みんな! オラにクリスタルをわけてくれ! 〜戦地で暴れる召喚モンスター体験ファンタジーアース体験入国奮闘記:渡る世界は敵や味方やモンスターばかり(その5)(1/3 ページ)

今日も今日とて矢を放ち短剣を振り回す、青年kirianの記録をお伝えしよう。レベル20になり敵プレーヤーを倒すこともできたkirianは、モンスターになったり他国の傭兵になったりと、いろんなことにチャレンジしてファンタジーアースライフを楽しんでいるようだ。

» 2006年04月19日 00時15分 公開
[ITmedia]
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戦争三昧な日々は続く……

レベル20のkirian近影。心なしか大人になったような……。いや気のせいか

 「レベル20だぜ、やっほい! 敵を倒したぜ、やっほい!」と浮かれてビールで祝杯をあげた前回から、もちろん話は続く。周りを見渡せばレベル30や40の猛者たちがゴロゴロいらっしゃる世界だ。レベル20などまだまだ若輩者。未だぺーぺー感はぬぐえないが、それでも戦地での活躍が増えてきた。

 まず、戦争4、5回に1回くらいは敵をキルすることができるようになった。これはとてもうれしいことだ。単純に一度の攻撃で与えるダメージが増えてきた、というのもあるし、スキルの扱いに慣れてきたというのもあるだろう。敵がまとまっていればトゥルーショット、遠くにいればイーグルショット、隙をみてはポイズンショットやスパイダーウェブを繰り出す。そんなアーチャーとしてのプレイはなかなか堂に入ってきたように思う。

 ただ我ながら残念なのは、短剣を使った攻撃をあまり使っていないということ。kirianが弓から短剣に持ち変えるのは、オベリスクなどの建築物を破壊する時くらいだ。短剣関連のスキルもほぼ未修得。うーむ。これはこれで弓のスペシャリストに自ら志願してなったのだ、ということでありだとは思う。しかし短剣関連のスキルも試してみたい欲望に駆られたりする。悩ましいところだ。

 また、オベリスク建設やアロータワー建設などの要領もだんだん分かってきた。フィールドによってマップが違うわけだが「ここにキープがあるなら、このへんにアロータワーがあるといいかな」とか「このマップだと序盤で南に抜けてオベリスクを建てられるかどうかで勝敗が決まるな」とか、そういう思考がまた楽しかったりするのである。自分が建てたアロータワーが効果的に敵の進路をはばんでいるのを見ると「してやったり」と思わずにんまりしてしまう。敵陣のオベリスク破壊なども狙えるときは効率的に狙えるようになった。

 こうなってくると俄然戦争が楽しくなってくるわけだが、そういえば何か、何か重要な課題を忘れてはいないだろうか。

最初は右も左もわからなかった戦争。今は右と左と前と後ろくらいはわかります

華麗なる変身、華麗ならざる憤死

4月某日

 そう。前回の最後で自らに課した課題は「召喚モンスターになってみよう」というものだった。思えば今までどうしてならなかったのか。何となくなりかたが分からなかったというのはある。ちゃんとマニュアル読めよ、という話だ。しかも召喚モンスターになることのメリットには「レベルの低いプレーヤーでも召喚モンスターになることで戦地での活躍が増える」という点がある。これを筆者は頭で知っていたのだが、何となく召喚モンスターバージンを守りながらレベル20を迎えてしまったのだ。

 これではいかん。本作のプレイをめいっぱい楽しみたいなら、体験入国で真に奮闘したいなら、召喚モンスターとなって自国に貢献することは避けては通れないはずだ。

「がおー! kirian行きます!」

 と戦地へ赴き、まずはジャイアントになるべくクリスタルを取得するのだった。

クリスタルを取得しまくる味方のキャラたち。この地味なしゃがみ作業が重要だったりする

 ジャイアントになるためにはクリスタルが30個必要だ。巨大クリスタルから取得できるクリスタルの上限は20個。あと10個足りない。ここで活躍するのが前回でも触れたクリスタル銀行(通称・クリ銀)と呼ばれるプレーヤーだ。他のプレーヤーから余っているクリスタルを受け取り、また別のプレーヤーに受け渡す。このクリ銀さんがあればこそ、円滑にかつ無駄なくクリスタルを活用できるというもの。ジャイアントになりたいkirianは「今日は絶対にジャイアントになるんだ。ジャイアントになるんだ」と自分に言い聞かせている。巨大クリスタルの側でしゃがむ姿勢も気持ち前のめりなほどだ。20個のクリスタルを入手した段階でkirianは軍団チャットで高らかに宣言する。

「クリ10ください」

 するとクリ銀さんの手際よし、すかさずトレード画面だ。問題なくクリスタルをいただいたkirian。脳内シミュレーションはできている。

「ウォークラフト。ウォークラフトはどこだー」

ついに来た! ジャイアントkirian出動!

 ウォークラフトを探し求めるkirian。ジャイアントになるためにはウォークラフトという建築物が必要なのだ。ウォークラフトを対象にして「z」キーを押すと「召喚」という項目が目に入る。「きた!」と心のなかで叫び、迷わず「召喚」を選択。ついにkirianは異形の巨大モンスター・ジャイアントに変身したのだった。

 その動きの緩慢さは他のプレーヤーが変身した姿を見て知ってはいたが、実際になってみると本当に動きが遅い。敵陣にいつ辿り着くのかという勢いでノシノシ歩くのは、しかしなかなか面白く、スペースキーでジャンプしながらひたすら敵国支配エリアを目指す。ジャイアントは建築物の破壊に特化したモンスターで、その攻撃はかなり効果的に建築物にダメージを与える。しかし動きが遅く体が大きいので、通常のキャラからすれば格好の的だ。というわけで護衛のキャラを何人かつけるのが定石なようだ。

 kirianが扮したジャイアントも例外ではなく、とにかく敵国兵士に狙われる。守ってくれる味方キャラが何人かいる。「ありがたいこってす」と感謝の気持ちを噛み締めつつ、こちらはこちらで敵国のオベリスクに狙いをつけてズカズカ攻撃してみたのだが、相当多いジャイアントのHPがみるみるうちに削られて、あわや憤死とあいなった。

「すんません。ジャイアント死にましたー;;」

ジャイアントはチャットなどでは「ジャイ」と省略されている

 と切ない報告とともに自軍キープに強制送還されてしまったkirian。一応オベリスクへのダメージは与えたので自分としては納得しているが、もっとうまく立ち回れただろうに、という反省は大いに残るプレイだった。本当は死にそうになったときに「召喚解除」を選択すべきだったのだろう。それは知っていたのだが、ジャイアントでのプレイに夢中になりすぎて、気がつけば抜き差しならぬ状況だったのだと、一応言い訳しておきたい。いつものプレイとは違った目線で戦える召喚モンスターは、レベル20のkirianにとっても新鮮なものだった。

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提供:スクウェア・エニックス
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年4月30日