GDCで思う日米の温度差
先週は北米サンフランシスコで開催されたGDC関連の記事が多数ランクインしております。日本のゲーム市場縮小が叫ばれている昨今、開発者たちはどう取り組んでいこうとしているのだろうか?
ITmedia Games
Weekly Access Top10
3月05日〜3月11日
1位 「音楽」はゲームに命を与える――任天堂サウンドはこうして作られた
2位 人は痛い思いが身に染みなくては、本質に近づけない――「ゼルダ」シリーズの青沼英二氏講演リポート
3位 戦局を見極めて、乱世を生き残れ――Wiiでロールプレイングシミュレーションの真打ちが登場
5位 関西弁でまくし立てる宇宙人が大暴れ!――オリジナルよりも笑える日本版
6位 3Dオンラインコミュニティ「Home」で実現する「GAME 3.0」――WWS社長フィル・ハリソン氏基調講演
7位 ある意味もっとも無双らしいガンダム参戦――「ガンダム無双」
8位 宮本茂氏、大いに喝采をあびる――2007 Game Developers Choice Award発表
9位 基調講演にはSCEや任天堂が――サンフランシスコで「Game Developers Conference 2007」開幕
10位 奥様メーターを上げることは誰でもできるはず――宮本茂氏基調講演
先週は北米サンフランシスコで開催された「Game Developers Conference 2007」(以下、GDC)関連の記事が多数ランクインしている。ゲーム開発者のためのイベントであり、特にユーザー向けの発表などは少なかったが、それでも注目度は高かった様子。
さて、ゲームを取り巻く環境には体温みたいなものであると思う。いわゆる温度差という形で表現されるわけだが、海外に出ると確かに日本との熱の差を感じずにはいられない。井の中の蛙という言葉もあるとおり、日本にいるとつい鈍感になってしまうが、市場規模の大きさから特にアメリカは、いまやゲーム文化の牽引役となって久しい。
GDCに参加している日本人スピーカーからよく聞いたのは、やはり日本市場の縮小による危機感であり、独創性あふれるオリジナルゲームが輩出しづらくなった開発現場の現状だった。それは、聴講に来たデベロッパーの方々と話をしても、同じことを自嘲気味に囁かれた。開発費の高騰や市場縮小におけるリスクの回避、それを理由とした続編偏重など、さまざまな理由があれど、かなり凝り固まった状態が日本のゲーム市場なのだとか。だからこそ、各メーカーともにユーザー層拡大を声高に叫ぶわけだ。
しかし、ほとんどすべてのスピーカーや参加者がそうであったように、まだ希望は捨ててはいない。日本には日本でしか生み出せないオリジナルがあり、技術があると胸を張る開発者のなんと多かったことか。これには同じ日本人として聞いていて胸のすく思いだった。
確かにアメリカの市場の大きさから、各ソフトメーカーはアメリカで売れるものを作らざるを得ないのかもしれない。しかし、逆にジャンルであり、嗜好の偏りを生み出してもいる。ゲームはもっと多様でなくてはならない。そういう意味では、日本はジャンルの隙間を狙う多様性があり、だからこそ少なくともいくつかのタイトルを今でもアメリカでヒットさせているのだ。日本の市場は縮小したとはいえ、まだ拡大の可能性もあるし比較的大きい。ゲームに関する不健康なイメージも払拭しつつある。開発者が持つ危機感がきっと、いずれは日本でしか生み出せないであろうオリジナルゲームが続出することを願ってやまない。
現在ゲーム開発現場では、携帯ゲーム機やPC、モバイルなど比較的開発費が抑えられるプラットフォームに新しい才能が開花しつつある。また、XNAのように比較的安易にゲームを製作する環境も整いつつある。新しい才能はいずれ、思ってもみない形で新たなゲームを我々の目の前に提示してくれるに違いない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
-
【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
-
「プロ野球チップス」で誤字 伊藤大海投手を「176m」と記載してカルビー謝罪
-
「ママ友襲来10分前」→さぁ、どうする……? 大爆笑の“あるある”再現が400万再生突破「腹ちぎれました」「バナナ食べんでもええやん」
-
富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
-
21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
-
「大型魚の餌に!!」 熱帯魚店の“思わず目を疑うPOP”に恐怖 「サメでも飼うの?」
-
2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに手をスリスリされた瞬間…… 愛と幸せあふれる空間に笑顔になる「これぞ天使だ」
-
漂う違法感 東京に戻る息子へ持たせた“大量のブツ”に「九州人あるある」「帰省からの帰りいつもこれ」の声
-
異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
- 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
- “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
- お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
- 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
- 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」