FFXI「アトルガンの秘宝」2006年7月バージョンアップ体験記――アルザビ陥落につき「ファイナルファンタジーXI アトルガンの秘宝」(2/2 ページ)

» 2006年08月04日 20時50分 公開
[井上雅之,ITmedia]
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メリットポイントの強化項目が大幅に追加!

 これまでのメリットポイントでは、どのジョブの場合でも影響が及ぶ基本的なステータスなどの強化とジョブごとに持っている特性・アビリティの強化が可能だった。今回はそれに加え、それぞれのジョブに特徴的な魔法・アビリティ・特性が追加できるようになり、同じレベル75のジョブでも、他人とは一味違う特色を出せるようになった。

 例えば、筆者の場合、忍者のレベルが75なのだが、忍者の追加強化項目は各種参系の遁術、アビリティ「散華」、特性「忍具の知識」から選択できるようになっている。なかでも、一番おもしろいのが「散華」で、空蝉の術による分身をすべて消費して、消費した分身の数+1回分の遠隔攻撃を行うというもの。空蝉が無い状態になってしまうため、盾役をすることが多い現状では使いどころが難しいが、強力な手裏剣と組み合わせると大ダメージを与えられる点は魅力的だ。忍者で大ダメージを出してみたい人は、「散華」にメリットポイントを振ってみてはいかがだろうか?

 メリットポイントの強化項目や新たな魔法の追加で、戦闘関連は全体的に各ジョブが強化されている。うまく使いこなすと、これまでになかった新しい戦い方ができるようになるなど、かなり楽しめることだろう。今後もこのような方向で、バージョンアップが入ることを期待したい。

シーフの追加アビリティには、次の攻撃が必ず3回攻撃になる「アサシンチャージ」がある。不意打ちやだまし打ちと組み合わせて使うと有効だ

バージョンアップ後の今、旬なギル稼ぎの方法はこれだ!

 ヴァナ・ディールで冒険していくうえで、どうしても必要になってくるのがギル。稼ぎ方はいろいろだが、バージョンアップで変化した世界の中では、需要が高くなり価値が上がるアイテムや、逆に供給が多くなるなどで価値が下がるアイテムがある。そういった動きを見極め、新たなギル稼ぎの方法を探し出すのもヴァージョンアップ後の楽しみのひとつといえるだろう。ここではそのようなギル稼ぎの方法をいくつか紹介していこう。

 まず最初に紹介するのは、新たに追加された歌「ラプトルのマズルカ」。アトルガン白門のショップで4000ギル程度で売られているにもかかわらず、ワールドによっては競売所で倍以上の値段で取引されていたりする。街の外に出る必要がなく、売り場から競売所まで往復2〜4分程度なので安全にかつ手軽に稼ぐことができるのが大きな利点だ。同様に新しい暗黒魔法の「アブゾタック」で稼ぐ人もいるようだ。

 また新ジョブのAF取得の過程で必要になるアイテムに関しては、現在非常に需要が高いため、各種素材・完成品ともに今までの数倍の価格で取引されていることが多い。これに目を付けて新しいクエストなどに見向きもせずに、ひたすらギル稼ぎに勤しんでいる冒険者(もはや商人と呼んだ方がいいかもしれない)もいた。

 一方、Lv68以上で装備できる短剣の攻撃力や攻撃間隔が調整された。これは実質大幅な強化となっており、短剣を愛用するシーフにとってはうれしい変更だ。これにより、短剣の取引価格が軒並み大幅に値上がりしている。ギルの香りに敏感な一部の冒険者は、これらの短剣を高値で売ろうとがんばっているようだ。

 このようにギル稼ぎに適したアイテムはいろいろとあるので、いつもギルに困っているというそこのあなた! この際思いきって、いつもとは違うギル稼ぎの方法を探してみることをオススメする。

ラプトルのマズルカはレベル37で覚えられるので、メインジョブがレベル74以上の場合は、サポートジョブでも使用可能だ

新展開を見せた、アトルガンの秘宝ミッション

 ひとあし遅く、8月2日に行われたバージョンアップでは、新たなアトルガンの秘宝ミッションが追加された。皇国政府に関わる新たな重要人物が登場したり、新たに追加されたアルダザール海底遺跡を訪れたりと、物語として新展開を見せている。また、これまでのアトルガンの秘宝ミッションにはなかった、BFでの戦闘などもあるようなので、まだ挑戦してない人はぜひとも体験してみてほしい。

今後のヴァナ・ディールも期待度満点

 バージョンアップの目玉のひとつとして期待されており、筆者も非常に楽しみにいていたチョコボ育成に関しては、残念ながら8月22日まで延期となってしまった。しかしチョコボ育成で使われるであろうチョコボの卵に関しては、すでにル・ルデの庭のショップや戦績BFで手に入れることが可能なので、どのように成長するかを楽しみにしつつ事前に手に入れておくのもいいだろう。

 その後に予定されているチョコボレースや新たなエリアの開放など、今後も楽しめそうな要素が満載のヴァナ・ディールに期待しよう。

今回アルザダール文明遺跡群のなかで開放されたエリアはほんの一部。ほかのエリアがどのようになっているか、非常に気になるところである

その他の変更点について

 これまでに述べた以外にもバージョンアップで変更された部分はある。サンクションや空蝉の術による分身効果のアイコンが変わったりと、かゆいところに手が届くような変更もあったのだ。なお、バージョンアップの詳しい内容は、オフィシャルサイトでも随時公開されているので、そちらもあわせてチェックしておくといいだろう。

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