二大人気シリーズのオールスター豪華共演! 無双祭り、ここに開催?「無双OROCHI」レビュー(2/3 ページ)

» 2007年04月13日 00時00分 公開
[磯野正学,ITmedia]

操作できる武将は圧巻の79人!!

 ストーリーとともに気になっていた、操作できる武将の人数。プレイ前は前述のように“もしかしたら少ないのかも”なんて不安に思っていたのだが、これは完全に杞憂に終わった。「三國」シリーズの武将48人に、「戦国」の武将29人に加え、さらに特定条件を満たすことで操作が可能になる妲己と遠呂智を加えると、なんと総勢79人の武将がプレーヤーキャラクターとして登場するのだ! シリーズ中、文句なしに最大のボリュームと言って良いだろう。

どことなくとぼけた雰囲気の今川義元だが、鞠を蹴るときは華麗

 ちなみに、最初は各勢力(魏、蜀、呉、戦国)ともに3人しか選べないが、特定の章をクリアしたり、戦闘中に特定条件を満たすと、使える武将が増えていく仕組みだ。ただし、ストーリーが架空のためか、例えば魏のシナリオをプレイ中に蜀の武将が仲間になるなど、どこでどの武将が仲間になるのか予想しにくい。そのため、コアな無双ファンであっても、「こんな場所でこの武将が仲間になるのか」という驚きを楽しめるだろう。武将を捜す楽しみは、より深くなったと言える。

 個人的には、「戦国無双2」で登場しなかった、今川義元や石川五右衛門、くのいちといったキャラクターが、新たにプレーヤーキャラクターとして参戦してくれたことが、うれしいポイントだ。特に今川義元は作品中屈指のイロモノキャラで、蹴鞠を利用したトリッキーな戦い方が楽しめる。筆者は彼を早く使ってみたいがために、どこで仲間にできるのか必死になって探すはめに。ちなみに彼を仲間にできる条件はかなり難しく、結局仲間にできたのは、しばらくプレイしてからだった。そんな苦労で入手した今川義元の、サッカー選手のように鞠を豪快に蹴って相手を蹴散らしていく姿を見るだけでも満足を得た。苦労した甲斐があったというもの。

爽快さが増し、完成形に近づいた戦闘シーン

 無双系アクションという呼び名も定着してきた感のある、無双シリーズ。なんと言ってもキモとなるのは、大量の敵をバッサバッサとなぎ倒していく、爽快感満点の戦闘だろう。本作の戦闘システムは、攻撃をテンポよく繰り出して、ド派手なコンボ攻撃を決めるという、「無双シリーズ」に準拠したモノとなっている。ただし、新要素も多く取り入れられている。まず、各武将には“アタッカータイプ”が設定され、特殊攻撃“タイプアクション”が使えるようになった。アタッカータイプの種類は、パワー(力) 、スピード(速)、テクニック(技)の3つ。タイプアクションは武将によって異なるが、それぞれ次のような特徴がある。相手を多く倒して武将の熟練度が上がると、タイプアクションの効果が大きくなる仕組みだ。

パワータイプ:攻撃中に相手の攻撃を受けてものけぞらない、という特性を持つ。無双ゲージを消費して強力な必殺攻撃を繰り出す、タイプアクションが使える
スピードタイプ:空中ダッシュを行えたり、ジャンプして攻撃をキャンセルできるのが特徴。タイプアクションは、2種類のコンビネーションアーツが用意されている。攻撃中にキャンセルして出すことができるため、流れるような連続攻撃を繰り出す事ができる。なかには、相手の防御力を下げたり、自身の攻撃速度を上げるなど、特殊効果が発動するものも。無双ゲージを消費するものとしないものがある
テクニックタイプ:チャージ攻撃を強力にしたEXチャージ攻撃と、相手の攻撃に反撃できるEXカウンターという、攻守に優れたタイプアクションを持つ。どちらも、無双ゲージを消費する。また、空中の相手に対してチャージ攻撃、EXチャージ攻撃を当てると大ダメージが与えられる

 タイプアクションは武将によって違うが、どれも使い勝手のよいものばかり。武将ごとに持ち味や戦い方が変わっている。79人の武将が操作できるが、それぞれ違った戦いが楽しめるのは、うれしい限りだ。

 これまでのシリーズでは、1人の武将を操っていたのに対し、本作は3人の武将を交代させて戦うチームバトルになっている。ステージ挑戦前に3人の武将をチョイスできるが、実際の戦場で操作できるのは、そのうちの1人。戦闘中にキャラクターを素早く入れ替えて戦う仕組みだ。入れ替えはボタン操作1つででき、瞬時に交代するので隙もほとんどない。

 待機状態の武将は、体力ゲージと無双ゲージが回復するので、武将の体力が減ってきたら待機中の武将と交代させてピンチを脱する、なんて戦い方も可能だ。また、前述のように武将ごとに特徴が違うので、チームの組み合わせを考えるのも楽しい。

 力押しするオールパワータイプや、見た目が華やかな女性3人組み、服部半蔵・風魔小太郎・くのいちの忍者衆など、チームとなるパターンはいくらでもある。もちろん、自分のお気に入りの武将だけでチームを組むのだってアリだ。筆者はイロモノ武将好きなので、今川義元を筆頭に、孟獲や張角、左慈といった正統派ではない武将だけでチームを組むのがお気に入り。個性が強いだけに扱いづらいが、面白ければそれでいいのだ!

相手から攻撃を受けているときは、メンバーを交代できない。誰か1人でも体力がなくなってしまうと、ゲームオーバーになってしまうため、いつ交代するかの駆け引きが楽しい
回復アイテムや能力を一時的に上げるアイテムなどは、拾えば3人全員で効果を受けられる。ただし、経験値アイテムは、拾った本人のみしか効果がない

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/19/news036.jpg 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  2. /nl/articles/2404/17/news037.jpg 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  3. /nl/articles/2404/19/news128.jpg 「プロ野球チップス」で誤字 伊藤大海投手を「176m」と記載してカルビー謝罪
  4. /nl/articles/2404/16/news112.jpg 「ママ友襲来10分前」→さぁ、どうする……? 大爆笑の“あるある”再現が400万再生突破「腹ちぎれました」「バナナ食べんでもええやん」
  5. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  6. /nl/articles/2404/18/news032.jpg 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに手をスリスリされた瞬間…… 愛と幸せあふれる空間に笑顔になる「これぞ天使だ」
  7. /nl/articles/2404/18/news130.jpg 漂う違法感 東京に戻る息子へ持たせた“大量のブツ”に「九州人あるある」「帰省からの帰りいつもこれ」の声
  8. /nl/articles/2404/18/news176.jpg 「大型魚の餌に!!」 熱帯魚店の“思わず目を疑うPOP”に恐怖 「サメでも飼うの?」
  9. /nl/articles/2404/18/news015.jpg 【追記】クルマのヘッドライトを「魔法の水」で磨いてみたら…… SNSで話題「ダイソーのアルカリ電解水」の効果に「今日やってみます」「参考になりました」の声
  10. /nl/articles/2404/16/news135.jpg 鼻がムズムズの2カ月赤ちゃん、息を吸い込んだ次の瞬間……! まるで天使な8秒に「このくしゃみは何!?」「全てがかわいい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」