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2006年11月28日 19時03分 更新

松田龍平さんが開発者を圧倒して勝利?――「レッドスティール」新作発表会

ユービーアイソフトは11月28日、12月2日に発売されるWii用ソフト「レッドスティール」の新作発表会を開催した。プロモーションキャラクターを担当する松田龍平さんも登場し、開発者と対戦したのだが……。
wk_0601128red01.jpg 左からユービーアイソフト代表取締役 ローゼン・レア氏、松田龍平さん、マーケティングゲームマネージャー ダミアン・モレ氏

 WiiでFPSをやるとどうなるのか? そんな欲求を満たしてくれるタイトルが本作「レッドスティール」である。Wiiタイトルというとどうしても、ほんわかしたミニゲーム集やスポーツものであったり、ビジュアル自体がかわいらしいものが多い中、数少ないバイオレンス系リアルアクションが楽しめると、今年5月のE3での初公開の際、ひときわ異彩を放っていた。

 そんな本作のプロモーションキャラクターに、松田龍平さんが指名されたのは先月のこと。現在、テレビCMも公開されているのでご存知の方も多いだろう。新作発表会では松田さんも登場し、開発者との対戦も実現。プライベートでもゲーム好きとして知られる松田さんは、発売前にWiiと本作を堪能できたことが友達への自慢と答える。

wk_0601128red02.jpg 松田龍平さんとゲームライターの河合桃子さんによる対談では、発売前からゲームを遊べ、充実したゲームライフを送れたと明かす。自身では好んでFPSやシュミレーションを遊んでいるという。本作で気にいっているところは、日本人なのにカタコトだったりと笑えるところと、Wiiリモコンの角度を変えるとゲーム中にも反映されるので、無駄に銃を横撃ちできたりと凝っているところと答えてくれた
wk_0601128red03.jpg 対談のあとはユービーアイソフトのダミアン・モレ氏と対戦。3分間1本勝負で多く倒した方の勝ちとなる。勝負はさすがというべきか松田さんの優勢で進み、ダミアン氏はなすすべもなく負けてしまう。これにはダミアン氏が“泣きのもう1勝負”を頼むことに。2本目はなんとか面目躍如と勝利し、痛み分けとなった。ちなみに松田さんは視力が悪く、「メガネさえあれば圧勝だったんですけどね」と涼しげに対戦を振り返っていた。対戦はやはり楽しいとも
wk_0601128red04.jpg 今までにない直感的なWiiの操作が、単純ながら気に入っていると松田さん。ゲームに登場するならば、敵として登場したいとも答えてくれた。「ゲームではさまざまな人物になれるし、さまざまな視点で楽しむことができることがいいところだと思っている。レッドスティールではなりきって遊べるのが好きですね」とコメント

 今回の「レッドスティール」新作発表会は、渋谷のセルリアンタワー東急ホテル ボールルームで行われた。まずユービーアイソフトの代表取締役 ローゼン・レア氏が登壇し、ユービーアイソフトが今年創立20周年を迎え、もっとも大きな成長を遂げられたことについて挨拶。続いて、北米で先行発売されたWiiについて触れ、わずか1週間で50万本の出荷台数を記録したことで、必ず成功すると確信したと、12月2日の日本での発売にも期待していると述べる。

 「私たちは、日本をモデルにしたユニークな銃や刀を使ったアクションゲームを日本で先行発売できることをうれしく思っています。本作はWiiリモコンで楽しめるよう細心の注意を払って開発されました。2005年にロサンゼルスで開催されたE3において、はじめて任天堂からWiiの動作感知コントローラについて説明を受けた際、予想できなかったことであり、開発チームは新しい企画にとても胸を躍らせました。明確だったことは、任天堂がまったく新しいコントローラの持つ、ゲーム機専用の斬新な発想を求めていたということです。私たちは、Wiiの新しいマーケットを担い、ゲーム開発者たちの発想をより飛躍させ、今までゲームにまったく関心を示さなかった消費者を魅了するにちがいないと確信しています」(レア氏)

 これらの新しい人々は、Wiiのみならず、ほかのゲーム機を使用することで、ビデオゲーム機の市場を拡げることになると期待しているとのこと。

 ユービーアイソフトは、3500人の従業員を世界中に持ち、15の開発スタジオを11の国々に持つ世界で2番目に大きな開発能力を持つゲームパブリッシャーである。その莫大な資金力を背景に、「レッドスティール」を含むWiiタイトルに多大なる資金が投入でき、同時に他機種へのソフト開発もぬかりなく進行できたのだそうだ。

 「本作は、パリのスタジオで開発されました。ビジュアル的には日本に初めて着いた西洋人が誰しも経験するカルチャーショックを表現しています。西洋人から見た日本の一種独特な習慣や風土と、海外との違いに注目したわけです。勘違いされた日本の姿は、きっと日本の消費者にも興味を抱かせるものに違いありません」と、本作が日本市場で受け入れられることを願っているという。

wk_0601128red05.jpg 新たなゲーム機の開発は、パブリッシャーにとっても新しい開発の可能性を拡げることにつながるため興奮するとユービーアイソフト代表取締役 ローゼン・レア氏
wk_0601128red06.jpg 次に登壇したユービーアイソフト マーケティングゲームマネージャー ダミアン・モレ氏はゲーム内容について説明してくれた。なにやら本作のゲームロケーションを決める際、日本の柔術や禅に強く引かれて興味を持ったのだとか
wk_0601128red07.jpg 会場横には試遊台も

