ディープインパクトの果たせなかった夢、アナタに託します「ギャロップレーサー8 ライヴホースレーシング」レビュー(3/4 ページ)

» 2005年12月27日 18時32分 公開
[立花裕壱,ITmedia]

テーマパークの5つのモード

●タイトルコレクション

 これは実在の名馬を1頭購入し、ローテーションを決めて、デビューから引退まで騎乗し、タイトルを集めていくモード。特定のレースを勝って条件を満たすことで、タイトルが与えられる(総数は120種類)。

 たとえば天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念を勝てば「古馬秋三冠」。古馬中・長距離GI完全制覇で「グランドスラム」といった具合。中には「アイアンホース」、「皇帝越え」、「キングオブヨーロッパ」なんてタイトルも!

 ダート馬なら、大井・川崎をはじめとする地方重賞を総なめするのも面白いし、日本の競馬に飽きたらドバイや香港、アメリカなど海外を転戦するのもアリだ。世界を股に掛けるこのモードはGR5に近い。

●ギャロップスタリオン

 種牡馬と繁殖牝馬、約500頭から配合を選び、マイホースを作るモード。生産したマイホースは、タイトルコレクションでお手馬にできる。配合はインブリード、ニックスなどの血統理論もある本格派。さらに馬の特殊能力・アビリティを受け継ぐ、GRならではの要素もあって、いろいろと試したくなる。

 筆者は一か八か、フジキセキとシャイニンルビー(祖母がフジキセキの母・ミルレーサー、つまりかなりの近親)の危険な組み合わせで、折り合い最悪だがスピード・スタミナ十分な牝馬の生産に成功した(あまりマネしないほうがいいかも……)。種牡馬リストには、サンデーサイレンスやナリタブライアンと、今は亡き名馬の名前も。彼らの遺志を継ぐ仔馬も作ってみたい。

photo 血統表も細かく表示。作ったマイホースはタイトルコレクションでお手馬にし、引退させることで、血を代々つなげられる

●メモリアルクエスト

 過去の名レースを再現するミッションクリア型のモード。「クエスト」と呼ばれるレースの数は計100個。1着になってクエストをクリアすると、次のクエストが開いていく。

 ダンスインザムードの桜花賞、メイショウドトウのテイエムオペラオー越え、3歳で挑戦したバブルガムフェローの天皇賞(秋)……。競馬界を震撼させた圧勝劇や、誰もが目を疑った大穴レース、果敢な世界への挑戦まで、数々のレースがクッキリと蘇る。

 事実をなぞるだけではなく、アクシデントによって断たれた夢をリベンジするクエストもある。次々と現れる名レースは、まるで大河ドラマだ。歴史の重みを感じずにはいられない。

photo クリア条件を満たせば、次のクエストが開く。強い勝ち方をすると、ボーナスアイテムがもらえることもある

●ホールオブフェイム

 10万Gを投資することで開くホールオブフェイム。メモリアルクエストの発展版で、名馬がたどった軌跡をなぞって再現する。ラインクラフトの牝馬変則三冠、ミホノブルボンのクラシックロード、今年の主役、ディープインパクトの三冠ももちろん収録。

 メモリアルクエストと同様、“もしあのレースに出ていたら……”といったIFのレースもミッションに登場するのが競馬ファンにはたまらない。このモードでは、途中で一回でも負けてしまったらミッション失敗で、最初からやり直しとなる。いずれも名馬とはいえ、連続しての勝利はなかなか厳しい。

 特に2歳牡馬三冠がかかった最後のレースの緊張感は、かなりのものだ。まったく次元が違うと怒られるかもしれないが、今年の菊花賞で武豊騎手が味わったであろうプレッシャーを少しは体感できた、気がする。負けられないというのは辛いことだ。

photo 牡馬三冠を達成したディープインパクトの偉業。プレーヤーにも成し遂げられるか? 最後は精神力勝負だ

●フィールドオブレジェンド

 20万Gを投資すると新たに開くフィールドオブレジェンド。最強馬たちが顔を揃える夢のレースに、ギャロップスタリオンで生産したマイホースで挑戦する究極のモードだ。レースは1000〜3200メートルまで、さまざまな距離の全7戦を戦う。レース条件に合った優秀な馬を生産し、最後の戦いに挑もう。海上に浮かぶ美しいコースは必見だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」