「マビノギ」サービス開始1周年――4月27日からのチャプター2導入目前で記者発表会(1/2 ページ)
ネクソンジャパンは日本での「マビノギ」サービス開始1周年と、チャプター2への導入を4月27日に目前に、韓国から本作の開発陣を招き、チャプター2の最新情報などを発表した。
ネクソンジャパンは「マビノギ」のサービス開始1周年を迎え、大規模アップデートとなる「チャプター2」への導入を4月27日に控えている。本日は韓国から本作のディレクターおよび担当者を招き、チャプター2の最新情報などが発表された。
「マビノギ」は、カートゥーンレンダリングと呼ばれるアニメのような表現手法と、ケルト神話をモチーフにした世界観が描かれたMMORPGで、韓国では2004年6月の正式サービス開始以来、現在210万人を越える会員数を誇る人気タイトルである。日本でも昨年4月のサービス開始から、12月のプレイ料金無料化を経て現在、ID登録者数が75万人に達している。
本作は「ファンタジーライフ」、「カートゥーンレンダリングによるグラフィックス」、「創造性と協力性の重視」を特徴としており、特に根本思想になっているファンタジーライフでは、生活感にあふれた日常世界と争いや戦いだけではないMMORPG、バイトや服作りなどの多様な生活システムが体現されている。
今回、1周年を迎えチャプター2が導入されることを報告するために、ネクソン devCATスタジオからマビノギディレクターのイ・ヒヨン氏らが登壇。ネクソンジャパンからは運用部 運用1チーム チーム長の神田淳氏らが登壇、記者説明会を行った。
マビノギディレクターのイ・ヒヨン氏は、現在サービスされているチャプター1が「メインストリームシナリオ」、「ペースの早いアップデート」、「無限ダンジョンシステム」という点で評価されているが、「限られたワールド」、「単一種族」という不足点があったとチャプター2を導入するキッカケについて話し始める。その改善のために評価されたところは引き継ぎ、さらなる挑戦を挑まなくてはならなかったと言う。それが「広いワールド」、「新しい種族」、「探検中心のゲームプレイ」であると、チャプター2についての説明をはじめた。
「冒険と開拓」をコンセプトにしたチャプター2では、広大な大陸「イリア」が導入される。ウルラより5倍以上の広さで、ウルラからは船を使用して移動することになる。またイリアではその風光明媚な自然環境を楽しめるよう格段に視野が広くなっている。7メートルの視界距離だったウルラと異なり、広大なイリアでは遠くまで見渡すことができる。また人間のみだった種族に「エルフ」と「ジャイアント」が追加。条件によって新種族でのプレイも可能になるという。さらに、本作が探検を中心としたゲーム設計になっている点にも注目してもらいたい。イリアでは遺跡の発掘、探検キャンプの建設、古代建造物や不思議な動植物の発見、そして探検年表の製作など、現存のエリンがストーリーを重視としていたものとはまったく異なったゲーム性を有しているのだ。
ただし、4月27日のアップデートではイリア大陸の約5分の1の地域のみの公開となる。とはいえ、それでも従来のウルラ大陸がすっぽり収まるだけの広さがあるのだとか。ウルラからイリアに行くには船を使わなくてはならない。船に乗るためには多少待たなくてはないとのことだが、うまく乗船できれば約3分ほどの航海で新大陸に上陸できる。
イリアの港周辺には、ウルラの住民が移住して作ったベースキャンプがあり、ここで探検に必要な情報や物資を調達することができる。ここを基点に広大なフィールドに乗り出すのだ。とはいえ、あまりにも広いフィールドなので、今回のチャプター2では移動手段の充実が図らされている。
「ワープポイント」や移動経路を設定できる「ウェイポイント」、移動が楽な「マナトンネル」のほかに、イリアに生息する野生の馬やダチョウに乗って移動することもできるようになっている。
本作のテーマは探検とある。イリア大陸には多くの遺跡や隠された古代の建造物が存在する。プレーヤーはLロッドと呼ばれる器具で、怪しい場所をダウジングすると、まれに遺跡を発見したり、独特な建造物、または新しい宝を発見することがある。Lロッドを持って移動すると発見音が響く周辺をくまなく探索すると出現する。実際、その様子が実演されたが、残念ながらアイテムが出現するだめだったが、万が一、魔法で隠された遺跡を発見した場合は、その遺跡に自分の名前が刻まれることになる。この遺跡は1週間で再び姿を消し、ランダムで別の場所に移動する。プレーヤーは数少ない遺跡を求めて、大陸中を探索し続けることになるのだ。この入口がランダムで移動する遺跡には、新しいモンスター、新しいトラップ、新しいボス、そして新しい宝が眠っているという。
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