ロックワークスの2大新作タイトルが全面対決!?――「十二ノ天」&「九龍争覇」発表会(1/2 ページ)
ロックワークスによる発表会において、新作MMORPG「十二ノ天」と「九龍争覇」が紹介された。発表会には両タイトルの応援団長に選ばれたお笑いコンビ「アメリカザニガニ」の2人も登場し、いつのまにかそれぞれが応援するタイトル同士が対決することに?
4月9日、ロックワークスによって新作PC用オンラインゲームの発表会が東京・六本木にて開催された。
ロックワークスは、「ダークアリーナ」や「ドラゴンジェム+」といった韓国発のオンラインゲームを日本向けにローカライズし、サービス提供をしているオンラインゲーム会社。発表会では、まずはじめに同社代表取締役社長の岡村隆氏が登壇し、「2007年4月9日、ロックワークスは満を持して2つのタイトルを発表します。ひとつは、韓国のギガスソフト開発の『十二ノ天』、もうひとつは同じく韓国のINDY21開発の『九龍争覇』です。この2タイトルは、東洋を舞台にしたMMORPGとなっています。これらのタイトルの提供を機に、日本でのオリエンタルエンターテインメントの分野をロックワークスが切り開き、牽引していきたいと思います」と力強い挨拶をした。
今回の発表会のため、ギガスソフト代表取締役社長の紅窓右(ホン・チャンウ)氏、INDY21代表取締役社長の尹善鶴(ユン・ソンハク)氏が来日。それぞれ、「実は、私はビジネスマンというより、ゲーム開発者です。そのため、日本のオンラインゲーム市場に向けてどのように『十二ノ天』をパブリッシングしていけばいいか、という質問に答えることはできません。しかしながら、ロックワークスという心強いパートナーがいるので、日本市場での成功に確信を持っています」(紅窓右)、「私たちが開発した『九龍争覇』は、韓国をはじめ世界各国でのサービス提供を予定しています。その中でも、私は日本市場での成功が特に重要だと考えています。ロックワークスと協力し、今後もがんばって日本市場に向けてサービスを行っていきたいと思います」(尹善鶴)と、日本でのサービスについて語った。
各社代表取締役社長の挨拶の後には、特別ゲストのお笑いコンビ「アメリカザリガニ」の柳原哲也氏、平井善之氏が登場した。2人はそれぞれ、柳原氏が「十二ノ天」の応援団長、平井氏が「九龍争覇」の応援団長に選ばれたとのこと。通常の発表会なら各タイトルの紹介を行うところだが、2人は異なるタイトルの応援団長に就任したこともあり、自分のタイトルが可愛い様子。いつのまにか、発表会ということを忘れ、それぞれのタイトルが対決することになってしまった。
第1の対決「世界観対決」
「十二ノ天」―さまざまな国の特徴が盛り込まれた東洋ファンタジー
中国の文化にこだわらず、インドや日本といった東洋の国々のエッセンスが盛り込まれた東洋ファンタジーの世界。プレーヤーは「白道十三天」、「覇王破天連」、「血連教」という3つの勢力のいずれかに所属し、自らの勢力の拡大のために戦うこととなる。
「九龍争覇」―9つの勢力が争う、リアル志向の世界
9つの“門派”が権勢を競い合う、古代中国を元にした世界で、プレーヤーはいずれかの勢力に所属することができる。各門派には武当(ブトウ)や小林寺(ショウリンジ)といった中国の歴史的背景を基本にした設定が存在し、所属勢力によって使用できる武功(スキル)が異なる。これら9つの勢力には、それぞれ「白道」、「黒道」、「中立」といった3つのカテゴリー分けがされており、プレーヤーは選んだ門派によっていずれかに属することになる。フィールド上に出現するモンスターにも勢力が存在し、プレーヤーの行動とは関係なく戦いを繰り広げることもある。中には、プレーヤーの手助けをしてくれるモンスターも存在するとのことだ。
また、本作にはプレーヤーの行動が“小説”として記録されていく「江湖風雲録」システムが導入されている。「九龍争覇」の世界には“英雄”と呼ばれる10人のキャラクターが存在し、ゲーム内のクエストを達成して彼らの軌跡を追うことで、ひとつの壮大なストーリーが形作られていくという。
中国武侠小説をイメージした世界観ながら、それぞれ異なる特徴をもつ両タイトル。「アメリカザリガニ」の柳原氏は「“十二”と“九”でこっちのほうが数が多い。だから『十二ノ天』の勝ち」と主張するも、やはり甲乙つけがたく「世界観対決」は引き分けとなった。
ちなみに対決中、「九龍争覇」の門派実装のタイミングも公開された。クローズドβテスト時には白道の「少林寺」と「開幣」、そして黒道の「秘宮」、「緑林盟」が。オープンβテスト時には白道に「武当派」が、黒道に「魔教」が追加。そしてサービス開始後に順次中立派の「鉄拳門」、「黒龍幇」、「世家連盟」が追加される予定だ。
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