レビュー
2006/02/01 14:10 更新

「スーパーマリオストライカーズ」レビュー:
サッカーの面白さそのままに、しっかりとゲームに変化させる――これぞ“任天堂マジック” (1/4)

これまでゴルフやテニス、野球など、さまざまなスポーツで勝負を繰り広げてきたマリオたち。そのマリオが今度はサッカーに初挑戦!! テーマはなんでもありの「ファイティングサッカー」というだけあって、普通のサッカーゲームとは一線を画している。ひと味もふた味も違う「スーパーマリオストライカーズ」の面白さを探っていこうと思う。

サッカーを知らなくても楽しめるシンプルなシステム

 2006年6月にドイツで開催されるサッカー最大の祭典、FIFAワールドカップを数カ月後に控えた本年は、まさにサッカーイヤーといってもいいだろう。筆者の周囲でも、サッカー好きが、小うるさいハエのようにワンワン騒いでいる。

 世の中のサッカー熱が高まりつつあるなか、「スーパーマリオストライカーズ」が発売された。マリオたちがさまざまなスポーツに挑戦する、おなじみのマリオスポーツシリーズの最新作だ。とはいっても本作は、通常のサッカーゲームとはひと味違う。

 まずチーム構成は通常11人なのに対し、本作はキャプテン1人、サイドキッカー3人、ゴールキーパー1人の計5人で戦う。エンドラインもなく、フリーキックもないので、フットサルとアイスホッケーの中間といったイメージだ。

 ゴールキーパーはボールを持っているとき以外はオート操作なので、操作する必要があるのは実質4人となる。人数が多すぎて頭がパニックになる、という人には優しい設計だ。これならチーム全員の場所を把握するのも簡単なので、初心者にもプレイしやすい。サッカー入門者にはウレシイ配慮と言える。

 ルールもいたってシンプルで、通常のサッカーとの共通部分は、“ゴールにボールを入れると得点”、“点が多いチームの勝ち”の2つのみだ。そして、本作のもっとも大きな特徴と言えるのは“反則がない”ということ。タックルやスライディングのようなラフプレイもなんのその、アイテムを使って相手を吹っ飛ばす、なんて普通では考えられないような行為も、平然と行うことができる。

 もちろん、サッカー初心者の鬼門ともいえるルール「オフサイド」も存在しない。相手をどんな手段でも構わないので吹き飛ばし、力ずくでボールを奪う。実に単純明快なシステムなので“普通のサッカーゲームはルールが難しくて、ちょっと……”という人や、“リアル志向のサッカーゲームは操作が難しくて、ちょっと……”なんていう、筆者のような人間も楽しめるありがた〜い作品なのである。

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フィールドは完全に囲まれていて、ボールが場外に出ることはない

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相手を吹き飛ばすのは基本プレイ。たとえピーチ姫であっても容赦なく吹き飛ばす!

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ゴールキーパーも吹き飛ばせるのか挑戦してみたが、あえなく返り討ちに

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おなじみのクッパも登場する。敵味方関係なく、攻撃を仕掛けてくる邪魔なやつだ

カップバトルを制してスーパカップバトルを目指せ

 本作の主なモードには、自由に試合を組める「フリーバトル」、総当りのリーグ戦を行う「カップバトル」、「カップバトル」のクッパカップで優勝すると選べるようになる「スーパーカップバトル」、リーグ戦やトーナメントなど大会の形式も選べて複数のプレーヤーで対戦も可能な「カスタムバトル」、操作の練習ができる「トレーニングルーム」、「カップバトル」で獲得したトロフィーを確認できる「トロフィールーム」の6つがある。

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「スーパーカップバトル」など、条件を満たさないと選べないものにはカギマークが付いている

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トレーニングルームでは、基本操作の練習ができる。まずはここで遊んでおこう

 その中でもメインとなるのが「カップバトル」だ。カップ戦で優勝すると新たなカップ戦に挑戦できるようになり、クッパカップで優勝すれば「スーパーカップバトル」で遊べるようになる。また、「カップバトル」で数多く試合をこなしたり、得点をあげたりするとトロフィーがもらえ、新アイテムなどの隠し要素がオープンになる。

 相手は徐々に強くなっていくため、プレーヤーであるこちら側も少しずつスキルアップが可能だ。このあたり、遊びやすさに徹底的にこだわる任天堂ならではの気配りだといえるだろう。腕ならしを兼ねて「カップバトル」で経験を積み、ぜひ全部の隠し要素を見つけ出してほしい。

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[磯野正学,ITmedia]

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