有名選手16人と四角いコートでしのぎを削る――「スマッシュコートテニス3」（1/2 ページ）

PSPの中に広がるコートに舞台を移して、バンダイナムコゲームスの「スマッシュコートテニス3」が発売される。システムも刷新された中身はどうなっているのか？

[ITmedia]

　戦場は10.97メートル×23.77メートルの四角いコートの上――。バンダイナムコゲームスは、PSP用ノンフィクションスポーツゲーム「スマッシュコートテニス3」を6月21日に発売する。

　「スマッシュコート プロトーナメント」シリーズの最新版「スマッシュコートテニス3」は、16名のライセンス選手がしのぎを削る。本作では、有名選手の収録のほか、システムの変更、キャラクターカスタマイズや育成モードなど、さまざまな要素を追加されている。では、本作に収録されているモードを紹介しよう。

モードやカスタマイズが変わった

• アーケードモード：ライセンス選手やエディット選手を使用して、難易度ごとに異なる規定試合を勝ち抜いていくモード
• レッスンモード：ゲームの基本操作やテクニックをコーチからレッスンしてもらえる
• エキシビジョンモード：自由な設定での対戦が可能で、チーム戦が開催できる
• プロツアーモード：キャラクターエディットで自分だけの選手を作成・育成し、ツアーを戦いながら、世界ランキング1位を目指す
• アドホックモード：通常の通信対戦から、ゲームシェアリングでの対戦、ミニゲームでの対戦も可能
• チャレンジモード：「パックマン」など往年のタイトルとテニスゲームを融合させた遊び心溢れるミニゲームと、プロツアーモードのトレーニングゲームが遊べる

　上記モードの中でも、前作プレイステーション 2版で好評だったプロツアーモードが特筆もので、「練習の大切さ」や「試合での駆け引きの厳しさ」、「優勝の喜び」を感じ、大会やイベントなどが追加されたことで、まるでプロ選手になったかのような気分が体験できる内容となっている。

　またキャラクターカスタマイズも充実。新スキルの登場で新たな特殊スキルや、「逆境になるほど強くなる」、「勢いに乗ると強くなる」などのメンタルスキルの増加、スーパーショットの習得など、より個性的な選手を作ることが可能となっている。自分の分身を活躍させるプロツアーモードでは、自分だけのキャラクターを作成するのだが、そのキャラクターカスタマイズのパーツも前作プレイステーション 2版より2倍以上のパターンを用意している。顔・肌色・髪型・髪色・服装に至るまで細かく設定ができ、自分だけのオリジナル選手の作成が可能となっている。

各地の伝統あるコートから街のそのへんにあるコートまで各種取りそろえられている

ショットが変わった

　従来のテニスゲームでは、ボールが手元に来たタイミングでボタンを押し、ラケットを振るといったタイミング型だったが、本作では先行入力型のショットシステムに変更されている。これは初心者でもトッププロ級のスーパープレーを体験できるようにするための施策となる。また、戦術の多彩さを強化し、対戦での駆け引きを向上させたシステムへと生まれ変わっている。例として以下の変更が確認されている。

• ため打ち：先行入力でボタンを押し続け、選手の手元にボールが来た時にボタンを放すことでため打ちができる。ため打ちは普段のショットよりも強力なショットが打てるようになった。
• ためタイミングショット：ため打ちの際、シリーズの特徴である“ベストなタイミング”でボタンを放すことで、さらに強力なショットを打つことができるようになった。
• スーパーショット：プロツアーモードでスキルを覚えることで、鋭角な高速ランニングショット、左右に大きく曲がるショット、鋭角でネット際に落とすスーパードロップショットなど、一発逆転に使用できるさまざまなスーパーショットが打てるようになる。

スーパーショットの妙技を体験せよ

対戦プレイやミニゲームが変わった

こちらがボムテニス

　本作では、PSPの通信機能を使用した対戦プレイが可能となっている。友人間で対戦を行なう度に対戦記録が交換され、ランキングポイントのやり取りにより、対戦ランキングが表示。互いに対戦者の記録が確認できるようになっている。さらに、ゲームシェアリング機能を利用し、ソフトを持っていないユーザーでも、対戦プレイができるとのこと。

　また、パックマンテニス、ギャラガテニスやボムテニスの3つのミニゲームを搭載。このミニゲームはアドホックモードで対戦プレイも可能となっている。