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2006年09月24日 23時10分 更新

東京ゲームショウ2006:

磨きがかかったスタイリッシュアクション――「デビル メイ クライ 4」

スタイリッシュアクションというジャンルを切り開き確立した「デビル メイ クライ」シリーズ最新作がプレイステーション 3で登場する。過酷な待ち時間合戦の果てにたどりついた試遊台で、さっそく「デビル メイ クライ 4」をプレイしてみたので、ご報告しよう。

右手で敵をひきよせろ 〜ライトハンドでデビルブリンガー!

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 カプコンブース屈指の人気を誇っていた「デビル メイ クライ 4」の試遊コーナーは、常に長蛇の列ができ、筆者が確認した限りでは最大3時間待ちになっていた。これは昨年の東京ゲームショウ2005で「モンスターハンター2(ドス)」が打ち出した3時間待ちと並ぶ、記録的な待ち時間だ。奇しくも同じカプコンのタイトルである。

 「デビル メイ クライ」シリーズがゲームファンたちに熱く支持されていることを改めてひしひしと感じつつ、「プレイはしたいが3時間待ちはつらいぞ……」と額に嫌な汗をかく筆者。何とか手はないものかと放浪していたら、SCEブースのプレイステーション 3試遊コーナーでは「デビル メイ クライ 4」が1時間半待ちでできそうだということを発見。3時間並ぶことを考えれば楽ちんじゃないかと自分に言い聞かせ、じっくり張り込むことにした。

wk_060924dmc02.jpgwk_060924dmc03.jpg とにかくすさまじいほどの長蛇の列。写真には2時間40分とあるが、ピーク時は3時間だった…。ゲームひとつにきりきりまいである

wk_060924dmc04.jpg 主人公は変われどハイテンションなスタイリッシュアクションは健在だ

 さて、実際に「デビル メイ クライ 4」をプレイしてみてのインプレッションをお届けしよう。まず操作方法なのだが、△で剣攻撃、□で銃攻撃、×でジャンプ、○で投げ攻撃となっている。それ以外にR1+△+左スティックで“STREAK”と表記された高速の突進斬りが可能。また、R1+×で高速移動の“ESCAPE”、R1+△で華麗な空中攻撃“HIGH ROLLER”、そしてR1+○で遠くの敵をグイッと手前に引き寄せる“DEVIL BRINGER”が発動する。今回の新主人公であるネロは、“悪魔の右手”と恐れられる特殊な右手を持っており、常にその右腕は妖しく光っている。今までのシリーズ作品との最大の相違点と言ってもいいだろう。

wk_060924dmc05.jpg 城塞都市フォルトゥナを舞台に、新たなる「デビル メイ クライ」の世界が始まる

 最初は噴水や鉄柵などがある中庭のような場所からスタート。きれいなCGには慣れているつもりだが、やはりPS3の本気のグラフィックにはうならざるを得ない。本作の美しさも、やはりプレイステーション 2の表現とは明らかに違う、ワンランク上のハイクオリティなもので、中庭を歩いているだけでもドキドキしてしまった。

 怪しいクリーチャー風の敵たちを剣や銃で蹴散らすネロ。基本操作さえ分かっていれば、適当な攻撃でもけっこうかっこいいアタックに見えて最高に気分をよくしてくれる演出は、さすが「デビル メイ クライ」シリーズと言った感じ。とにかく、シャキンガシュンギョワーン、ドドドドドッバァンと息つくひまもないほどに、ボルテージの高いアクションが続く。ステージは中庭から中世的な屋敷の中へ、そして近代的な作りのエリアに移り、やがて港に出る。

wk_060924dmc06.jpg こいつが、その、最後に登場した巨大な敵キャラだ。おそらくボス的な存在なのだろう。どんな攻撃を仕掛けてくるのか、製品版で出会うのが楽しみだ

 港は今回のプレイアブル版のクライマックスにあたるエリア。次々と敵キャラが出現し四方を囲まれ危うく死にそうになる、なんてことも。しかしネロは常に涼しげな顔で豪快に剣を振り回し、銃を乱射し、右腕でグワシと敵をふんづかまえる。アクションに慣れた頃にはただもう動かしているだけで楽しくなってしまい、「もっとかかってこいやー」と完全にいい気分になってしまう筆者がいた。しかし、悲しいかなプレイアブル版である。港を抜けて鉱山のようなエリアに出たところで最後のムービーが始まり、獄炎に身を包む巨大な敵が登場したところで終了とあいなった。


wk_060924dmc07.jpg ちなみにこちらは試遊した来場者に配布されていた本作のポストカード。新主人公ネロの後ろにいるのは、かつての主人公ダンテである。この2人がどんな物語を見せてくれるのだろうか。今はまだ想像することしかできない

 そんなわけで90分並んでの5分の体験は幕を閉じた。なにげに今回プレイしてみて感心したのは、ロードがめちゃくちゃ早い、ということ。CD-ROMやDVD-ROMなどのメディアを使ったハードの宿命としてロード時間との戦いというものがあるわけだが、これだけのグラフィックや情報量を処理しているにも関わらず、これだけサクサクとロードしてくれるのであれば、ユーザーの遊びやすさであったり快適さが向上することだろう。そのあたりの期待も込めて、また、かつてないクオリティでスタイリッシュアクションを楽しめるというのも含めて、製品版の登場を心待ちにしたい。

[仗桐安,ITmedia]

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