5人が集えば演奏曲は無限になる――金管五重奏によるドラクエコンサート(2/2 ページ)

» 2006年02月23日 10時57分 公開
[塙恵子,ITmedia]
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 会場は天井が高く、木で統一された教会を思わせる造りが特徴的だった。「音がきれいに抜けてほれぼれする」とすぎやま氏も納得の様子。

MCではメンバーがCDレコーディングの時の思い出を語る。「2日間という短いスケジュールだったが、みんな仲がいいので楽しく収録ができた」(高橋氏)

 金管楽器のハーモニーだけで、オーケストラを再現できる技術には改めて驚かされる。行進曲では明るさを、レクイエムなどでは荘厳さを感じさせるメリハリの効いた演奏だった。第1部最後の曲「街でのひととき(IV)街〜楽しいカジノ」では、すぎやま氏もウッドブロックで演奏に参加し、楽しい雰囲気を効果的に作り出す。第2部とアンコール曲が始まる前には、ファンファーレが飛び出すなど、意表をつく演出も目立った。

メンバー全員でCDにサインをする

 アンコールには、ブラス・クインテットとしては初披露の曲「こぞうの行進」が選ばれた。特に“ぞうの鳴き声”がホルンによって巧く表現され、印象深い1曲だった。会見中、佐藤氏は冗談で「エンディングに近づくにつれ、疲れてボロボロになっていく姿も見所」と発言していたが、5人が最後まで力の入った演奏を見せてくれたのは言うまでもない。公演終了後には、CD購入者対象にサイン会が行なわれ、たくさんの人が列を作った。第2弾CDの発売にも期待したい。

●第1部
序曲のマーチ(V) arr.高橋 敦
広野を行く(I) arr.小田桐寛之
王城(II) arr.高橋 敦
王宮ダイジェスト王宮のロンド(III) arr.小田桐寛之
〜王宮のトランペット(V) arr.高橋 敦
〜王宮のホルン(VII) arr. 小田桐寛之
〜王宮のガヴォット(VIII) arr.高橋 敦
〜城の威容(VIII) arr.高橋 敦
レクイエム(II) arr.高橋 敦
街でのひととき(IV)街〜楽しいカジノ arr.高橋 敦
●第2部
おおぞらをとぶ(III) arr.小田桐寛之
空と海と大地(VIII) arr.高橋 敦
結婚ワルツ(V) arr.高橋 敦
そして伝説へ(III) arr.小田桐寛之
この道わが旅(II) arr.高橋 敦
●アンコール
こぞうの行進
序曲のマーチ
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