物語の神が紡ぎ出す自分だけのストーリーを体験せよ――「ガンパレード・オーケストラ 白の章 〜青森ペンギン伝説〜」(1/3 ページ)

ソニー・コンピュータエンタテインメントから1月12日に発売される予定の「ガンパレード・オーケストラ 白の章 〜青森ペンギン伝説〜」。ストーリーの概要とともに、明らかになった限定版の情報も公開する。

» 2005年11月25日 12時00分 公開
[ITmedia]

 ソニー・コンピュータエンタテインメントから1月12日に発売される予定のプレイステーション 2専用ソフト「ガンパレード・オーケストラ 白の章 〜青森ペンギン伝説〜」。すでに関連するTVアニメも放映されているなど、チェックしている人も多いことだろう。

  ガンパレード・オーケストラは、2000年9月に発売された「ガンパレード・マーチ」の続編とも言うべき作品だ。また、ガンパレード・オーケストラは、今回紹介する白の章のほか、全3部作での発売を予定している。その序章ともいうべき本作ではなにが語られていくのか、順に解説していきたい。

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ストーリー

 1998年9月。大陸を押え、上陸した幻獣軍は、大方の予想を越えて九州中部に上陸。日本自衛軍は持てる戦力をすべて動員し、限定的勝利を得るも、戦力の8割を喪失して無力化。九州中央部、熊本県以外の全県を放棄して民衆を逃がし、熊本を要塞化して本州と四国防衛の時間稼ぎとした。

 その一方で、日本政府は非常の決断をした。少年兵の強制招集である。14歳から17歳までの、徴兵規定年齢に達していない子供たちが、かき集められた……その数は十万人。本土防衛のための「大人の兵士」が練成されるまでの時間を稼ぐのである。

 青森を護る第108警護師団。ほとんど車両を持たない機動力に乏しい部隊である。警備が中心となっている二線級部隊であり、主として北海道との連絡線を防衛することを任務としていた。北海道には精鋭師団がそろっており、海には護衛艦隊が警備にあたっていた。第108警護師団は、文字どおり安全地帯での二線級部隊だったのである。しかし、そこを狙われた。幻獣は次なる目標を北海道と本州を繋ぐ青森に絞り、強襲をかけてきたのである。

 青森は各地で分断され、108警護師団は小部隊ごとに分散したまま混乱の中で各自防戦することになる。春になれば家に帰れるだろうと思っていた少年兵たちは、雪を敵とし、あるいは味方として幻獣達と戦いを開始した。

 ヒロイン天国小隊は、女性が強い歩兵部隊である。強い女、優しい女、可憐な女……さまざまな女と女でない者が織り成すストーリーが展開される。

 ガンパレード・オーケストラのジャンルは「ドラマ・ジェネレーター」。すべてのキャラクターはAIにより自らの意志で動くのが特徴だ。また、それぞれのストーリーは、人間関係や時間、場所、状況のほか、プレイヤーによって選択された「アーキテクト(ストーリーのひな形)」の方向性、またプレーヤーそれぞれによって選ぶ選択肢とも相まって、紡ぎ出される物語は無限のパターンを描き出すことになるわけだ。

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