総額200万円の賞金トーナメントも幕開け間近──「A3」オフラインイベントを開催(2/2 ページ)

» 2006年11月27日 20時28分 公開
[麻生ちはや,ITmedia]
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Clairさんによるミニライブ、ゲーム内アイテムを賭けたジャケン大会も

 発表の合間にはステージ上では、ClairさんがA3のアンセム(聖歌)として採用された「So long〜戦いのANTHEM〜」と、3rd single「飛び立つ勇気」を歌うミニライブが行われた。

 Clairさん自身もA3のプレーヤーで、レベル65の聖騎士を育てていると言う。キャラクターが戦闘不能になってアイテムをその場に落としてしまった時、急いで戻ってみれば知らない人が拾って取っておいてくれたこと。知り合いだけに送るメッセージを打ち込んだつもりが全体チャットになっていて恥ずかしい思いをしたなど、プレーヤーならではの話も披露してくれた。

 また、このイベントでしか手に入らない装備品をかけて、じゃんけん大会を実施。4つのクラ別の装備品が2名分ずつ、合計8名しか入手できないレアアイテムを巡り、イベント参加者の一般プレーヤーもちょっぴり熱くなっていた様子だ。

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画像画像 当日のイベントでしか手に入らない、レア装備品
(上段左)ウェデート戦士服、(上段右)ヘイゼンド貴族タキシード
(下段左)エゴニル拘束衣、(下段右)ヘトレルメイド服

 賞金トーナメント専用サーバのオープンとなる11月27日午後3時まで、カウントダウンを刻むタイマーのボタンを上村氏が押したあと、会場へのA3ファンへ向けて、小島氏は「せっかくの賞金トーナメントですので、スタートをこのイベントでぜひ盛り上げたかった」。また上村氏は「本気の戦いを見せていただければと思います」と、トーナメントへ向けてコメントしてイベントは終了となった。

 イベント終了後の慌しい中、上村氏にお話を伺ったところ、この賞金トーナメントとプロゲーマー制度導入の発表後、A3には予想外の数の新規アカウントが増えていると言う。日本の他、韓国・台湾・タイなどでもサービスしているA3だが、集客率にはだいぶバラつきがあり、現在のところ最も成功しているのが日本市場。それゆえにプロゲーマー制度を日本市場でのみ採用し、盛り上げることで、今後はできればこの賞金トーナメントを世界大会にまで繋げて行きたいと上村氏は語ってくれた。

 市場規模の違い、プレーヤー層やプレイスタイルの違い。そしてゲーマーという言葉に対するマイナスイメージなどの理由から、日本でプロゲーマーは育たないといわれている。その中であえて単発の賞金付き大会ではなく、正式にメーカーと契約という形を採用したことは、ガンホーにとっては実に大きな挑戦となるはずだ。

 海外で行われるゲーム大会では、優勝者への賞金だけで100万円を超えるものも珍しくない。プロの名に相応しく賞金だけできちんと食べていける制度が整っており、それと比較してしまえば、このA3賞金トーナメントの規模はかなり小さいものだ。しかし、ゲーマーのイメージ向上や、過去何度かFPSなどのタイトルで失敗してしまったプロゲーマーという存在の確立に一石を投じられれば……と、今後のA3と賞金トーナメントへ大きな期待をかけたい。

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