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よく見ると町には多くの昆虫が――「虫っ 町の昆虫ものがたり」
タイトーは2006年8月にニンテンドーDSにて昆虫の世界を描く、ファンタジーいっぱいのアドベンチャーRPGを発売する。主人公はナナホシテントウ。争いを止められるか?

「町の昆虫ものがたり」という本を読み進める形で進行する、名も無き1匹の昆虫となる、小さくも、大きな冒険物語がこの夏登場する。これは、昆虫の物語を進めることで広がるファンタジー作品として、主人公をナナホシテントウとし、ミツバチとスズメバチの争いに巻き込まれる内容。仲間を集め、敵と戦いテリトリー確保を目指す。
物語の絵本

本作のメインは物語の絵本となる。昆虫世界の視点で描かれたその物語は、アドベンチャー形式で読み進めていく。時には選択肢を選ぶことで、物語は分岐していく。画面は机の上に本を開いた形。優しい雰囲気の絵とともに、可愛らしくも儚い昆虫世界の闘いと冒険が描かれる。物語の進行具合によっては、特定の場所へ出かけて行って敵を探して戦う事になるという。
昆虫の地図と戦い

物語の舞台は1つの大きな町となる。その町のさまざまな場所が描かれた地図があり、プレーヤーはそこに訪れることで移動する。
目次で特定のページを選んで開くと、そこには「白地図」がある。その地図をつぶさに「調べていく」(タッチペンでこする)ことで、地図は次第に色をつけていくことになる。調べていくうちに、地図上の重要な場所を見つけたり、敵の昆虫を発見したりする。敵の昆虫を見つけてしまうと戦闘が始まる。どこにどんな昆虫が潜んでいるのかは調べてみてのお楽しみだ。
敵の昆虫と出会うとバトルが発生。バトルは仲間にした昆虫たちとともに行うアクション戦闘で、主人公サイドは最大4匹によるパーティー(敵サイドも最大4匹)で行う。バトルチップを使って戦闘を行い、体力が尽きた虫は倒れ、どちらかすべての虫が倒れたら戦闘の勝敗が決まる。もちろん、残っていたほうが勝ちである。主人公であるナナホシテントウムシは、戦闘に直接加わらず戦闘の指揮官的役割となる。少なくとも頼りになる仲間の昆虫を4匹は集めないと勝負は簡単に負けてしまうだろう。
バトルチップは戦闘の技を表したもの。「体当たり」、「ツノで突く」など、多種多様な技がある。バトル中に「菜の花の蜜」などのアイテムを使うことも可能。1匹の虫はチップを持ち、レベルアップによって種類や枚数が増えていく。チップは基本的に使用すると消費されてしまう。



昆虫図鑑
物語の中で出会った昆虫や戦闘で戦った昆虫は、すべて「昆虫図鑑」に掲載される。昆虫図鑑では3Dモデルとなった昆虫を自由に動かし鑑賞することができる。それぞれの解説も読むことができ、掲載されている情報はすべて実際のものとなっている。昆虫に対する正しい基礎知識が楽しみながら身につくというわけだ。収集率も表示されるので、コレクション要素もある。



ゲームの流れ
ゲームは「町の昆虫ものがたり」という本を読み進める形で進行する。主人公は1匹のナナホシテントウ。彼がスズメバチとの争いに巻き込まれていく物語が進むにつれて、カブトムシやクワガタをはじめとするさまざまな昆虫に出会い、仲間にしたり、逆に敵になってしまったりする。登場する虫は他にも、ミツバチやセミなど種類が豊富。たくさんの虫と戦い、ミツバチとスズメバチの争いを終わらせるのが目的となる。



物語の中で「どこそこへ行こう」という話になると「マップ画面」へ。マップ画面では最初、絵全体が隠されていて、それを1マスずつペンでこすり、マスクを削り落としていく。マップで敵を見つけると戦闘開始。敵味方上下に並んで、それぞれの「技チップ」を弾き飛ばしてぶつけあう。技チップは昆虫ごとにさまざまで、1匹の虫は最大4種類の技チップを持っている。
プレーヤーはペンで技チップを弾き飛ばすことに注力。敵の虫チップに命中すれば、技チップの攻撃力の分だけダメージを与えることができる。昆虫にはレベルがあり、レベルごとに技チップの枚数が決まっている。戦闘で経験値を稼いでレベルアップすれば、強力な技チップが入手できたり、使える枚数が増えたりするわけだ。物語の中で出会った昆虫や戦闘で戦った昆虫は、すべて「昆虫図鑑」に掲載。昆虫図鑑では3Dモデルを自由に動かして鑑賞できるほか、それぞれの虫の解説を読むことができる。
虫っ 町の昆虫ものがたり | |
対応機種 | ニンテンドーDS |
メーカー | タイトー |
ジャンル | アドベンチャーRPG |
発売予定日 | 2006年8月 |
価格 | 5040円(税込み) |
※画像は開発中のものです。
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