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2006年05月17日 00時00分 更新

E3 2006「マイクロソフトブース」:

「ライオットアクト」はさらにダークに進化する

E3 2006でプレイアブル出展された「ライオットアクト」は、実に独特のスピードで街を飛び交う。開発者のデモンストレーションを受け、その出来のよさを目の当たりにした。
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 「ライオットアクト」(英題:「CROCKDOWN」)の開発を担うREALTIME WORLDSへ赴いたのは昨年の夏のことだった。あれから約9カ月。Xbox 360向けに製作された本作がついにプレイアブルで登場した。スコットランドのダンディという港町から世界へ、レミングスとグランド・セフト・オートの生みの親であるデビット・ジョーンズ氏よってゲームの新たな可能性が提案された。


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 プレーヤーは正義の力を得たエージェントとなり、街に巣食う3つの犯罪シンジケートを撲滅するために立ち上がる。プレーヤーの操作するエージェントにはさまざまなタイプがあり、姿形も変化する。ドライビングテクニックであったり、銃器の扱いであったりと、プレーヤーの行動によって5つの能力値(機敏さ、ドライビング、爆発物の扱い、体力、射撃力)が上昇し、その分敵シンジケートへの殲滅が近づくことになる。プレーヤーの能力値を上昇させる5つのスキルは、敵のスキルでもある。シンジケートに所属する犯罪者はこのいずれかのスキルが発達しており、彼らを倒すことでプレーヤーは能力を得、シンジケートは弱体化していくわけだ。エージェントは特別な力を得ているため、ジャンプ力が尋常でなく、また自分よりも重い車でも持ち上げ投げ飛ばすこともできるようになる。内容については昨年の記事を参照してほしい。

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 実際、デモンストレーションを受けたが、画面上でのエージェントは街を縦横無尽に走り抜ける。グランド・セフト・オートとは異なり、立体での移動が本作のキモとなっており、エージェントは実に楽々と街の高みへと登っていく。シームレスで描かれるこのライオットアクトの舞台となる街は、どこまでも広く続いている。昼夜の時間的観念も導入され、夜には人通りが減ることもある。街は犯罪が横行しており治安が悪い。だが、プレーヤーによるシンジケートの殲滅が進むと、街に秩序が生まれ、犯罪人が減り、景観が変化していくという。

 倒し方にもひと工夫こらしている。敵や車には部位で分かれており、足を撃つと地面に倒れ、手を撃つと武器を落とすなど、状況によって選択できる。もちろん頭を撃つと即死だが、難易度は高い。人間が足、身体、手、頭とパーツわけされているように、車もタイヤやガスタンク、搭乗者など攻撃選択できる。

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 また、エージェントには、能力値によって形状が変化する異なるタイプの3種類のエージェントカーが存在する。エージェントカーでなくてもプレーヤーは乗りこなすことができるが、手荒に扱うと大破することもある。車は派手なスタントをするとポイントが上がり、ドライビングテクニックさえあればさまざまなトリックを決めることができるようになるという。デモでは桟橋を乗り越え一回転なんてこともできた。

 街の中心にあり、ゲームのスタート地点でもあるエージェントビルの存在も明かされた。ここは機敏ささえあれば建物を登り詰める練習の場ともなるという。最上階からは街を一望でき、そこからのダイブは思わず縮み上がるほど。うまく着水できればポイントが高いが、失敗すれば……考えたくもなくなる状況だったが、デモでは成功していた。

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 今回のデモ版では、まだ作業途中でグラフィックは一部不完全なままだったが、ゲームの概要はほぼ完成していた。気になった色彩の変化について聞くと、ノーブルスタイルへの変更が行われたことを担当者は明かしてくれた。昨年見させていただいたものから、ダークアニメのような色彩となり、改善向上している。また、協力プレイ(友人1人を招待し遊ぶことができる)については決定しているが、マルチプレイへの展開もほのめかす。ただし、それはまだ確実なことではないと明言は避けた。

 日本での発売については決定しているものの、まだ詳細はアナウンスされていない。昨今の暴力ゲームについての規制について聞いてみたが、やはりそのへんは考慮し、一般人に無体を働くと、スキルポイントが下がったりと、それ相応のリスクを背負うことを考慮しているとのこと。ただし、それでゲーム性が失われてはならないと、バランスを取っていくという。そのバランスこそがこれからの課題だ。


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※画像は開発中のものです。


[加藤亘,ITmedia]

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