしを見て、素直にかっこいいと思ったものだ。ちなみに、同じ年には幻の名作、「ルパン三世」もデビューしている。どちらかといえば、ルパン三世にハマった記憶のほうが深いわけだが(笑)。
6つの風船爆弾が横1列に並び、右へ左へとゆらゆらしながら左右に移動していくのを、すべて撃ち落とせば1面クリアとなる。爆弾を撃てば風船ごと破壊できるが、それでは高得点は望めない。かといって、風船を撃った後に落ちてくる爆弾を逃すと、地面に穴が開いて移動範囲が狭まるため、どんどん不利になる。すべてを撃ち落とすつもりでプレイする必要があるのだ。
自機がやられない限り、面をクリアしても地面が修復されることがないため、先に進むほどつらくなるゲームバランスには疑問を感じるものの、爆弾を撃ち落とす時などは独特のスリルを感じてしまう。意外に熱いゲームなのだ。これで、3面ごとなどに地面が修復されれば、もう少し遊びごたえがあったかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
不二家の「プレミアムショートケーキ(国産苺)」が半額に! 3日間限定キャンペーン
-
中山美穂、金髪&ミニ丈の大胆イメチェンに視聴者びっくり! “格付け”出演の最新ビジュアルに「誰だか分からなかった」
-
日本エレキテル連合・中野、ネタで酷使し容姿に異変→手術を決断 「ダメよ〜、ダメダメ」でブレイク、2022年にがん公表
-
動物病院の会計中、振り返って愛犬を見たら…… “柴らしい”もん絶級の光景に「天使かよ!」「帰れるもんねw」
-
「ハンガー・ゲーム」出演俳優、撮影中の性的暴行被害を告白 泣きながら撮った当時の写真添え「すごくつらかった」と胸中明かす
-
ミス筑波大モデル、25キロ減量したビフォーアフターに「ホント凄い」 整形疑う声も「元々は埋もれてたようですね」
-
上沼恵美子さん直伝「ホタテの一番おいしい食べ方」に絶賛の声続々! 「発想が主婦目線」「マネして作ってみます」
-
【今日の計算】「8×4−2+1」を計算せよ
-
1歳赤ちゃん、寝ぼけまなこの謎行動が150万再生突破 「仕事の疲れ、吹っ飛んだ」「少し出ちゃったの可愛すぎ」
-
「めざましテレビ」“新お天気キャスター”が「美しすぎる」と注目 ミス東京GP獲得から約4カ月で
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
- 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
- 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
- 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
- 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
- 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
- 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
- パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
- “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
- 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
- 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
- 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
- 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
- “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
- 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」