渡哲也さんに続き、舘ひろしさん、徳重聡さんも声優に挑戦――「龍が如く」プロジェクト発表会(2/2 ページ)

» 2006年08月31日 22時15分 公開
[遠藤学,ITmedia]
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「龍が如く2」について

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●「龍が如く2」ストーリー
 2006年12月15日。関東最大の組織、東城会と“消えた100億”を巡る一大事件から1年が経った日。桐生一馬は、少女・遙とともにつつましくも幸せな日々を送っていた。

 だが、そんな彼らの目の前で惨劇は起こってしまう。東城会会長・寺田行雄の死。“堂島の龍”と呼ばれた伝説の男は、運命の糸にたぐり寄せられるように、渡世へと戻っていく。1年前の事件により弱体化した東城会を救うべく、桐生は寺田の遺した“書状”を手に、関西へ向かう決意を固める。

 しかしそこで待っていたのは、“関西の龍”と呼ばれる最強の極道、郷田龍司と“ヤクザ狩りの女”といわれる刑事、府警四課主任、狭山薫という1人の女性だった。

 東京と大阪の街を舞台に巻き起こる、覇権を巡る争い。容赦なく襲いかかる、屈強な男たち。神室町、そして東城会に隠された“語られぬ事件”。そこに秘められた“悲しみ、怒り、恨み”。二十数年という時を経て、果たされていく復讐。

 桐生を待ち受ける運命とは? 隠された過去に秘められた真実とは? 最後に神室町を制するのは関東か関西か?


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 ここからも分かる通り、「龍が如く2」では、神室町という東京の一部の街だけでなく、関西の街も舞台となる。これには素直に驚いた。前作が発売されたのは2005年12月である。そして、発表会ではさらっと流されてしまったのだが、本作の発売日は2006年12月7日を予定している。つまり、前作よりもさらにスケールの大きいものを、わずか1年で制作するということになるわけだ。

photo 馳星周さん

 前作に引き続きシナリオ監修を務める馳星周さんもこれには驚いたようで、「続編を作るとは思っていた。ただ、こんなに早く作るとは思っていなかった」とコメント。続けてシナリオに関しては、「時系列が過去と現代に分かれている部分があるので、そこの整合性を整えるのに苦労した」と語ってくれた。ストーリー紹介にも“隠された過去に秘められた真実”とあるが、本作では舞台が関西へと広がるだけでなく、どうやら過去の出来事も絡んでくるようだ。

 なお、プロデューサーを務める名越氏は、ここまで早く制作を進めた経緯について、「前作でできなかったことというか、もうちょっとやりたかったことがあった。それと、ユーザーの皆さんに評価をいただいた恩返しの意味と、われわれがもっとやれるということを証明するため」と説明してくれた。


photo 夏目ナナさん

 さて、「龍が如く」を語るうえで、忘れてはならないのがキャバクラだろうか。名越氏いわく、本作では「女の子が圧倒的にかわいくなった」らしく、何とキャバクラを経営することもできるとのこと。ファンは期待していいだろう。ちなみにここでは、伝説のキャバクラ嬢“ナナ”役の夏目ナナさんが登場し、「声だけの出演というのは初めてで、すごく緊張した」との感想を語ってくれた。

photo バトルはより人間らしいリアルな動きを表現。360度全方向への攻撃や、仲間との協力攻撃など、群がる敵をけ散らす爽快(そうかい)感がアップしている

 ほかにも街には、個室ビデオ店でビデオを見ると技を覚える、店のなじみになることで親密度が上がるなど、さまざまな仕掛けを用意。さらには、「セガサミーなのになぜないのか? という声が多かった」(名越氏)というパチスロに加え、本格的な麻雀や将棋などを楽しむことができるという。

 ゲーム内容の説明が行われた後、最後にキャスト陣が紹介された。登場したのは、桐生一馬役の黒田崇矢さん、狭山薫役の大輝ゆうさん、瓦次郎役の寺島進さん、高嶋遼役の舘ひろしさん、堂島大悟役の徳重聡さん、風間新太郎役の渡哲也さんの6名。それぞれコメントは以下の通りとなっている。


photo 黒田崇矢さん(桐生一馬役)
前作では収録を進めるごとに、どんどん自分の中に桐生一馬が入ってきている感覚がありました。本作ではさらに細かく演じられたのではないかと思っています
photo 大輝ゆうさん(狭山薫役)
絵よりも先に私たちの声を録ったいただけたので、芝居もやりやすかったです
photo 寺島進さん(瓦次郎役)
ストーリーが分岐するので、いくつかのパターンがあり、そのニュアンスが分からない時があった。でも、とても勉強になりました

photo 舘ひろしさん(高嶋遼役)
クールな極道、格好良いキャラクターだったので、楽しんでやらせていただきました
photo 徳重聡さん(堂島大悟役)
前作をプレイしていますし、いちファンでしたので、本当に楽しかったです。偉大なセンパイがいたり、背負っていくべきものがあるということで、大悟には共感できる部分がありました
photo 渡哲也さん(風間新太郎役)
新たなメンバーも加わり、ドラマの感動も高まっています。楽しめる作品になると確信していますので、ご期待ください。2人(舘さんと徳重さん)と絡むシーンはありませんでしたが、もし次回作があれば、3人で絡むシーンがあればと思います

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 渡さんに続き、声優初挑戦となる舘さん、徳重さんを始めとする豪華キャストが集結した「龍が如く2」。“ゲームに飽いた大人、ゲームを愛する大人に贈る最高のエンターテインメント”を目指して制作が進められている本作が、どのような進化を遂げて登場してくれるのか? 今はただ楽しみに待ちたいと思う。

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