レビュー
2005/12/28 17:41 更新

「モンスターハンター ポータブル」レビュー:
2周目感覚でどうぞ――「オフライン専門」にやさしくなった完全版 (1/3)

かれこれ1000時間以上どっぷりとハマった「モンスターハンター」シリーズが、今度はPSPに登場した。PS2からプラットホームを移したことで、何が新しくなり、何が変わったのか。手のひらサイズに生まれ変わったモンスターハンターの世界を、順を追ってレポートしていこう。

小さくなっても、中身はしっかり「モンハン」最新作

 「モンスターハンターポータブル」(以下、モンハン ポータブル)の位置づけは、“携帯機向け、シングルプレイ向けにリファインされた、バージョンアップ版”といったところ。単なる移植に留まることなく、前作「モンハンG」をベースに、さらに遊びやすく改良されているのが特徴だ。

 小さくなったとは言え、システム面においては現時点でもっとも完成された「モンハン」であることは間違いない。来春発売予定の「モンハン2(ドス)」との連係も予告されているので、プレイする予定があるなら、いまのうちから遊んでおいても損はないだろう。

 PSPへの移行にあたり、まず懸念された「グラフィック」と「操作性」については、どちらもほぼそん色なく再現されている。特にグラフィックは、実際に見ればPS2版と見分けがつかないほどだ。大自然に囲まれた美しいフィールド、いきいきと暴れまわる巨大な飛竜……いずれもまったく損なわれることなく、PSPのワイド画面に落とし込まれている。むしろPSP版のほうが横方向に視界が広がっているぶん(かわりに、上下はPS2版よりも狭くなっているが……)、PS2版よりもひろびろと感じられた。

 また、従来はPS2のスティック、ボタンをすべて使い切っていた操作系も、PSPのボタン数に合わせてアレンジされている。これまで右スティックを倒して行っていた攻撃は、基本的に○ボタン、△ボタンのふたつに割り振られた。

 例えば大剣なら、○が「なぎ払い」、△が「縦斬り」、○+△同時押しで「斬り上げ」といった具合。“まるで自分自身が武器を振り回しているような操作方法”が特徴だった「モンハン」だが、いざ遊んでみるとボタンで攻撃も意外にしっくりくる。考えてみれば、ゲームでは古来よりボタンで攻撃のほうが主流なのだから、当然といえば当然なのだろう。

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武器を振り回している感覚はもちろん、画面を覆い尽くさんばかりの敵の迫力も相当なものだ

 そのほか、L2、R2など減ってしまったボタンの分も、他のボタンに複数の機能を割り当てるなどしてうまく解決している。先と同じく大剣使用時で言えば、Rボタンなら、納刀時はダッシュ、抜刀時ならガードとなる。

 こんな具合で、キー配置にはかなり苦心のあとがうかがえるものの、おかげで前作までと比べて“できなくなった動作”はひとつもなし! 熟練のハンターならば、すぐにPS2版と同じように動かせるようになるはずだ。

 ただし、ボウガン使いの人は注意したい点がひとつある。Lボタンがカメラ修正とアイテム選択を兼ねているため、L+十字ボタンの「簡易照準移動」がちょっと行いにくくなっているのだ。いずれは慣れることと思うが、最初のうちは思ったときにパッと照準が出てくれず、苦労させられるかもしれない。

 個人的に困った点としては、PSPのアナログパッドの使いにくさも挙がる。PS2の左スティックに比べると微妙な方向調整が行いにくく、いまだにあらぬ方向へ攻撃してしまうことがしばしばある。まずはこのアナログパッドに慣れることが、当面の課題となるだろう。

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操作に慣れない序盤は、スコープをのぞいてからアナログパットで照準を合わすよりも、しっかりと敵のほうを向いてからスコープをのぞくようにしたい

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[池谷勇人,ITmedia]

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