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2005/12/28 09:18 更新
「僕の私の塊魂」レビュー:
年末年始はごろごろコタツでごろごろ転がせ (1/3)
塊を転がし、周りにあるオブジェクトをくっつけていき、どんどん大きくしていくという“塊魂”シリーズ。その最新作がPSP版「僕の私の塊魂」として登場した。PS2版と違い、アナログスティックが1つしかないPSPでは、快適にプレイできるのだろうか。そして、中身はどのように変わったのだろうか。誰もが気になる部分を見てみた。
不思議な面白さを持つ“塊魂”シリーズとは
PS/PS2用コントローラ・デュアルショックに付いている2つのアナログスティックを上手に利用したゲームは数多く発売されているが、中でも奇抜な内容なのが、ナムコから発売されている「塊魂」(以下、塊1)」だろう。主人公の王子を操作して、塊を転がしながら周囲のモノを巻き込んで、どんどん大きくしていく。一言で言うならば、たったそれだけなのにも関わらず、プレイした人間を中毒にしてしまうゲーム性に、驚きと感嘆を覚えたものだ。雑誌で記事を見ても、DVDなどで動画を見てもあまり面白いと感じなかったのに、なぜか自分で遊ぶと虜になる……。この不思議さは、今もって謎だ。
塊魂の操作方法はいたって簡単で、左右のアナログスティックを用い、戦車を移動する感覚で動かすだけ。両方を前に倒すと前進だが、片方が前でもう片方が後ろの場合は、その場で右または左に回転する。左右両方共に右または左へ倒すと、その方向へ転がっていく。両方のアナログスティックを押し込むと、塊の反対側へ王子が移動する“王子ターン”ができ、前後にスティックをガチャガチャと入力すれば、一気にダッシュする“王子ダッシュ”などの行動がとれる。


このように、理にかなった操作方法と不思議な面白さで数多くのプレーヤを惹きつけた作品はその後、2005年に続編となる「みんな大好き塊魂」(以下塊2)を発売し、バリエーション豊かになったステージと大幅にアップしたボリュームで、またも大勢の人を魅了した。その第3弾となるのが、今回PSPで発売された「僕の私の塊魂」となる。
PSP初期ロットに悩まされるも、面白さは変わらず
これまでシリーズを通してプレイしてきた身としては、どのような操作形態を取るのかという点で、一抹の不安を抱えていた。アナログスティックが1つしかないPSPなので、操作方法がまったく思いつかなかったのだ。ところが実際にプレイしてみると、それは良くある方法で解決されていた。
左側の方向キーを左スティックに、右の○×△□が右スティックに見立てた操作方法という、ある意味それ以外はないという配置。前方へ進みたいときは、方向キーの上と△ボタン、その場で回転ならば、方向キーの下を押しながら△ボタンといった具合だ。とはいえ、前述した“王子ターン”などはアナログスティックを押し込むという動作のため、そのままでは再現できない。どのように解決されているのかと言えば、方向キーの左と○ボタンを2回、素早く押すことでターンが出来るようになっていたのだ。そのほかのコマンドも、方向キーとボタンの組み合わせで再構築されており、遊んでいくうちに自然と慣れていくため問題はなかった。

ただし、PSPで遊んでいると指が痛くなってしまい、長時間のプレイはキビシイ。せっかく時間があっても、指が先に音を上げてしまうのだから、これはもう致し方ない。このようなことがあるたびに思うのが、PSやPS2用のコントローラを外付けできるコネクタを、どこでもいいから出してほしいということ。そうすれば、本作も普通にアナログスティックでプレイできるのだから、一気にプレイ環境が快適になるのだが……。
簡単ルールで、誰もがすぐにプレイ可能
それでは早速ゲームの中身を見ていこう。今回、またも王子が塊を転がすことになってしまったわけはこうだ。バカンスで南の島に来ていた王様一家。ダイナミックでステキな泳ぎを披露します。思いっきり遊ぶ日々を過ごし、みんな大満足。しかし一方「楽園諸島」と呼ばれる島々では、とてつもない大波が押し寄せそこに住んでいた動物たちは漂流生活を始めることに……。やがて出会った王子と王様に不幸を打ち明け、王様がいつものように、王子に島作りを任せる……となっている。

ゲームを始めると、シリーズお馴染みのチュートリアルからスタートする。ステージ構成は塊2に近く、ここで画面左右に表示されている指示通りに塊を動かしていくと、最後はイトコ達を巻き込んでクリアとなる。単純ながらも一通りの操作方法を覚えられるので、慣れないうちはここで練習するのがいいかもしれない。

それが終わると、王子のために王様が島を1つ用意してくれる。そこが今回のスタート地点であり、王子の今後の拠点となる「オウジ島(名前は任意に変更可)」。島が流されてしまった動物たちが陳情に来たり、各種スコアのチェックやデータの保存などができる。ほかにも、いとこたちが住む「豆ノ木島」や、一風変わった依頼をしてくる動物が集まる「ミニ火山島」などもあり、なかなかにぎやかな感じだ。オウジ島にやってきた又はミニ火山島を訪れた動物たちの話を聞くと、いよいよゲームスタートだ。



[篠崎薫,ITmedia]
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