Wiiリモコンで撃って斬れ!

wk_0601128red08.jpg 最大4人での対戦ができる。この対戦の際は銃のみでの戦闘となる。あらかじめ設定されているステージを駆け回り、自分以外を倒していくという内容

 「レッドスティール」は、Wiiリモコンを刀や銃に見立て、振ったり撃ったりすることが基本的動作となる。仮想の東京を舞台に、主人公は襲い来る敵を時に退け、時にひれ伏させる。本作のキモともいうべきはこの敵を殺さず屈服させることにある。

 侍ポイントシステムと名付けられたこのシステムは、敵を殺さず降参させるとポイントを得られ、これがたまっていくとプレーヤーの身分が上昇していくというもの。この階級上昇により、新たな型や裏技が使用できるようになる。ちなみに階級は10段階存在し、「外人」→「見習い」→「門人」→「刀持ち」→「武人」→「見上げた武人」→「侍見習い」→「侍」→「師範代」→「師範」と上がっていく。

 また、敵を連続で倒していくとフリーズゲージがたまっていく。このゲージがたまると時を止める“フリーズショット”が使用可能となる。

wk_0601128red09.jpg フリーズゲージがたまると一定の時間“時”を止めることができる。Aボタンを押しながら素早くWiiリモコンを前に押し出すと、相手の時間を止める。その瞬間を狙ってWiiリモコンのポインターを敵に合わせBボタンを押すと、時間が動き出すと同時に連続ショットが命中する。この際、ポインターを敵の銃を持つ手元に合わせると、敵はホールドアップし降参する
wk_0601128red10.jpg 降参した敵に対してWiiリモコンを振れば切り捨ててしまうが、ヌンチャクを振ると敵を倒さず土下座させることになる。土下座もしくはホールドアップで降参させると、侍ポイントを獲得できる。敵を倒すも倒さないも自分次第ということだ

wk_0601128red11.jpgwk_0601128red12.jpgwk_0601128red13.jpg 銃によるアクションは、1人称視点のシューティング。Wiiリモコンのポインターで照準を合わせ、Bボタンを押すだけとなっている。敵の攻撃を遮蔽物を使って回避も可能で、もちろんこちらからの攻撃でオブジェクトも破壊できる。車やドラム缶などを爆破すると、周囲の敵を一掃することも
wk_0601128red14.jpgwk_0601128red16.jpgwk_0601128red15.jpg 刀によるアクションは、Wiiリモコンとヌンチャクを2つの刀に見立ててプレイする。敵を屈服させるには、相手の体力を減らすか、刀を折るか……。敵によっては攻撃タイプが違うので、見極めも肝心というわけだ

wk_0601128red17.jpgwk_0601128red18.jpg 舞台設定はロサンゼルスと東京。ヤクザ、芸者、侍、忍者など、伝統的な日本文化と、ネオン煌めく歓楽街やパチンコなどの近代的日本文化が融合した世界が描かれる。ユービーアイソフトのマーケティングゲームマネージャー ダミアン・モレ氏曰く、映画の「ラストサムライ」や、黒澤明氏や北野たけし氏の映画を参考に、西洋人の目から見るステレオタイプに近いより日本らしい日本が描かれている。そのため、海外から日本がどう見られているかをリサーチし、ロケハンとして東京や京都などを取材し、4000枚以上の写真をゲームに反映することになったという

ストーリー

 ロサンゼルスにある街を一望できる洒落たホテルのレストラン。主人公のスコットは、フィアンセである日系アメリカ人女性のミユと、カルフォルニアに一時滞在中のミユの父親である佐藤と、初めて対面する事になっていた。そして主人公に父親が紹介されようとしたその瞬間、事件は動き始めた……。

 突然彼らの目の前に武装した一団が踏み込み、一瞬にして店を修羅場と化した。事情も分からず戸惑うスコットをよそに、佐藤は傷を負い、ミユは人質として連れ去られてしまう。一体、自分の身に何が降りかかっているのか……そんな事を考える間もなく、スコットは佐藤とともに知人の元に逃げ延びる。

 ミユの父親である佐藤の真の姿は、東京で最大の勢力を誇る日本のヤクザ・佐藤組の組長であった。佐藤を裏切りミユを連れ去った佐藤の部下がスコットに残した言葉は……「佐藤の刀を持ってこい」。その刀は“刀霧(カタナギリ)”と呼ばれる神剣で、佐藤家に代々受け継がれる力の象徴だった。死の淵にある佐藤は、スコットに大鳥という人物の名前を残し、刀を託す。

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 「ミユを救い出してくれ……」――そう言い残して佐藤は息を引き取った。こうしてスコットは刀とともにミユを助け出すために日本へと向かう。日本で大鳥を訪ねたスコットは修行を重ね、周囲の信頼を得ていく。そんな中、事件の黒幕である東海の存在が浮かび上がってきて……。


「レッドスティール」
対応機種Wii
メーカーユービーアイソフト
ジャンルアクション
発売予定日2006年12月2日
価格6800円(税込)
CEROC(15歳以上対象)+暴力
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[加藤亘,ITmedia]

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