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2006年10月02日 06時47分 更新

X06:

Xbox 360、注目すべき3タイトルのプレゼンテーションの模様をお届け

スペイン・バルセロナで開催されたXbox 360イベント「X06」。日本での発売も決定している「Gears of War」、「Forza Motorsport 2」、「ライオットアクト」に関して、各タイトルの開発スタッフが改めてその魅力を語ってくれた。

 スペイン・バルセロナにて、9月27日、28日(以下、現地時間)の2日間にわたり開催されたXbox 360イベント「X06」。2日目となる9月28日には、すでにお伝えしている「Fable2」以外にも、「Gears of War」、「Forza Motorsport 2」、「ライオットアクト」といったタイトルのプレゼンテーションが行われた。どのタイトルもすでに日本での発売が決定しており、これまでにも何度か紹介してきているが、今回、開発スタッフが改めてその魅力について語ってくれた。

「Gears of War」、クリフィ・ブレジンスキー氏が語る

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 「Halo 3」を脅かす存在にも成り得るFPS系タイトルとして、Xbox 360ユーザーからの注目も高い「Gears of War」(以下、「GoW」)。本作のリードデザイナーを務めるクリフィ・ブレジンスキー氏に話をうかがった。

 まず初めに「(「GoW」は)走りながら撃つゲームではなく、隠れながら撃つゲームです」と切り出したブレジンスキー氏。物陰に隠れる「カバー」はAボタン、Lトリガーで照準を表示し、Rトリガーで銃撃を行うことができる。また、Aボタンには物陰に隠れる以外にも、連続で押すことで前転のような回避行動、押しっぱなしでダッシュなど、多彩なアクションが割り振られている。

 中でも特徴的なのは、やはりカバーとなるわけだが、この機能は開発当初から取り入れるつもりだったとブレジンスキー氏は語る。「これまでのFPSというのは、物陰に隠れる動作は一定速度のままでした。でも、(FPSの一回の)戦闘時間は短いですし、モタモタしてたら撃たれてしまう。本当なら飛び込むように動きたいですよね? そのほうがリアルですし、だからこそ実現したかったんです」


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 カバー以外にブレジンスキーが強調していたのがアクティブリロードシステム。これは武器のリロードをタイミング良く行なうとダメージボーナスなどが付き、失敗すると銃が作動不良を起こし、しばらくの間は撃つことができなくなるという、リスクを負ったシステムとなる。使用せずともクリアすることは可能となっているが、ブレジンスキー氏いわく「使いこなせれば有利になる。やらなければ損をするだけです」とのこと。

 シングルプレイだけならば問題ないが、マルチプレイを楽しもうとするのであれば、ぜひとも極めたい要素となるだろう。なお、マルチプレイでは最大4対4のチーム対戦が楽しめるようになっており、こちらには初心者用のカジュアルなモードと、上級者用のハードなモードが用意されているという。

 最後にプレイ時間について尋ねたところ、ブレジンスキー氏は「早い人は10時間くらいで終わるでしょうが、それはお勧めしません。すべての要素をコンプリートするつもりで、ゆっくりと楽しんでほしいですね」と、「GoW」の楽しみ方について語ってくれた。

photophoto プレゼンテーション後には対戦プレイを体験することができた。実際に体験して感じたのは、“カバーに頼り過ぎると、横から敵に狙い撃ちされる危険がある”ということ。重宝する機能ではあるが、適度に回りには注意を払う必要があるだろう

「ライオットアクト」、デビッド・ジョーンズ氏が語る

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 「グランド・セフト・オート」や「レミングス」の生みの親であるデビット・ジョーンズ氏率いるリアルタイムワールドが開発を務める「ライオットアクト」(英題:「CROCKDOWN」)のプレゼンテーションでは、ジョーンズ氏自らのデモプレイを交えながら話を聞くことができた。

 「ライオットアクト」の現在の完成度は95%に達しており、舞台となるパシフィックシティはすでに作り終えているいう。パシフィックシティの中心部の高さは0.5マイル(約800メートル)あり、一番高いビルに登れば、街全体を見渡すことが可能だ。デモプレイでは実際、一番高いビルへと登り、非常に良い眺めを堪能することができた。

 上から見るときれいな街だが、パシフィックシティは犯罪都市である。ゲームの目的は街に巣食うギャングたちを一掃することにあり、地上に降りれば最初は街のどこに行っても戦いが繰り広げられている。ギャングたちを追い出していくことで、街をどんどんきれいにしていくというのがゲームの目的だ。

