セガと角川書店が齋藤孝氏の「三色ボールペン名作塾」で一大プロジェクト始動

セガと角川書店は今年4月を皮切りに、齋藤孝氏の監修による「三色ボールペン名作塾」をゲームソフトと書籍で相互展開していくと発表した。

» 2007年03月19日 18時53分 公開
[ITmedia]

 セガと角川書店は、明治大学文学部教授であり「教育学」や「身体論」、「コミュニケーション論」研究で活躍している齋藤孝氏の監修による「三色ボールペン名作塾」をベースにしたゲームソフトおよび書籍を、4月以降相互展開していく。

 これに対して、「年齢や性別を問わず多くのゲームプレーヤーや読書家に、日本を代表する名作の文学表現に触れる機会を創出するとともに、『日本語に触れる楽しさ』や『日本語の奥深さ』を感じていただき、知的好奇心を刺激する新しい試みを今後も展開してまいります」としている。

 今後のスケジュールとして、4月に角川書店より書籍の第1弾として単行本「三色ボールペン名作塾」を発売、7月にセガよりニンテンドーDS用ソフト「齋藤孝のDSで読む三色ボールペン名作塾」、8月に角川書店より書籍の第2弾として新書「クイズ 文豪の日本語」を展開していくとしている。

「三色ボールペン名作塾」

 たった1本の三色ボールペンで、驚くほど日本語と文学の読み方が変わるとして人気の齋藤孝氏の「三色ボールペン」シリーズ第3弾が「三色ボールペン名作塾」。「読む」が「記憶」に直結、画期的な名作の読み解き方を、14作品を使って詳細に解説する。芥川龍之介の「羅生門」や、中島敦の「山月記」など、名作文学に込められた「意味」がみるみるわかり、ぐんぐん身につく1冊となっている。

 ちなみにシリーズ第1弾「三色ボールペンで読む日本語」では、単行本で17万部、文庫で5万部、第2弾の新書「三色ボールペン情報活用術」では10万部を売り上げている。その第3弾となる「三色ボールペン名作塾」では、日本人なら誰でも一度は読む名作を、三色ボールペンを使うことでより深く読む「技」を説くとしている。

 「三色ボールペン名作塾」は、客観的に「すごく大事」な場所に赤、「まあ大事」な場所に青、自分の主観で「面白い」と思った場所に緑を引きながらテキストを読む、齋藤孝氏の「三色ボールペン術」で名作を読み解く本となる。

  • 書籍「三色ボールペン名作塾」
  • 発売日:2007年4月
  • 価格(税込):1575円

「DSで読む三色ボールペン名作塾」

 セガから発売される「DSで読む三色ボールペン名作塾」は、日本文学を代表する名作を読みながら、齋藤孝氏が提唱する三色ボールペンを使った読書術が楽しく習得できるという内容。実際、ニンテンドーDSの画面上で線を引きながらの体感学習が可能で、齋藤孝氏が実際に引いた線と自分の線を比較したり、その解説が読める機能を搭載している。また、漢字や敬語はもちろん、正しい日本語表現が学べる本格ドリルも収録している。

 齋藤孝氏の提唱する「三色ボールペン術」で、太宰治の「走れメロス」や、芥川龍之介の「羅生門」、中村敦の「山月記」など、齋藤氏が選んだ珠玉の名作を用いて、実践的にトレーニングできるようになっている。また、漢字、敬語はもちろん、正しい日本語表現が学べる本格ドリルも収録しています。

  • ニンテンドーDS用ソフト「齋藤孝のDSで読む三色ボールペン名作塾」
  • 発売日:2007年7月
  • 価格(税込):3990円
  • プレイ人数:1人

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