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2005/10/04 09:04 更新

ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」:
我が道を行く強さ「ファミリーサーキット」 (3/3)


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この道わが道

 1991年、ファミリーサーキット'91が登場。

 セッティング項目が細かくなっていることは先ほども書いたが、グラフィックのほうも前作より描きこまれている。

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'91の画面。コース脇の景色が、前作よりも良く描きこまれているのがわかる

 '91発売の3カ月後には、ファミリーサーキットのPCエンジン版となる、「ワールドサーキット」が発売された。

 障害物が減って、走りやすくなった。セッティングの細かさは、ファミリーサーキットと'91の中間くらいで、各項目8段階となっている。コースが少ないのがちょっと残念。

 またスーパーファミコン版「スーパーファミリーサーキット」もある。

 スーパーファミコンでは回転スクロール機能が使えるので、コースが実在のものに近い形で再現されている。

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このように、キツい角度のヘアピンカーブも頻繁に登場する

 ファミリーサーキットの作者・遠藤雅伸氏といえば、地上・空中を撃ち分けるシステムと、ミステリアスな世界観で話題になった「ゼビウス」や、以前この連載でも取り上げた「ドルアーガの塔」など、個性的というか、それまでには考えられなかったシステムのゲームを多く作っていた。

 「ウィザードリィ」をファミコンに移植した際も、モンスターデザインに末弥純氏、音楽に羽田健太郎氏を起用したり、マップの一部を変更したりと、思い切ったアレンジを敢行し、好評を博した。

 その遠藤氏は現在、携帯電話のゲームアプリを数多く手がけている。パズルゲームからRPGまで、その種類は幅広い。

 中でも「右脳パラダイス」は、「SIMPLE2000 THEパーティー右脳クイズ」として、プレイステーション2に移植されている。

 かつて遠藤氏と同じように、限られたハード性能でリアリティーを追究したクリエイターたちが今、高い機能のゲーム機で、存分にリアルな世界を作っている。

 しかし遠藤氏の場合、あえて彼らとは逆の方向へ向かい、今でも限られた性能のハードで勝負しているところがおもしろい。

 これまで作ってきたゲームと同じように、遠藤氏自身も、時代の流れに流されない“我が道を行く”強さを持ったクリエイターだといえるだろう。

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