「バイトヘル2000」発売記念で等価交換を学ぶ――「ジゴク・サカバ」でバイトしました(1/2 ページ)

12月22日に発売されるPSP用ソフト「バイトヘル2000」を記念して、ソニー・コンピュータエンタテインメントはゲーム中にも登場する「ジゴク・サカバ」を、渋谷に本日限定オープンした。ここのルールはただひとつ。飲食代は自らバイトして稼ぐこと!

» 2005年12月13日 23時07分 公開
[加藤亘,ITmedia]

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは、PSP用ソフト「バイトヘル2000」が12月22日に発売されることを記念して、渋谷に本日限りのゲームラウンジ「ジゴク・サカバ」を開店した。

 「バイトヘル2000」は、あの「グルーブ地獄V」を世に送り出したピエール瀧氏がゲームディレクターを務める、思わず脱力してしまうミニゲームやツールが集約させたもの。「グルーブ地獄V」で収録されていた続編ゲームも多数存在。日々の生活に潤いを与え、スキマを埋めてくれるバイト(ミニゲーム)と「ドウグ」(ツール)が登場する。バイト代は「ガチャガチャ・センター」で新たなバイトやドウグをゲットすることができる。また、ワイヤレスLAN機能を活用すれば、ユーザー同士でアイテムの交換ができたり、2人〜8人までの対戦&協力バイトが可能だ。さらにバイトを下請けという形で他のユーザーへ与え、稼いだバイト代を徴収することもできる。

 「ジゴク・サカバ」はゲーム中に登場する怪しいバーをモチーフに、渋谷のDJ&VJ BAR ON@OFF(オノフ)を借り切ってセッティングされていた。ここ「ジゴク・サカバ」のルールはただひとつ。「バイトヘル2000」内のバイトをひたすらやりこみ稼がないと飲食できないというもの。

 「バイトアッセンジョ」で4つの中から選択したバイトを、なるべく選りすぐりせずにプレイ。稼いだ分だけチップがスタッフからもらえ、それぞれ「10円」「100円」「500円」と分けられている。さらに「1000円」というミニ紙幣まで用意されており、高額を狙う者だけが両替できるようになっていた。PSPは持参せずとも店内に備え付けが用意されており、筆者もさっそくバイトに勤しんでみる。このままでは、お茶ひとつ飲めない。

「バイトアッセンジョ」では、3種類の「オニ」がバイトを管理している。4種類のバイトがランダムに表示されるが、気に入らなければ一度画面を戻し、再び「バイトアッセンジョ」に入り直すとバイト内容が変化する。肝心のバイトは、中身もさることながら、見た目からして脱力系。しかしその実、病みつきになること請け合い。中央がバイト「受粉」。まるでどんなゲームかわからないと思うが、ただただ受粉させるために奔走するゲーム。右がドウグの「大臣」。王様ゲームの際に大活躍するお役立ちツールである

 バイトは全部で40種類の中から「バイトアッセンジョ」にて、ランダムに4種類提示される。まずは目に付いた「リフティング地獄」を選んでみたが……。うっかりたったの14円。不甲斐なさすぎると今度は「ひよこ鑑定」でリベンジ。470円を稼ぎ出し、さっきの14円(繰り上がりで20円)を足して490円をゲットした。

どう見ても“あの人”にしか見えないキャラを左右に動かし、ボールが落ちないようにリフティングし続けるゲームが「リフティング地獄」。球は3つあるのだが、タイミングを間違えると筆者のようにあっさり決算となってしまう……。また「ひよこ鑑定」はひたすらヒヨコをオスかメスか、はたまた死んでいるのかを選別し続けるだけの単純作業。しかし、単純作業ゆえ、いつしか意識は朦朧となってしまう。途中でこれは長期戦になるなとケリをつけ決算へ。このように長時間要するものは途中で切り上げることもできる
490円がこの食事に化けた……。なるほど世の中は等価交換というわけである。こちらはバイトする。稼いだらお金をくれる。そのお金でご飯が食べられる。それにしてもワリがよすぎる。お肉にイモ、サラダにコーラを飲んでもおつりが出た。こりゃ余裕かな? と思ったら……
店内は10円と交換できるもの、100円で交換できるもの、500円で交換できるものと分けられており、さらに高額を狙う参加者のために2万1000円で交換できる、松坂牛肉と松葉ガニが用意されている。先は長い……
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」