レビュー
2005/11/25 14:23 更新

「ビートダウン」レビュー:
暴力と犯罪がはびこる暗黒街は変装パラダイス (1/5)

たとえ主人公の刺々しいルックスが相容れられなくとも大丈夫。服装から顔つきまで、容姿は何もかも思いのままに変えられる。バイオレンスとダーティーな世界観ばかりが取り沙汰される「ビートダウン」だが、実は変身願望をとことん満たすゲームだった?

裏社会で裏切られた者たちの復讐劇

 カプコンから11月2日に発売された「ビートダウン」が、堅調な売れ行きを見せている。都内の一部店舗では、初回入荷分が早々に売り切れてしまい、しばらく品切れ状態が続いたところも見られた。シリーズ続編でもキャラクターものでもない新規タイトルで確かな数字をあげているという点では、大健闘と言えそうだ。

 このゲームをジャンルで括るなら“格闘アクション”ということになるだろうが、シチュエーションが既存のそれとはずいぶん違う。そもそも、主人公が正義感の強いヒーローでもなければ、いわゆるクライムファイターという類でもない。主人公自身が暗黒街を牛耳るマフィアの一員であり、しかも自らが属する組織の計略にかかって、マフィアからも警察からも追われる身、という設定なのだ。

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裏社会に身を置く者たちが主人公という異色のバイオレンス格闘アクション「ビートダウン」。製作には、「ドラッグ・オン・ドラグーン」シリーズ(スクウェア・エニックス)などを手がけたキャビアも参加している

 ストーリーや世界観についてもう少し言及しておくと、まず舞台は架空の街「ラス・ソンブラス」。ここでは犯罪や暴力沙汰が日常茶飯事で、複数のマフィア組織が存在している。その中でも最大勢力を誇るのが「ザネッティファミリー」で、レイヴンを初めとする5人の主人公たちもこの組織の一員だ。ところが、ボスから「敵対組織のブツ取引を潰せ」との命を受け、現場に赴くも、そこには敵対組織の者たちがすでに殺された姿があるだけで、肝心の“ブツ”も見あたらないという有様。濡れ衣を着せられ、身内からも敵対組織からも追われる身となった5人は逃走を図り、裏切り者を捜し出して復讐することを心に誓う。

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プレーヤーキャラとして選択できるのは、レイヴン、ジェイソンG、アーロン、ジーナ、ローラの5人。この中の1人を選んで、事の真相に迫ってゆく

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[小泉公仁,ITmedia]

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