元祖大食いファイター「パックマン」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)
キャラクターとしても大ヒット
4匹のモンスターに、それぞれ性格づけがなされていたのもユニークだった。
デモ画面で紹介されているが、赤いモンスターが“おいかけアカベイ”。ピンクのモンスターが“まちぶせピンキー”。水色は“きまぐれアオスケ”で、橙色が“おとぼけグズタ”。
特に、パックマンを執拗(しつよう)に追いかけてくるアカベイが印象的だった。このゲームをプレイした人なら、アカベイとピンキーに挟まれてミスした経験は、誰しも持っているだろう。
モンスターたちは、効率一辺倒で動いているわけではない。時にはパックマンを追い込んでおきながら、突如として脇道にそれたり、反転したりすることもある。この気まぐれぶりが、プログラミングされたものとは思えない“人間臭さ”を感じさせた。
先に述べたような、丸っこい外見と相まって、パックマンとモンスターたちは、キャラクターとしても人気を博すこととなった。
日本よりアメリカですごかったようで、パックマンはアニメ化されて、最高視聴率が何と56%! キャラクター商品が400種類以上! そして「パックマンフィーバー」というレコードが発売されて、これがビルボードチャート9位! まさにポケモンの大先輩である。
アメリカといえば、「パックマン」登場から19年も経った1999年、ビリー・ミッチェル氏が256面パーフェクトクリアという快挙を達成している。これはすべてのイジケモンスターを食べ、すべてのフルーツを食べて、なおかつノーミスクリアという、常人には想像もつかない記録である。6時間以上かかったらしい。
トミーのLSIゲーム「パックマン」
アーケードで「パックマン」がヒットしていた頃は、まだファミコンが誕生する前。子供たちの間で流行していたのは、ゲーム&ウォッチ(任天堂)に端を発する、携帯型電子ゲームだった。
テレビゲームの著作権がまだ確立されていなかった時代ということもあって、「パックマン」をモチーフにしたゲームが、数社から発売されている。
そんな中で唯一トミーは、ライセンスを得て、「パックマン」の名で電子ゲームを発売した。
わたしが小学生の頃、クリスマスにもらったこの「パックマン」が、まだ自宅に残っていた。
このゲームでは、パックマンは常に左を向いていて、右へ移動するときはエサを食べられない。久々にやってみたら、元の「パックマン」とはかなりおもむきが違うものの、5面クリアで「good」という文字が出たときは、かなりうれしかった。
ナムコミュージアムでも主人公に
「パックマン」はさすがに有名タイトルだけあって、数多くの家庭用ゲーム機に移植されている。
ファミコンへの移植は1984年。ナムコのファミコン参入第2弾ソフトで(第1弾は「ギャラクシアン」)、パッケージとROMカセットに、「02」とナンバリングされていた。
アーケード版と比べると、エサの数がちょっとだけ少ないものの、オリジナルに近い形の「パックマン」が、家で遊べることは大きな売りだった。ナムコが参入して、アーケードの人気作品を続々と移植していったことで、ファミコンの人気は一層高まった。
その後、家庭用ゲーム機への移植は、ゲームボーイやゲームギアくらいだったが、アーケード版登場から15年が経った1995年、「ナムコミュージアムVol.1」収録作品の1つとして、プレイステーションに登場した。
「ナムコミュージアム」では、Vol.1の「パックマン」以外にも、Vol.3に「ミズ・パックマン」、Vol.4に「パックランド」、Vol.5に「パックマニア」と、シリーズ作品が収録されている。
さらにオープニングムービーもパックマンが主役だし(収録されていないVol.2とアンコールでも)、ミュージアムモードでは状態を示すアイコンとして、常にパックマンが表示されている。数あるナムコのキャラクターの中でも、やはりパックマンは別格扱いなのだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
-
【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
-
「プロ野球チップス」で誤字 伊藤大海投手を「176m」と記載してカルビー謝罪
-
「ママ友襲来10分前」→さぁ、どうする……? 大爆笑の“あるある”再現が400万再生突破「腹ちぎれました」「バナナ食べんでもええやん」
-
富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
-
21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
-
「大型魚の餌に!!」 熱帯魚店の“思わず目を疑うPOP”に恐怖 「サメでも飼うの?」
-
2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに手をスリスリされた瞬間…… 愛と幸せあふれる空間に笑顔になる「これぞ天使だ」
-
漂う違法感 東京に戻る息子へ持たせた“大量のブツ”に「九州人あるある」「帰省からの帰りいつもこれ」の声
-
異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
- 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
- “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
- お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
- 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
- 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」