レビュー
2006年09月28日 10時30分 更新

「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」レビュー:

あらゆる面で“進化”したポケモンの世界は、宝石のようにキラキラとまぶしい (1/4)

ついに「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」が発売された。初代「ポケットモンスター」の登場から今年でちょうど10年。ニンテンドーDSというユニークなハードで発売された最新ポケモンは、10年の歳月を経て、いかなる進化をとげたのだろうか。

ポケットにおさまりきらない、モンスター級の人気シリーズ

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 ニンテンドーDSに、人気RPG「ポケットモンスター」の最新作が登場した。「ポケットモンスター ダイヤモンド」と「ポケットモンスター パール」2作同時のリリースである。

 「ポケットモンスター」シリーズは、1996年にゲームボーイで発売された「ポケットモンスター 赤・緑」を皮切りに「ポケットモンスター 青」「ポケットモンスター ピカチュウ」、「ポケットモンスター 金・銀・クリスタルバージョン」(以上、ゲームボーイ作品)、「ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド」、「ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン」(以上、ゲームボーイアドバンス作品)と、任天堂の携帯ゲーム機で続編を重ねてきたRPGシリーズだ。

 熱心なファンでなくともおそらく説明する必要がないとは思うが、主人公は各地に生息するポケットモンスター、通称ポケモンをつかまえることができるポケモントレーナー。「ポケモンずかん」の完成を目指しながら、各地でさまざまな人やさまざまなできごとに出会うことで、大きな物語が展開していく。もちろんRPGなので、ストーリーには終着点があるし、プレイしつづければやがて「ポケモンずかん」は完成する。しかし、本シリーズの人気に大きく貢献しているのが、物語とはまた別の要素、通信プレイによるポケモンの交換や対戦だ。

 初代作品が「ポケットモンスター 赤」、「ポケットモンスター 緑」という2バージョンを用意したことからも分かるように、本シリーズは当初から通信によるコミュニケーションを前提とした作りになっていた。片方のバージョンでは出現しないポケモンがいたり、通信でほかのプレーヤーと交換することで進化するポケモンが存在するという点は、その最たる例だろう。つかまえたポケモンにどんな「わざ」を覚えさせるのか、相手のポケモンとの相性はどうなのか、そういった点も非常にバランスよく練られているため、プレーヤー同士の対戦が熱く、大会も開かれるほどの盛り上がりを見せてきた。

 また、1997年から始まったテレビ東京系列のアニメ「ポケットモンスター」も、ゲームとの相乗効果で多くのファンを獲得した。ピカチュウに代表される愛らしいキャラクターが老若男女を問わず広く受け入れられ、とくに子どもたちには絶大な人気を誇っている、というのも、もはや説明するまでもない。

 さらに言えば、TVゲーム以外にも「ポケモンカードゲーム」という数多くの人がプレイしているカードゲームもあったり、ぬいぐるみなどの関連グッズや関連イベント、他社との提携キャンペーンなども軒並み盛況。ポケモンのキャラを扱った本編とは異なるジャンルのゲームタイトルも枚挙にいとまがない。「ポケモンミニ」というポケモンのみを取り扱うハードも誕生したほどなのだから、その人気は、まさに“モンスター”級と言っていいだろう。

 ニンテンドーDSにおいてもポケモン関連タイトルはズラリと並ぶ。本体同時発売タイトルのレースゲーム「ポケモンダッシュ」、落ちものパズルゲームの「ポケモントローゼ」、チュンソフトとのコラボレーションで生まれた「ポケモン 不思議のダンジョン 青の救助隊」、タッチペンでポケモンをキャプチャする新機軸「ポケモンレンジャー」などが、すでにニンテンドーDSにおいて発売されている。それらのタイトルもポケモンの魅力を活かした楽しい作品に仕上がってはいたが、ファンが待ち望んでいたのは、やはり正統なる「ポケットモンスター」の最新作に違いない。

 ファンの熱い期待が高まるなか、ニンテンドーDSならではの新要素をふんだんに盛り込み、ポケモンの歴史に新たな1ページを刻む「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」が、いよいよ発売された。ニンテンドーDSというハードを得たポケモンは何がどう変わり、何がどう変わっていないのか。その基本要素を中心に、お伝えしていこう。

画像画像画像画像 まだ見ぬポケモンに会うために、冒険に出よう!
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[仗桐安,ITmedia]

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