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2007年06月05日 02時45分 更新

「モンスターハンター フロンティア オンライン」プレスカンファレンス:

長州小力“キレる”ことなくプロモーション展開に協力――正式サービスは6月28日から (1/2)

カプコンは「モンスターハンター フロンティア オンライン」のプレスカンファレンスを行い、正式サービスを6月28日から開始することを発表。課金方式など今後のサービス展開について報告した。

「モンスターハンター フロンティア オンライン」プレスカンファレンス開催

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 カプコンは6月4日、品川 ザ・グランドホールにおいてPC(Windows 2000/XP/Vista)対応のオンライン専用ハンティングアクションゲーム「モンスターハンター フロンティア オンライン」(以下、MHF)のメディアを対象とした発表会「モンスターハンター フロンティア オンライン プレスカンファレンス」を開催。オープンβテストが6月21日から6月28日まで。正式サービスが6月28日から開始されることが発表された。また、その後、クローズドβテストに参加した一般ユーザーを対象とした「ハンター懇親会」を催した。

 本作は、家庭用ゲーム機市場においてシリーズ累計約370万本以上を出荷した「モンスターハンター」シリーズのPC版として、2月に第1回クローズドβテストが実施され、6000人の参加枠にもかかわらず約10万人もの参加希望者が集まった。4月には第2回クローズドβテストが実施、公認ネットカフェからや推奨PC購入などで参加できるクローズドβファイナルが5月21日まで行われていた。

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 プレスカンファレンスでは、MHFのゲーム内容についての紹介や、オープンβテストと正式サービスのスケジュールやサービス体系、プロモーション・プロダクト展開について発表された。

wk_070604mhf02.jpg カプコンがPCオンラインゲームに参入するのにはさまざまな試行錯誤があったと稲船氏

 まず冒頭挨拶に立ったカプコン常務執行役員の稲船敬二氏は、カプコンがPCオンラインゲーム事業に本格参入することをうれしく思うとともに、何年も前からその課題に取り組んだひとつの結果として本作があると説明する。

 「PCオンラインゲームに参入するのであれば、まず一番自信のある強力なタイトルを持っていきたいと常々思っており、それがモンスターハンターだったのです。本作がオンラインゲームにしてみて、ダメだったら諦めもつくという気持ちで臨みました。もちろん、中身は自信を持って送り出すものになってます。カプコンとしてはあくまでも本作はオンラインゲーム事業の第1弾という位置づけです。今後、本作以外でも核となるタイトルを我々は用意しております。その先陣であるモンスターハンター フロンティア オンラインが皆様に気に入ってもらえるよう祈っています」(稲船氏)

 実際、クローズドβの段階でも感触はよく、最近発売されたPSP版が120万本を超える大ヒットを記録していることもあり、クローズドβテストは好評のうちにファイナルを迎えることができたと稲船氏は発言する。その勢いを借り、かつさらにシリーズすべてに勢いをつけるような作品になるべくスタッフ一同が頑張っていると挨拶を締めくくった。

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今後のスケジュールや課金方法など

wk_070604mhf09.jpg 小野氏はユーザーの意見を取り入れレファインしていく、従来以外の新たな方法を模索していると語る

 その後、カプコン開発統括本部 オンライン開発部 部長 小野義徳氏がMHFの展開について説明に立つ。小野氏はMHFをオンラインゲームの新しい形として提案したいと切り出す。それがいわゆる“ハンターライフ”といわれる遊び方に直結していると本作に自信をのぞかせる。

 本作は「モンスターハンター2(ドス)」を基本に開発されているが、最新作の「モンスターハンターポータブル 2nd」の要素もふんだんに取り入れていくという意欲作だ。現在は、正式サービス開始時に実装される予定の既報の新要素に関する微調整を行っているところだという。

 簡単に紹介すると、「密林」のさらに最深部にあたる新マップの「樹海」や、そこに生息している新モンスター「ヒプノック」などは見た目も分かりやすい追加新要素といえる。狩る対象を増やさないわけにはいかないと、今後もモンスターやエリアはアップデートに伴い追加されていくという。また、モンスターの追加に伴い、それを素材とした新武器や新防具の追加。また、PC版で展開する際、今までのとはユーザー層が異なるので、各種調整も重要な課題と“リファイン”を大切にしていきたいと語る。また、「マイギャララリー」や「マイガーデン」、「猟団システム」などの新コンテンツも充実させるとしている。

wk_070604mhf10.jpg 「樹海」はツタが樹木にからまり、ちょっと先をも妨げるほど緑の世界。ひっそりと忘れられたかのように湖が広がっている場所もある
wk_070604mhf11.jpg 新モンスター「ヒプノック」からは、専用の武器や防具が切り出される。ハンターたるもの、獲物は残さずいただくべし
wk_070604mhf12.jpg 新コンテンツ「マイギャラリー」では、獲得したアイテムを飾ることができるほか、家具を製作することも可能だ

