かわいい秘書に助けられ、目指せビッグな鉄道王!:「リサと一緒に大陸横断 〜A列車で行こう〜」レビュー(1/2 ページ)
「A列車で行こう」シリーズの特別編にあたる「リサと一緒に大陸横断 〜A列車で行こう〜」がPSPで発売された。20年の歴史を持つ鉄道経営シミュレーションを、手軽にどこでも遊べるタイトルだ。メガネっコな秘書リサといっしょに大陸横断鉄道をつくろう。
鉄道伸ばして列車を走らせ20年――「A列車で行こう」シリーズ
アイディアファクトリーから「リサと一緒に大陸横断 〜A列車で行こう〜」が発売された。これは、PCやプレイステーション 2などに提供されてきたアートディンクの「A列車で行こう」シリーズの特別編にして、携帯ゲーム機初の「A列車で行こう」作品となる。
「A列車で行こう」シリーズは、20年の長きに渡って愛されてきた鉄道経営・都市構築シミュレーションゲーム。ジャズの往年の名曲「A列車で行こう」(Take the 'A' Train)に由来するPCゲーム「A列車で行こう」が発売されたのが1986年のことだ。初代「A列車で行こう」は、1年という期限の間に大陸横断鉄道を建設することが目的で、線路施設と列車運行を効率よく行わなくてはならないパズル的な側面の強いゲームだった。
鉄道経営という要素が入ってきたのは1990年に発売された「A列車で行こう3」から。その後シリーズはスーパーファミコン、プレイステーション、プレイステーション2、携帯電話アプリなどさまざまなハードで登場しており、根強いファンに支えられた人気シリーズとして発展を遂げてきた。現在の本編最新作はPC用の「A列車で行こう7」。今後もおそらくファンの要望に応えて続編が作られていくことと思う。
シリーズ特別編という位置付けにあたる本作は、2003年にプレイステーションでも発売された「A列車で行こうZ めざせ!大陸横断」のリメイク。これはシリーズの中でもちょっとした異色作で、都市構築よりも鉄道経営の要素が強く、大陸横断鉄道を完成させるという最終目的に向かって3つのマップをクリアしていく内容だ。基本的なゲーム内容は原作に忠実に、そしてPSPではキャラクターが一新された本作についてご紹介していこう。
有能秘書はメガネっコ! かわいく刷新されたキャラクターたち
本作の主人公(=プレーヤー)は、鉄道王の息子という設定。突然息をひきとった父親の代わりにアトランティック鉄道の社長になり、大陸横断鉄道の完成を目指すことになる。鉄道経営に関しては全くの素人と言っていい主人公に、有能な秘書リサ・マクラグレンがつきアドバイスをくれる。実際にリサはプレーヤーに適切な助言を与えてプレイを助けるキャラとして登場。鉄道経営シミュレーションという地道で地味な作業の中に彩りを与えてくれる。
本作のタイトルが「リサと一緒に大陸横断 〜A列車で行こう〜」であることからもわかるように、秘書であるリサがフィーチャーされている。本作のもう1人の主人公といっても過言ではない。本作で登場するリサは、人気イラストレーター・ヤス氏による、かわいい印象のメガネっコ。ここは評価が別れるところかもしれない。この“萌え”系のキャラクターを愛せることができれば、本作をより積極的に楽しめることは間違いない。もちろん、そうでなくても従来の「A列車で行こう」ファンでも楽しめるように、中身はしっかり「A列車で行こう」なので、ご安心いただきたい。
そのほかのキャラクターも、ヤス氏によるきれいなアニメ絵で改めて書き起こされており、特に鉄道技師として登場するカール・バフロフスキーは、本作では翠色の髪と赤い目を持つ少年に変わっている。原作の劇画調のおじさんにも味わいがあったが、かわいいイラストで描かれる少年カールとメガネっこリサのほうが今のニーズにあっているといえばあっているのかもしれない。
3つのマップを制覇して、真の鉄道王になろう
大陸横断鉄道を完成させるという目的のために、プレーヤーは3つのマップに挑むことになる。マップ1の目的は「人口を増やす」。ここでは人口を10万人にすることが目標となる。本作で人口を増やすために肝心なのが、電車での人々の移動。街と街をつなぐように線路を敷設し客車を走らせることで、人々が活性化し、結果として人口が増える。
最初はできることも資産も限られているのでなかなか人口が増えないが、線路を敷設し駅を建設していけば、確実に人口が増えていくのが面白い。もちろん闇雲に線路を増やしてもダメなわけで、よくよく考えて効率のいい運行をしていかなくてはならない。鉄道経営者の腕の見せ所だ。
マップ2は「資材を増やす」ために東奔西走することになる。鉄鉱石と石炭を工場に運ぶことで資材が増えるのだが、資材全体の生産量は人口とも密接に関わっているので、客車も貨車もうまく運行させなくてはならない。個人的にはけっこう手こずったマップだった。
基本的なプレイとして、鉄鉱石採掘所と石炭採掘所と加工工場を線路でつないで貨車を走らせなくてはならないのだが、それぞれが離れているので、どういうルートで線路を敷いていくかがキーになる。それと同時にマップ1同様に客車も動かさなくてはならないため、やることがいっぱいになって、てんやわんやになることもあるだろう。最終的に環状線的な構造を作ったりして、客車も貨車も円滑に回るようになってきたら、ひとまず安心。いよいよ最終マップであるマップ3が控えている。
マップ3ではアンダーソン社長率いるライバル会社・パシフィック鉄道との一騎打ち。本作の最終目標である大陸横断鉄道の完成に向けて、ひたすら上へ上へと線路を伸ばし駅を建設していくことになる。このあたりは「A列車で行こう」の鉄道経営シミュレーションとしての醍醐味だ。都市構築的な要素は強くない本作だが、鉄道経営の側面で言えば思う存分堪能することができると言っていい。マップ3を達成すればゲームクリアだ。
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