タイトルは同じでも中身はまったく異なります――WiiとDSで展開「ぼくとシムのまち」プレゼンテーション(1/2 ページ)
エレクトロニック・アーツでは本日、プロデューサー上野正博氏の解説の元、Wii版&DS版「ぼくとシムのまち」のプレゼンテーションが行われ、開発の現状報告とゲーム内容について明らかにした。
昨年11月にエレクトロニック・アーツは、「Nintendo World 2006 Wii体験会」と時を同じくして、Wii版「ぼくとシムのまち」の説明会を催した。そこでは、大幅なビジュアルチェンジが施されたザ・シムズシリーズの最新作がWii用として開発されることと、街の“発展”というよりは、街での“生活”に焦点が当てられていることが明かされた。
プレーヤーは、引っ越してきた街を探索し、自分好みに発展させ、理想の生活環境を構築していく。家具や街の外観を整備し、ミニゲームに興じ、住人とのコミュニケーションを重ねていくことで、街は徐々にその景観や住人の顔ぶれまで変化していくことになる。
前回は、エレクトロニック・アーツ シムズ部 プロデューサー上野正博氏によって説明が行われ、キャラクターメイクと建物のカスタマイズを体験することができた。今回は家具などのカスタマイズを中心に、ゲームスタート時からの生活を行動順に沿ってより詳しく紹介してもらった。また、同じく2007年中の発売を予定しているニンテンドーDS版にも触れ、ともに実機でのデモプレイによる解説が行われた。ちなみにWii版とDS版は、「ぼくとシムのまち」とタイトルは同じでも、中身はまったく違う。
Wii版「ぼくとシムのまち」
目に見えるものがカスタマイズの対象となるWii版「ぼくとシムのまち」では、キャラクターのみならず、家やその内装、家具に至るまで細かく設定することができる。前回の紹介の際は、ブティックなどで入手した服や表情を変更したり、家の外観をカスタマイズするデモンストレーションの様子を紹介した。今回は、その建物の内部に並ぶ家具のカスタマイズ方法をメインに、本作をよりていねいに上野氏が説明してくれた。
かつてにぎわいを見せた街は、すっかりその勢いを失い、プレーヤーが引っ越してきた時には見るも無惨な廃墟寸前と化していた。プレーヤーは住人の要望を叶えながら、街の改善に乗り出すことになる。自分の家を建て、今いる住民の生活を向上させ、空き地となった場所に新たな住人を誘致していく。プレーヤーは、彼らシムと呼ばれる住民たちの、家具やアイテムが欲しいといった注文を引き受け、彼らの満足度を上げ、5つ星で評価されるスターレベルを上げることが当面の目標となる。もちろん、スターレベルを上げきっても、ゲームはそれで終わることはない。
上野氏は、住民が要望を出していた家具を例に、スターレベル(満足度)の上げ方をデモンストレーションしてみせる。この世界では家具などを製作するにも、パーツがなくては始まらない。プレーヤーはまずその材料集めを最初の目的とすることになるという。上野氏はそれを、「交際」→「収集」→「作成+カスタマイズ」→「交換」という流れに沿って循環していると説明する。
まず住民とコミュニケーションを取り、要望に従って材料を収集。その後、その材料を駆使して家具を要求されたのならばその指定された家具を作成し、それをさらにアレンジ。住民に引き渡し、さらなるコミュニケーションを取るといった具合だ。
住民からの依頼があった段階で、その設計図が入手でき、プレーヤーはそれに沿って作成することになる。設計図に従えば、どう作ろうが問題ない。ひとつの箱を作るのに、大きなブロック1つで作成してもいいし、細かいブロックを積み上げて作成してもいいわけだ。
これらアイテムの作成前段階となる収集では、家具や壁紙、テクスチャーの元となる「エッセンス」と呼ばれる材料が指定されている。エッセンスを組み合わせることでテクスチャーやブロックが配置可能であり、創造力次第ではいかようにもデザインすることができるという。ベットを作成しないといけないとして、単純な木枠のベッドにしてもいいし、そのベッドに天蓋を取り付けてもいい。シムたちが喜ぶものであれば何でもいいのだ。こうしたシムたちがお気に入りの家具などを渡すと、場合により「感情のエッセンス」をばらまくこともある。
感情のエッセンスとは、喜びや悲しみなどの塊で、これすらも材料として家具や壁紙に作り変えることが可能という。シムたちにはそれぞれAIが搭載されており、各々が自由に行動している。彼らには分かりやすいアイコンの形で“好み”も設定されている。彼らの好みを参考に、どうしたら喜んでくれるかを考えるのもプレーヤーの大事な仕事となる。
エッセンスとなるものは、感情以外にも果物や掘り起こさないと発見できないものなど多彩。食物を育て、それを材料として活用していく。なお、材料を集め依頼されたものを作成すると持ち物リストに加えられる。これら完成品でも、作業場に持ち替えれば再び作り直すことができると、リサイクルな世界となっている。無駄がない。また、エッセンスの入手先はさまざまで、プレーヤーがシムに依頼されて作ったゲーム機やカラオケマシンで遊ぶことで手に入る場合もあるとのこと。
ちなみに、一度建てた家を移動させることもでき、場合によっては住民を追い出すこともできるという。ただし、そのまま移動させてしまえば問題ないのだが、家そのものを取り壊した(退去させた)場合は、中の家具なども消滅してしまうので注意。
従来シリーズでは、寝たり食べたりすることが基本だったが、本作では寝なくてもご飯を食べなくても平気となった。お風呂などもオブジェクトとして入ることができるが、入らなくてもよくなったのだ。ただし、いろいろ試すことで手に入るエッセンスもあるので、一応ひと通り体験することをオススメすると上野氏。
本作は、リアルタイムではなく、ゲーム内時間で進む。時間帯によって起こるイベントのようなものも存在するという。冒頭は限られたエリアしか行けないが、アイテムを得ることで行動範囲は拡大していく。約20人ほどの住民の要望を叶えつつ、理想の街に育てあげられるかは、プレーヤーの奉仕の心と創造力によるところが大きいのかもしれない。
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