新サービス「Gプラネット構想」に入りんしゃい――上戸彩もゴルフだいすき!(1/2 ページ)

ELEVEN-UPとキャメロットが8月1日、新オンラインエンターテインメントサービス「Gプラネット構想」を発表し、その第1弾となる「ゴルフだいすき! 〜 I LOVE GOLF! 〜」を公開。イメージキャラクターの上戸彩さんがゴルフに興じた。

» 2006年08月01日 21時03分 公開
[加藤亘,ITmedia]

新オンラインエンターテインメントサービス「Gプラネット構想」とは

 ソフトバンクグループでオンラインエンターテインメント事業を展開するELEVEN-UP(以下、イレブンアップ)と、ゲームを中心としたソフトウェアの企画・制作を手がけるキャメロットが、「笑顔あふれるインターネット」をコンセプトとした新オンラインエンターテインメントサービス「Gプラネット構想」を発表。その第1弾タイトルとして「ゴルフだいすき! 〜 I LOVE GOLF! 〜」(以下、「ゴルフだいすき!」)が公開され、限定先行テストの参加者募集を、8月4日より開始すると報じた。

 「僕らが夢見る世界――それは笑顔あふれるインターネットであり、ワクワクする空間である」と、Gプラネット構想が単なるオンラインゲームの発表に留まらず、これからのオンラインエンターテインメントへ向けた大きな夢への第1歩となるとイレブンアップ代表取締役社長の片山崇氏は語る。片山氏は自身の過去を振り返り、10年前にはじめてインターネットに触れた体験談を引用し、「このネットワークの先には何がつながっているのだろうか?」というワクワクが今回の構想には溢れていると紹介する。

遊び場となるオープンスペースがこちら。街にはさまざまな施設があるという設定

 本日の記者会見は、片山氏の挨拶にあるように、単なるオンラインゲームタイトルの発表ではない。Gプラネット構想は、オープンスペースを基本としたポータルサイトとオンラインゲームのロビーと呼ばれる場所の2つを併せ持った、誰もが安心して楽しむことができる“遊び場”を作ることで、総合的なエンターテインメントサービスを提供するというもの。

 同じく挨拶のため壇上に立ったソフトバンクBB取締役兼MOVIDA HOLDINGS取締役の孫泰蔵氏は、インターネットにおけるインフラストラクチャーが整備された現在、“それで何をしたいのか、そして何ができるのか”を求める時代に入ったと実感しているという。そして、コンテンツがいかに大事かを常に考えていると話す。孫氏は、ブロードバンドに入っても不自由と感じることが多々あると、現状に不満があることを理解しているという。それを鑑みた、新しい価値を盛り込んだ時代を切り開いていけるエンターテインメントであると、今回の発表が夢の入口となるものと太鼓判を押す。

「ゴルフだいすき!」のログ

 続いて、とかく初心者にはハードルが高い印象がまだあるオンラインゲームだが、そのハードルを越えた先には心地よい空間が広がっていると片山氏は魅力を説明する。曰く――「他人とのコミュニケーションを重ねることで、いつの間にか不安だらけの世界に大切な空間ができていることに気づくのだという。この面白さを知らないのはもったいないではないか」と。それを伝え体験するためには、簡単で安心してすっと入れる空間を構築しなくてはならず、片山氏はここ2年ずっとその“新しい何か”を探し続けていたという――夢みたいな世界はどうやったらできるのか。そのパートナーと会えたことで、こうして現実のものとなったと、Gプラネット構想第1弾タイトル「ゴルフだいすき!」を開発するキャメロットの代表取締役・高橋宏之氏を呼び込んだ。

はじめてインターネットに触れた時のワクワク感がここにあると、イレブンアップ代表取締役社長・片山崇氏
新しいライフスタイルのあり方であり、想像の翼をひろげる画期的なものであると興奮していると語る孫泰蔵氏
片山氏とは「インターネットは怖い」という見解で意気投合。夢を実現できるパートナーだと確信したというキャメロットの高橋宏之氏

 キャメロットは、ゲームを中心としたソフトウェアの企画・制作を主としている開発会社で、セガの「シャイニング」シリーズをはじめ、SCEの「みんなのGOLF」、任天堂では「マリオテニス」や「マリオゴルフ」を手がけている。特に「マリオテニス」ではワールドワイドで300万本以上の販売実績を誇り、“キャメロットはコロンブスである”とまで言わしめた。それまでテニスゲームは1万本売れたケースがなく、マーケットがないところを切り開いたという賛辞を込めた例えだった。

 キャメロットの高橋氏は、「20年近くゲームを作ってきた我々が本気に取り組んでいる。ビデオゲームならば安定したものを作り出せるし、その自信もあるが、我々はもう1回コロンブスとなって未開の大陸を見つけるために旅立つことにした」と、今回の発表会がその意思表示の場でもあることを示唆。「危険で過酷な旅であることを覚悟しつつも、その先には大きな大陸があると確信している」と、自信をのぞかせた。さらに高橋氏は、現在のオンラインゲームではライトユーザーが入っていく余地があまりなく、マニアックにシステムが複雑化していると嘆く。新しいユーザーが入りづらい環境を打破すべく打ち出したものこそGプラネット構想というわけだ。

 発表会では、パソコンとインターネットを“技術者主導の環境およびサービス”から“利用者が気持ちよく使える環境および楽しいサービス”に変えることをコンセプトに構築されたプロジェクトのプロトタイプとして、オープンスペースと呼ばれる“遊び場”が紹介された。このスペースは無料でプレーヤーに開放され、前述したとおり、見た目はオンラインゲームのロビーのような雰囲気を持つポータルサイトである。そこから今回発表された「ゴルフだいすき!」をはじめとした各エンターテインメントコンテンツへ飛ぶことができるようになっている。YAHOO!との連動ということで、画面上でダイレクトに検索ページが開いたり、釣りや鬼ごっこなどを楽しむこともできる。

オープンスペースでは自分のキャラクターがマウスひとつでグリグリ移動していく。白いネームはユーザーキャラ、緑がNPCとなる。この空間だけで遊んだり、コミュニケーションを取ることができる

 現状のオープンスペースは、ある範囲以外は工事中として進むことができないが、今後サービスによって拡充していくという。この半永久的に完成しない空間へは誰しもが無料でつなげることができる。現在、何人まで同じオープンスペースに滞留できるかは未定だが、サーバーごとに分かれているわけではないので、例えばフレンド登録さえしておけば、その友達がつながってさえいればそのオープンスペースに簡単に移動することができるとのこと。自分のキャラクターの容姿もある程度カスタマイズでき、メッセージも容易に可能。用意された感情表現などもマークで表現され、設定で変更もできる。このオープンスペースのとある施設に入ると本構想第1弾タイトルとして発表された「ゴルフだいすき!」に飛ぶという仕組みだ。

 高橋氏はこのオープンスペースがただメーカーからサービスを提供するだけでなく、ユーザーからの意見や要望を取り入れ実現していく場所にしていきたいと語る。

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