レビュー
2007年05月09日 04時13分 更新

「名探偵コナン 探偵力トレーナー」レビュー:

キミのDSが「乱歩計」に変わる。頭脳を鍛え、5つの探偵力を磨いて、名探偵を目指せ! (1/2)

ニンテンドーDSのジャンルとしては、すっかり定番となった「脳トレ」系ソフトに、あの「名探偵コナン」が登場。コナンを始めとしたおなじみのキャラクターたちとともに、判断力・集中力・分析力・観察力・記憶力の5つからなる“探偵力”を鍛えよう。

“探偵力”を鍛えて名探偵を目指せ

「名探偵コナン」といえば、少年探偵・江戸川コナンが、数々の難事件、不可能犯罪を、その頭脳と行動力で解決していく人気マンガ。TVアニメや映画にもなっており、原作ともども、十数年間にわたって親しまれ続けている。まあ、今さらそんな説明をする必要もないほどの国民的人気作品だ。

 もちろん、これまで数多くのゲームにもなっているこのコナンだが、今回紹介する「名探偵コナン 探偵力トレーナー」は、ニンテンドーDSでのデビュー作。いわゆる「脳トレ」タイプのゲームで、“探偵力”と銘打たれた5つのジャンルの問題を解いていくことで、プレーヤーの名探偵としての能力を計測・鍛錬することができるのだ。

画像 ゲーム内では、プレーヤーの使っているニンテンドーDSは、阿笠博士(原作に登場する発明家)の発明した探偵力測定器「乱歩計」ということになっている

 なお、このゲームは以下の5つのメニューによって構成されている。

 まず、もっとも基本となるのが「測定」。ここでは、探偵力の5ジャンル、判断力・集中力・分析力・観察力・記憶力にそれぞれ対応した問題が順に出題され、最後にその成績を総合的に評価・分析してくれる。また、この測定を繰り返し行うことで、別のメニューで遊べる内容が増えていく仕組みにもなっている。

 「事件ファイル」は、コナンが過去に解決した事件(ゲームオリジナル)の再現という形で、ストーリーに沿って5つの問題を解いていくもの。クリア成績によって、「無事解決」、「楽々解決」、「完全解決」の3段階に評価される。また、同じ事件でも、クリアすると難しい難易度が追加されるので、さらなる名探偵を目指して何度でも挑戦できるのだ。

 「トレーニング」は、事件ファイルでクリアした問題の中から、好きなものを選んで単独でプレイできるメニュー。文字通り、自分が苦手とするジャンルの問題のトレーニングに活用することができるだろう。


画像 「測定」で獲得した探偵力のポイントに応じて、名探偵への道のりをどれだけ進んだのかという“歩数”が表示され、一定の距離に到達すると、ライバルなどが登場する

 「ライバル対決」は、測定で一定のポイントを貯めると登場する、さまざまな原作キャラクターとの対決イベントを、自由に選んでプレイできるメニュー。登場するライバルも、次第に手強い相手になっていくのだ。

 そして、「データ」では、過去にプレイした各メニューの成績を確認することができる。特に、測定で出した成績は、「探偵力レーダー」というレーダーチャートにして見ることができるようになっていて、自分が各ジャンルで出した最高成績と、最新のプレイで出した成績をわかりやすく比較できるようになっている。さらに、過去7日間に行った測定の総合探偵力ポイントを棒グラフで見比べられる機能もあるので、日々の鍛錬の成果(あるいは進歩のなさ?)を実感することができるようにもなっている。

明晰な判断力を鍛え上げろ

 さて、そんなわけで、ここからは「探偵力」を構成する5つのジャンルの問題を、いくつかの例を挙げて順に紹介していきたい。まずは「判断力」からだ。

 このジャンルに属する問題は、提示された情報から、いかに早く正確に答えを選べるか、ということが重要になっている。例えば「ジャンケン勝負」。これは、元太、光彦、歩美の3人とジャンケンをするゲームで、表示されるグー・チョキ・パーのどれかに対し、自分がどれを出すか素早く選ぶというもの(つまり遅出し)。ただし、ただ勝てばいいわけではなく、同時に表示される「勝て!」、「負けろ」、「あいこ」に対応していく必要があるのだ。グー&勝てなら選ぶのはパー。パー&負けろなら出すのはグー、という具合だ。シンプルな内容だが、連続してやっているとだんだんこんがらがってくる。

 「犯人を追跡せよ」は、4分割された画面の中から、犯人が逃げ込んだ“一番人の多い場所”を選択する問題。一見して明らかに人が多い場所ならいいのだが、難易度が上がってくると、人数にあまり差がない上に、人間が微妙に重なっていたりして、非常にややこしい。もちろん、時間制限があるので、ゆっくり数えているヒマもない。まさに、とっさの判断力が試されるのだ。

画像 「ジャンケン勝負」。普通は勝つことを考えるので、「負ける」手を選ぶ際にためらってしまいがち
画像 「犯人を追跡せよ」。判断が難しい選択の場合、スピードを取るか正確さを取るかが悩みどころだ

不動の集中力を身につけろ

 「集中力」問題では、瞬間的な事柄に対して、いかに意識を集中していられるかを試される。「殺人現場はどこだ」では、4つの窓に瞬間的に映るシルエットの中から、凶器を構えた犯人の影が映った部屋を選ぶのだが、微妙にポーズが似ているシルエットがミスを誘ったり、なぜか部屋の中で釣りをしているものや、ひとりがもうひとりにドロップキックを食らわせているものなど、妙なシルエットがこちらの集中を乱してくる。

 「小五郎を眠らせろ」は、画面内を動くターゲットサイトが、探偵の毛利小五郎に重なった瞬間をタッチするゲームで、小五郎を麻酔針で眠らせるという、原作ではおなじみのシーンを再現したもの。ターゲットが重なった瞬間を一度逃すと、次に重なるまでに間が開いてしまうため、最初の機会にヒットさせることが重要だ。しかし、その最初の機会が、画面が切り替わった瞬間に来たりすることも多いので、とにかく集中力を切らさずに画面を注視し続けなければならないのだ。

画像 「殺人現場はどこだ」。正解となるシルエットは4タイプで、そのうちの1つがどこかに現れる
画像 「小五郎を眠らせろ」。サイトと小五郎の頭が重なった瞬間を狙う。微妙な重なり加減の時が迷いどころ
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[鷲尾トモノリ,ITmedia]

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