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2006年12月25日 15時55分 更新

CESA、「オンラインゲーム運営ガイドライン」を制定

コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、オンライン運営ゲーム会社における遵守事項をまとめた「オンラインゲーム運営ガイドライン」を制定。2007年1月1日より施行する。
画像 発表会に出席した、CESA常任理事・調査広報委員長の伊藤裕二氏、(ディースリー・パブリッシャー代表取締役社長)、CESA会長 和田洋一氏(スクウェア・エニックス代表取締役社長)、CESA専務理事 堀口大典氏

 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、「オンラインゲーム運営ガイドライン」の制定・施行について発表会を開催。今回の経緯について説明を行った。

 今回制定されたガイドラインは、「CESAに加盟するオンラインゲームサービス提供会社に対して、それぞれのオンラインゲームを適正に、円滑に運営することにより、提供会社とユーザー双方が良好な関係を気づきながら、充実したオンラインゲームプレイを楽しむ環境を構築するためのベースとなることを目的とする」もの(オンラインゲーム運営ガイドラインより)。ガイドラインは6項目から成り立っており、サポート受け付け内容に関する説明を設けることや、プレイ上の必須告知事項の明示、初心者向け各種説明項目の整備・提示、個人情報保護に関する明示、各サービス会社が不正行為について定義し、明示すること、また実施時期を2007年1月1日からとすることなどが定められている。適用範囲は「『パソコン』または『家庭用ゲーム機』からインターネットを介してサービス提供会社が管理するゲームサーバーに接続して遊ぶゲーム全般」(同)となっている。

 席上、CESAの会長である和田洋一氏(スクウェア・エニックス代表取締役社長)は今回の趣旨について、「CESAの会員はどちらかというとコンシューマーゲーム業界の会員が多いため、オンラインゲームに関してそれほど取り組んでいないという誤解があった」とし、今年の11月にオンラインゲーム委員会を加盟12社で設立してから話し合い、本日のガイドライン発表になったと語る。

 質疑応答の場で一番取り上げられたのがRMT(リアルマネートレード)に関する問題だ。これに対して和田氏は「法律上、もしくは社会通念上での不正は不正として取り締まっていくが、それぞれのゲーム世界での不正の定義は異なる。RMTにしても、たとえば『ファイナルファンタジーXI』では、ゲームデザインを損なうためにRMTをやめてくれと言っているが、ほかのゲームではそうでない場合もある。このため“それぞれのゲームで不正行為を定義して運営にのぞむ”ということになった。RMTは現状では違法行為ではないうえ、新しく起きてきた問題。これについては今後も議論を重ねていかなくてはならない」と語った。

 また和田氏は、他団体によるオンラインゲーム関連の活動について、「我々以外にもいろいろな団体がオンラインゲームについて協議していることは知っているが、今回の発表は、オンラインゲームに関するCESAとしての意見を出そうと言うこと。他団体とは情報交換はするが、一緒にやっていくことはない」と明言した。

[今藤弘一,ITmedia]

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