 この際、片っ端からギャングたちを倒していくのも問題ないが、もっと効率の良いやり方がある。それはトップを倒すこと。ギャングにはいくつかのグループがあり、それぞれ組織図が用意されている。各グループのトップの情報は載っていないものの、何人かいる側近を倒すことで見つけ出すことが可能だという。ただ、ジョーンズ氏はいきりなり側近を倒しにいくのはお勧めできないと語る。「側近たちは下っ端に武器を与えている存在でもある。彼らを先に倒してしまうのもひとつの手。ただ、側近はそれなりに強いので、自分のキャラクターが強くなってから倒しにいくのが良いと思う」。


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 ちなみに、キャラクターを強くするための、成長可能な能力は5つ用意されており、例えばアジリティ(俊敏さ)を上げていけば、ビルからビルへ飛び移ることや、車と同じ速さで動くことができるようになるという。このレベルになるまでにはどれくらい時間がかかるのかは明らかにはされなかったが、ジョーンズ氏は「数時間もプレイすれば非常に強い能力を持ったエージェントになる」とコメントしていた。

 このほか、ドライビングの能力を上げれば、形状も変化していくという3種類のエージェントカーも紹介された。エージェントカーは見た目が変化するだけでなく、「すごく速く走れるようになったり、エアコントロールが可能なタイプの車ならば、でんぐり返しもできるようになる。また、ディフェンス力の高い車もあり、これはあまり速く走ることはできないが、何でも破壊しながら進むことができる」(ジョーンズ氏)とのこと。

 行けないところはない、できないことはないというアクションの自由度の高さがウリとなる「ライオットアクト」。その真骨頂はどうやら能力を上げていかないと味わうことができないもののようだ。とは言え、最初から何でもできるスーパーマンよりも、自分が育てたキャラクターのほうが愛着がわくというものだろう。いくつか用意されているという能力も、個性を発揮するのに役立ちそうだ。

「Forza Motorsport 2」、ダン・グリーンウォルト氏が語る

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 レーシングゲーム「Forza Motorsport」の続編となる「Forza Motorsport 2」(以下、「Forza2」)。XboxからXbox 360へとハードを変え、さらなる進化を遂げた本作について、ゲームディレクターのダン・グリーンウォルト氏に話をうかがった。

 グリーンウォルト氏はまず、「Forza2」の収録車種について「レースカー、クラシックカーなど300車種を用意しています。新しく収録したのはランボルギーニなどですね」との説明を行う。また、これまで60以上と発表されていたコースに関しても「最終的には70以上になりそうです」と、収録数を増加する予定であることが明らかにされた。

 「Forza2」で特に注目してほしい要素としては、プレーヤーが個性を発揮するための車のペイント機能を挙げる。本機能では、外部からのデータをはり付けることはできないものの、対象となる車に4000のレイヤーを重ねることができるという。グリーンウォルト氏は「ペイントで自分のパッションを表現できます。ここで内に秘めたアーティストな部分を発揮してほしいですね」と語ってくれた。


photophotophoto グリーンウォルト氏お勧めの機能なのか、ペイント機能については多くの時間を割いて説明が行われた

 このほかデモプレイ時には、路面の感触が非常に細かく表現されている点や、芝生が3Dで表示されている点、さらにはフロントガラスが割れたり、バンパーがはずれるなど、ダメージ表現をよりダイナミックに見せている点などを確認することができた。

 「『Forza2』は完全なレーシングシミュレーターになっている。ダメージ、カスタマイズ、オンライン、これらすべてがそろったゲームはほかにはない」と絶対の自信を見せるグリーンウォルト氏。“完全”ということは、今後の課題はないのかを尋ねたところ、「リアリティという点で“完璧”はありません。シートに座っている時に感じる重力や揺れ、車がハイスピードで壁にぶつかる時のドキドキ感、そういったものをまだ表現できていないんです」という答えを返してくれた。そこに至るにはまだまだ多くの時間が必要となるだろうが、ぜひとも“完全”で“完璧”なレーシングシミュレーターを目指してもらいたいものだ。


 先にも述べたように、ここで紹介した3タイトルはこれまでにも何度かインタビューなどを行っている。本稿最後に各記事へのリンク先があるので、さらに詳しく知りたいという人は、そちらもぜひ見ていただきたい。

[遠藤学,ITmedia]

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