しょせん賭事だろう――競馬の本当の楽しさを知らない、こんな方にお勧めします「ダービー馬をつくろう!5」レビュー(3/3 ページ)

» 2006年01月27日 17時12分 公開
[立花裕壱,ITmedia]
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新人ジョッキーを育てよう

 このほか、本作には新人ジョッキーの育成という要素もある。ゲームを進めるとまずはシリーズおなじみの双子ジョッキー、星岡勇気と星岡愛の2人が登場し、育成できるようになる。新人なので初期の腕前は今ひとつだが、我慢して使っていれば、やがてパラメータが伸びて、一流ジョッキーにもひけを取らなくなる。

 2人には特徴があり、星岡勇気は「重馬場」、「追い込み」、「夏」、星岡愛は「逃げ」、「左回り」、「2歳戦」といったアビリティを持つ。これらは経験値によってレベルアップしていく。“大事なGIは慎重に武豊で……”と思う気持ちをグッと抑えて、若いジョッキーにチャンスを上げてほしい(これは現実の競馬にもいえること。最近話題になるような新人ジョッキーが少ないように思う。女性騎手も頑張ってほしい)。なお、ダビつく5では星岡兄妹のほか、2人の新人ジョッキーが追加されている。騎手育成はRPGのようで今後のシリーズの核にもなりそうな、魅力的な素材となりそうだ。

photo シリーズ常連、双子の星岡ジョッキー。あまり勝てないとスランプに陥ってしまうこともある

 ディープインパクト効果からか、競馬場にはまた若いファンが増えているという。長引く不況もあって現実の競馬とともに停滞気味だった競馬ゲームも、再び勢いづくチャンスを迎えているのかもしれない。

 ダビつくは、その中心的存在として大きな役割が期待される。メインの育成シミュレーションと、イベントなどのゲーム的なアレンジのふたつが相まって、競馬初心者から上級者まで、幅広く遊べるのがダビつくの魅力だ。システムはほぼ完成の域にあるが、今後も進化を続けて、多くの競馬ファンの夢をかなえていってほしい。

photo スタジオを建設すると、各競馬場のファンファーレを作曲できる。これで実際のファンファーレを再現してもいい
ダービー馬をつくろう!5
対応機種プレイステーション 2
メーカーセガ
ジャンル競走馬育成シミュレーション
発売日発売中
価格7140円(税込)
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