32人同時対戦をいち早く体験――Xbox 360「パーフェクトダーク ゼロ」対戦イベント
2005年11月23日、東京・青山にあるXbox 360 LOUNGEにて、12月10日に発売を迎える次世代家庭用ゲーム機Xbox 360と同時発売されるFPS「パーフェクトダーク ゼロ」の32人同時対戦イベントが開催された。
2005年11月23日、東京・青山にあるXbox 360 LOUNGEにて、12月10日に発売を迎える次世代家庭用ゲーム機Xbox 360と同時発売されるFPS「パーフェクトダーク ゼロ」の32人同時対戦イベントが開催された。
本作は、2000年10月にニンテンドー64用ソフトとして発売された「パーフェクトダーク」の続編となるタイトル。開発を行っているのはレアで、FPSとしては「パーフェクトダーク」のほかに、1997年に発売した「007ゴールデンアイ」、2000年に発売した「007ゴールデンアイ」などの実績を持っている。
イベントに参加したのは、プレス関係者、「Halo2」などのゲーム大会で上位入賞をはたしているユーザー、そしてスペシャルゲストとして招かれた「キリングセンス」、「サードメン」、「5番6番」といったお笑いタレントで、最高32人で楽しめるオンライン対戦をいち早くプレイした。
とは言え、発売前のタイトルであることから、来場者の多くが本作には触れてはいない。そこでまずは本選の前に、チーム戦による練習が行なわれた。ルールはオフェンス16人、ディフェンス16人に分かれて戦う「ダークオプスモード」のオンスロート。オフェンス側は何度やられても復活するが、ディフェンス側は復活できないという厳しいものだ。操作に慣れていないこともあり、案の定、何度も復活が可能なオフェンス側が常に勝利していた。
その後、プレス関係者16人による対抗戦が行われ、いよいよ総勢64名による本選が開始される。本選のルールは、自分を除く31人がすべて敵となる「デスマッチモード」のキルカウント。その名の通り、制限時間10分以内に、どれだけ多くの敵を仕留めたかを競うモードだ。32名づつに分かれて2回行われた予選では、香港をモチーフにしたマップ「アーバン」が使用された。
ちなみに、アイティメディアからは、オランダで開催された「XO5」前日にレアのインタビューを行った記者Eが参戦。その際に本作に触れてはいたので、当初は余裕の表情だったのだが、やはりCPU戦と対人戦は違うもの。結局、メディア対抗戦では16人中16位という、われながら目をおおいたくなるような成績となった。
しかし! そこであることに気付いた記者Eは、次の予選にて奇跡を起こす。本作には、一撃必殺の「ヘッドショット」がある。その反面、体にいくら弾を撃ち込もうと、なかなか仕留められないようになっているのだ。だが、いくら原理を理解していようと「ヘッドショット」なんて簡単にできるはずはない。メディア対抗戦では、無駄撃ちしすぎて弾切れとなる場面も多かったのだが、本作では敵を殴ることもできるようになっている。
“銃器を持った敵に素手で”、何とも笑いたくなる構図だがバカにしてはいけない。ハンドガンでは10発近く撃ち込んでも倒れない敵が、殴れば3〜4発で仕留めることができるのである。先の戦いでこのことに気付いた記者Eは、予選でひたすら殴り続けた。その結果……21人を仕留め、見事に32人中3位の成績で予選を突破することに成功した。
その後、各予選上位16人(計32人)による決勝が行われる。決勝ではマップが「アーバン」から「デザート(砂漠)」へと変更。遮蔽物が少なくなったこともあり、まさに撃ち合い、激戦が予想されたのだが、ここでの主役は「ホバークラフト」などの乗り物だった。見たのも初めてという状況に、多くのプレーヤーが何もできないままその餌食となっていったのである。
ちなみに記者Eは、最初こそ自分のプレイスタイル(つまり殴り続ける)を貫いていたものの、偶然手に入れた乗り物に心奪われてしまう。ただ、敵をひき殺すことよりも、純粋に乗ることを楽しんでいたため、仕留めた数は2ケタにも届かず、32人中31位という成績で大会を終えた。
最後には「パーフェクトダーク ゼロ」日本語版を担当する、マイクロソフトの山内史大氏より「実はここにパッケージがすでにあります。12月10日には、Xbox 360と同時に無事発売することができますので、『パーフェクトダーク ゼロ』で新たな戦いに挑んでください」との言葉が来場者に贈られ、イベントは終了となった。
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