レビュー![]()
2006/01/27 09:00 更新
「プロジェクト ゴッサム レーシング3」レビュー:
流れる景色の美しさに目を奪われて……激突してばかり (4/5)
クラシックのBGMが心地よい
サウンド面にもいくつかの工夫が見られる。まず、5.1chサラウンドによる音響効果では、車のエンジン音やタイヤのきしむ音など、音の移動感と包囲感に優れ、レース中は部屋の中を車が駆け抜けているかのよう。欲を言えば、サブウーファーへの音の割り振りをもう少し工夫して、エンジン音に重みを持たせたいところではある。

音に関してもう1つ特徴的だったのは、今回初めてBGMにクラシックの楽曲も加わったこと。ロックやテクノも高揚感が刺激されていいが、クラシックを聴きながら走るというのも、また違ったムードでおもしろい趣だと思う。収録されている楽曲は、バッハの「ブランデンブルグ協奏曲」をはじめ、リストの「ハンガリー狂想曲」、ムソルグスキーの「はげ山の一夜」など。“誰もが知る”とまでは言い切れないが、クラシック曲としては比較的有名なものが多い。

本編よりもハマりそうなミニゲームなど、長く遊べる作り
そのほかでは、オリジナルコースをカスタマイズできる「ルートクリエイター」がなかなか個性的だ。コースを造るといっても難しいことはなく、都市を選び、そのマップ上でスタート地点や途中通過する地点を選択していくだけ。また、どんなコースになるか走ってみるまでわからない「ランダムルート」という作成機能もある。

また、購入した車を置いておく「ガレージ」では、「GEOMETRY WARS」というレトロ感覚のミニゲームが楽しめる。これは前作の「2」にも収録されていたが、PGR 3にはグラフィックを一新した「GEOMETRY WARS RETRO EVOLVED」も追加されている。左スティックで自機を操作し、右スティックを傾けた方向に弾を撃つという単純なゲームながら、プレイしてみるとこれがなかなかおもしろくて、PGR 3本編を忘れて没頭してしまう。



ハードがXbox 360になったことによるグラフィックやサウンドの向上もさることながら、今回は長く楽しめるようサービス精神にもあふれた作りと感じる。特に、オンライン機能を通信対戦だけではなく、レースの生中継という形で活用した「GOTHAM TV」のアイデアは心憎い。次回作では、これに実況音声も付いたらおもしろそうだ。
[小泉公仁,ITmedia]
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