「スーパーモンキーボール」、「ソニック」、「BLEACH」――セガのWiiタイトルを体験リポート(4/4 ページ)

» 2006年10月26日 00時00分 公開
[長井直也,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

Wiiリモコンで相手を斬りまくれ!――「BLEACH Wii 白刃きらめく輪舞曲」

 最後に紹介する「BLEACH Wii 白刃きらめく輪舞曲」(12月14日発売予定)は、週刊少年ジャンプ(集英社)で好評連載中の「BLEACH」を題材とした3D格闘ゲームだ。「BLEACH」の面白さはなんと言っても死神が持つ特殊な刀・斬魄刀(ざんぱくとう)を使ったバトルだが、本作は斬魄刀による攻撃や必殺技がすべてWiiリモコンを刀のように振ることで繰り出せる。ボタン操作ではなく、実際に体を動かしてキャラクターを動かすことで、魅力的なキャラクターになりきったプレイが楽しめるというわけだ。

 数々の必殺技、そして最終奥義である卍解(ばんかい)を繰り出したときのカットインやエフェクトなど、見所は盛りだくさん。原作に登場したキャラクターが30人以上使用できるほか、原作者の久保帯人氏が監修したオリジナルキャラクターがボスとして登場することもファンにはうれしい要素となっている。

トゥーンシェードで描かれたキャラクターは、原作の雰囲気そのまま
バトルの展開は非常にスピーディでエフェクトもド派手だ

 操作にはWiiリモコンとヌンチャクを使用。Wiiリモコンは攻撃用、ヌンチャクは主に移動とガードに使用する。Wiiリモコンを上から下に振り下ろすと「縦斬り」、下から上に振り上げると「斬り上げ」、横方向に動かすと「横斬り」、Wiiリモコンをテレビ画面に向けて突き出すと「突き」が出る。これらの4つの基本攻撃は、次々と繰り出すことでコンボとしてつながるので、縦や横をそれほど意識せずにWiiリモコンを振り回すだけでも剣で斬りまくる爽快感を味わうことができるだろう。

 さらに、攻撃にAボタンを組み合わせることでガード不能の“一閃”攻撃が、Bボタンを組み合わせることでキャラクター独自の“必殺技”を出すことができる。移動にはヌンチャクのスティックを使用する。ステージの範囲内であれば自由に走り回れるので(Cボタンを押しながら移動すると素速く移動できる)、敵との間合いを広げたり詰めたりして、自分の武器や技がもっとも効果を発揮する距離で戦うことが重要になりそうだ。また、ヌンチャクについているZボタンを押すと“ガード”を行うことも可能。

 バトルの最大のポイントとなるのが、死神が繰り出せる究極の技“卍解”だ。斬魄刀の霊力を解放することでパワーが大幅にアップするため、卍解状態で技を繰り出せば、通常よりも大きなダメージを与えられるようになる。卍解を発動させるためには、攻撃を行うか、ヌンチャクを振って卍解ゲージを溜める必要がある。ゲージが溜まったところでさらにヌンチャクを振ると、ド迫力の演出とともに卍解が発動する。卍解中はどの攻撃も攻撃力がアップするが、特定の技を繰り出すことで卍解必殺技と呼ばれる強力な技を叩き込むことも可能だ。

Wiiリモコンを縦に振り下ろすと縦斬りが発動する。下から上に振り上げると斬り上げに
Wiiリモコンを横に振ると横斬りになる。斬る方向は右からでも左からでもいい
Wiiリモコンを画面に向かって突く動作をすると突きが出る

Aボタンを押しながら斬る動作をすると、ガード不能の一閃になる
Bボタンを押しながら斬る動作をすると、ダメージの大きい必殺技が発動

卍解が溜まったときにヌンチャクを振ると卍解が発動。斬魄刀の霊力が解放されるカットインムービーが入る
狛村左陣が卍解を発動し、斬魄刀から解放された黒縄天譴明王が出現。画面を覆わんばかりの巨体が一護を襲う

本作のオリジナルキャラクター、アルトゥロ・プラテアド。強大な敵として主人公の前に立ちふさがる

 今回のプレイでは、主人公の黒崎一護を初めとする基本キャラクターを使って実際に対戦を体験することができた。最初は斬るという動作に慣れていないため、ひたすらWiiリモコンを振り回すというようなプレイになりがちに。ガードや卍解を使って戦おうとすると両手を激しく動かすことになるため、頭と体の動きが一致しない感じがなんとももどかしかった。

 しかし、対戦を数戦こなしたところでやっと体が慣れてきて、だんだん縦斬りや横斬りをうまく使い分けられるようになってくる。このように、頭ではなく体で操作を覚える感じもWiiならではの面白さだと言えるだろう。攻撃の種類自体はそれほど多くはないが、実際に腕を振って技を出すという行為そのものが新鮮なため、対戦が盛り上がることは間違いない。Wiiリモコンを使って攻撃を出すこと以外は、通常の3D格闘ゲームとそれほど大きな違いはないので、慣れてくればコンボや必殺技を使った強力な攻撃を与えられるようになりそうだ。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/17/news023.jpg 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  2. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  3. /nl/articles/2404/17/news136.jpg もう別人じゃん! miwa、大胆イメチェンで面影ゼロに「まさかのこんな色になってるとは」「だれー!?」
  4. /nl/articles/2404/17/news111.jpg 「ぶち抜きたいです」 辻希美、懇願拒否された13歳長男が“荒くれ反抗”……息子の室内破壊に嫌悪あらわ「言葉が出ない」
  5. /nl/articles/2404/16/news185.jpg 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  6. /nl/articles/2404/17/news029.jpg 「キュウリが冷凍できるとは76年も生きて来て知らんかったなあ」 野菜ソムリエプロが教える冷凍&活用アイデアが328万再生
  7. /nl/articles/2404/17/news117.jpg 「虎に翼」、壮絶過去演じた16歳俳優に注目の声「違国日記の子か!」 「ブラッシュアップライフ」にも出演
  8. /nl/articles/2404/17/news025.jpg 築36年物件の暗くてボロいトイレをリメイク→ぐーんと垢抜け! 驚きのビフォアフに「すごいですね!」「天才」の声
  9. /nl/articles/2404/15/news081.jpg 【今日の計算】「13+8×2−11」を計算せよ
  10. /nl/articles/2211/26/news054.jpg 辻希美&杉浦太陽、15歳迎えた長女のレアな“顔出しショット”でお祝い 最近は「恋バナ」で盛り上がることも
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」