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2005/10/24 16:07 更新

秋葉原エンタまつり:
クリエイター自らが語る「ワンダと巨像」&「モンスターキングダム」――SCEクリエイターセッション (1/2)

「秋葉原エンタまつり」2日目の10月23日には、ゲーム開発者によるトークイベントが行われ、PS 2用ソフト「ワンダと巨像」開発陣から上田文人氏と海道賢仁氏が、PSP用ソフト「モンスターキングダム・ジュエルサモナー」から岡田耕始氏が登場した。

 東京・秋葉原にて、10月22日より開催されている「T!FFin AKIHABARA 秋葉原エンタまつりTOKYO ASIA-PACIFIC ENTERTAINMENT FESTIVAL」(以下、秋葉原エンタまつり)。2日目となる10月23日には、ゲーム開発者によるトークイベント「ソニー・コンピュータエンターテインメント クリエイターセッション」が行われた。

 まずは、今週10月27日に発売を迎えるPS 2用ソフト「ワンダと巨像」のディレクターである上田文人氏と、プロデューサーの海道賢仁氏が登場。本作は、失われた少女の魂を呼び戻すため、愛馬「アグロ」とともに巨像と戦う、主人公「ワンダ」の物語を描いたアクション・アドベンチャー。圧倒的な迫力で描かれる巨像からの攻撃をかいくぐり、巨像にしがみつき、よじ登ったりしながら、プレーヤーは巨像の弱点を探していくこととなる。

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(写真左)「ワンダと巨像」ディレクター 上田文人氏、(写真右)同プロデューサー 海道賢仁氏

 上田氏はまず「僕たちが作った『ICO』というタイトルは、城という閉鎖された空間の中で、いろいろとやり繰りをしながら進めていくアクションパズルゲームでした。制作は4年掛かりましたが、それの反動というか、次に作るタイトルはもっと広大な世界を旅するような、そういうゲームを作りたいと思ったのがきっかけです」と本作の開発の経緯を語る。

 また、本作について一番こだわっている点としては「(巨像の)重さの表現や、舞い上がる砂煙などのエフェクトになります。その場の臨場感を出すという意味です。ただ、これは『ICO』の時も同じで、モニターの向こうに広がるリアルな世界を体験してほしい、そういった思いがあります」(上田氏)とコメントするなど、「ICO」同様に相当作り込んでいることが伺えた。

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巨像と人間。その大きさもさることながら、どちらが主人公か分からなくなるほど、存在感の違いがある

 ほかにも、巨像が注目されがちな本作ではあるが、どこまでも広がる美しい草原や、切り立った岩など、フィールドに関しても注目すべき部分は多い。こちらについて上田氏は「巨像と出会ってからは戦闘中心のゲームですから、対比という意味で、それとは別の空間は牧歌的なものにしているんです。どうしても次の巨像を倒すことができない、となった人が後戻りをして、和めるものとして存在していると考えてください」と語ってくれた。

 なお、ステージでは「ワンダと巨像」のプレイデモを見せてくれた海道氏も「馬に乗って草原を駆け回っているだけでも、かなり楽しいゲームです。ステージは画面の切り替えのない、シームレスで展開します。それと、乗馬に関しても、普通に乗るのはもちろん、上に立ったり、乗りながら弓を射ったりといった、さまざまなアクションがあります」とその魅力を語る。

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乗馬については上田氏も「開発を始める前に、スタッフ全員で乗馬の取材に行ったんです。その時の経験が生かされていると思います」とコメントするなど、相当こだわりがあるようなので、ぜひ注目してもらいたい

 約30分という短い時間ではあったが、十分に本作の魅力を感じることができたステージ。最後に上田氏は「今回も随分と長く制作をしてしまいましたので、本当にお待たせしましたという感じです。『ICO』と同じようにこの世界を気に入っていただければと思います」、海道氏は「上田さんと同じ気持ちですが、長くお待たせした分、良いものになっていますので、ぜひこの世界を楽しんでください」とコメントしてくれた。

岡田耕始氏の最新作は100種類以上のモンスターが登場するRPG

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[遠藤学,ITmedia]

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