 上記のバランス調整には最大の注意を払っていくつもりだと小野氏。原点に立ち返り、、以下の5つの点を留意し、家庭用ゲーム機で遊んでいる方も、さらにこれからシリーズに触れる方、そしてMHFからモンスターハンターの世界に入ってくる方などに受け入れてもらえるよう、偏りのないバランス調整を心がけたいとのこと。

wk_070604mhf13.jpg マイガーデンで美味しく焼けました!
  • 武器・防具のレシピの変更
  • 武器・防具の数値の大幅な変更
  • 季節のワールド別システムを採用
  • スキルの調整
  • モンスターの強さの調整

 ゲーム性を変えることなく、コミュニケーションを特化した“箱”を用意したつもりだと小野氏は語る。PSP版では120万本販売した実績もあることから、この箱で遊べるよう十分キャパシティーは確保していると語る。と、やっと今後のサービス開始日時についての発表が行われる。

オープンβテスト:6月21日午後4時〜6月28日午前10時まで

正式サービス:2007年6月28日午後4時開始

 また、プレミアムパッケージについてはアナウンス済みだったが、ここで課金方式として用意されていると発表されたのが以下の3つ柱となる。

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  • トライアル(無料)コース
  • ハンターライフコース
  • 公認ネットカフェ

 トライアル(無料)コースは、ダレット会員登録することでプレイ可能で、無料期間の制限はない。ハンターランク2まではキャップなしに遊べる。これはハンターランク2をクリアできるあたりでゲームの面白さを分かってもらえるという意味で、これで続きをしてみたいと思っていただけたら次のハンターランクコースへ進めるというもの。ハンターライフコースは、30日コース(税込み1400円)、60日コース(税込み2660円)、90日コース(税込み3780円)と3つのコースを用意。そして公認ネットカフェでは、ネットカフェの利用料金のみでハンターライフコースがプレイ可能となるという内容だ。なお、既報のとおり、ゲームプログラムは無料でダウンロード可能となっている。

 決済手段は、クレジットカードやWebMoney、NETCASH、Edy、携帯決済の5つが用意されている。ただし、携帯決済のみ正式サービス時には利用できず、7月末に導入予定とのこと。

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 気になるのは今後、アイテム課金などが実装されるのかという点だが、それについてははっきりと否定する。モンスターを倒し武器や装備を整えるというゲーム性を考えると、アイテムを金で得る方法は現状望ましくないという観点からだ。

 さらに今後のスケジュールについても触れ、7月下旬のリファインアップデートを皮切りに、8月下旬に大型アップデート第1弾(ハンターランク51以上開放)、9月下旬にさらにリファインアップデート、そして11月下旬に大型アップデート第2弾(ハンターランク100以上開放)を予定していると明かされた。

 このリファインと大型アップデートを織り込む形式は、前述したバランス調整を最重要課題としている表れで、ユーザーが望んでいるものを最大限取り入れようという気持ちの表れだと小野氏は説明する。これはクローズドβテスト時から同様で、ユーザーの意見に耳を貸し、できるものとできないものを判別、さらにできるものに関しては最善のものとするという、チューニングとアップデートを交互に行うことで、ユーザーとの差を埋めていこうという施策とのこと。

 さらに長期計画では、大型アップデートで実装する主な追加要素として以下のものが予定されているとざっと紹介される。

  • 「モンスターハンターポータブル 2nd」から登場したモンスター・武器・防具
  • ハンターランク51以上のランク開放とハンターランク51以上の新要素(1stアップデート)
  • ハンターランク51以上のランク開放とハンターランク51以上の新要素(2ndアップデート)
  • 新武器・新防具
  • 猟団専用ルームの実装、拡張
  • MHFから登場する新モンスター
  • 今までにはない武器・防具の生産ルール化
  • 新フィールド
  • 「マイギャラリー」、「マイガーデン」に続く新コンテンツ

 ちなみにPSP版からのモンスターや武器の追加はあっても、連動などということは考えていないとのこと。データを引き継げるなどの施策は現状バランスを崩すだけで、PC版は同じスタート地点に立ってハンターライフを楽しんで欲しいと小野氏は語る。家庭用ゲーム機であるような終わりというものは特に設定しないものの、なにかしら次のステップに進むべきポイントのようなものを提供していきたいと、方向性を示していた。

 なお、現在新モンスターとして発表されているヒプノック以外にも、追加モンスターはすでに調整中で、この後開催された「ハンター懇親会」ではその一部が公開されていた。

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[加藤亘,ITmedia]

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