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2007年07月12日 09時39分 更新

Nintendo Media Briefing:

宮本茂氏が「Wii Fit」を高らかに掲げる――「任天堂メディアブリーフィング」 (1/2)

任天堂は、北米サンタモニカで開催されたメディアブリーフィングにおいて、今後の注目株「Wii Fit」を発表した。また、「Wii Zapper」などのアタッチメントコントローラや「マリオカートWii」などの新規タイトルについても明かされた。
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 7月11日〜13日の3日間、北米サンタモニカで開幕した「E3 Media and Business Summit」(以下、E3)の周辺カンファレンスとして、任天堂は「Nintendo Media Briefing」を現地時間の11日開催。代表取締役社長の岩田聡氏や代表取締役専務の宮本茂氏らが登壇し、今後の任天堂を占う新サービスや新タイトルを発表した。


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 中でも注目は、かねてより宮本氏が言及していた“健康”をテーマにした「Wii Fit」で、体調やバランスを楽しみながら管理できるソフトとなる。また、Wiiリモコンとヌンチャクを装着するアタッチメントとして「Wii Zapper」や「Wii Wheel」を改めて解説、Wii用の新チャンネルでMiiのコンテストを行う「check Mii out」などが紹介された。なお、「マリオカートWii」がオンライン対応で2008年第1四半期に発売が決定しており、そのほかにも「マリオギャラクシー」が11月12日に、「大乱闘スマッシュブラザーズX」が12月3日に発売されることが明かされた。ちなみに上記はすべて北米での発売予定日となる。

任天堂は手堅くプレイ環境の充実を約束

wk_070712nin03.jpg レジー・フィザメイ氏が左手に持つのは、後に紹介される「Wii Wheel」。中心にWiiリモコンを装着して使用するアタッチメントコントローラ

 メディアブリーフィングは、レジー・フィザメイ氏によるゲームマーケットのターニングポイントとなったことを祝福したいという挨拶から始まった。

 フィザメイ氏は、2007年上半期のゲーム市場が2006年上半期と比較して、米国で46%、英国で42%、日本で114%増加したというデータを示し、その理由として携帯ゲーム機の躍進と年齢と性別を越えたユーザー層の拡大、そして拡大に結びついたソフトラインアップと挙げる。

 世界中でもっとも厳しい市場と言われるアメリカにおいて、約50%の成長を記録したことは、ニンテンドーDSやWiiが市場に受け入れた証明でもある。特に携帯ゲーム機は、2005年に12%だったシェアが、2006年には23%にまで拡大。2007年には25%の成長が見込まれている。

 フィザメイ氏は、これらの成長をゲーム人口の拡大にあると説明する。事実、これまで18歳以下の低年齢のものだったゲームが、ここ近年で特に25歳以上が増大し、男女比率も女性が2割だったものが33%に達するほど伸ばしていることを躍進の例として挙げる。「nintendogs」やいわゆる「脳トレ」もの、さらには「Wii Sport」が老若男女問わず、広く受け入れられており、ゲームのある環境が変化していることの証明だと解説する。

 ニンテンドーDSは発売されてから4000万台を全世界で販売している。フィザメイ氏は、Wiiもまもなくもっとも売れるハードの位置に登り詰めるだろうと、自信を表す。今度、Wiiは現状の60タイトルからさらに新規で100タイトルが投入され、ニンテンドーDSタイトルも現状の300タイトルに、140タイトルほどが加わることになるとのこと。

wk_070712nin05.jpg 全体的に携帯ゲーム機が堅調に推移していることが確認できる
wk_070712nin06.jpg こうして並べてみると青と緑のバーが伸びていることが分かる。青は25歳以上、緑は18歳以上を表している
wk_070712nin07.jpg 男女比率も男性が減ったわけではなく、今までゲームに触らなかった女性が増えたためにこのような結果となった

wk_070712nin04.jpg 「Wii Zapper」はWiiリモコンを銃身部分に、ヌンチャクをグリップ部分に装着して使用する

 ここでフィザメイ氏は、Wiiの新しいプレイ方法として、ロンチの際にも登場した銃型のコントローラ「Wii Zapper」の完成版を公開した。

 「Wii Zapper」は、ヌンチャクとWiiリモコンをアタッチメントで合体させたもので、両手で持ち、FPS用として使用する。対応タイトルとしては、カプコンの「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」やセガの「ゴースト・スカッド」の名前が挙がる。「Medal of Honor」への対応も検討されており、32人でのマルチプレーヤーモードにも対応する。今年中の発売を予定しており、アタッチメントの値段は19.99ドルとしている。

 また、Wiiで発売が予定されているバンダイナムコゲームスの「ソウルキャリバー レジェンド」や、ニンテンドーDSでの発売を予定しているテクモの「NINJA GAIDEN Dragon Sword」など、今後期待されるタイトル群に触れ、「大乱闘スマッシュブラザーズX」が北米で12月3日に発売されることが報告された。日本は未定。

wk_070712nin18.jpg 「Metroid Prime 3: Corruption」

 会場ではすでに日本では発売済みの「ゼルダの伝説 夢幻の砂時計」で盛り上がりを作り、8月27日発売予定のWii用ソフト「Metroid Prime 3: Corruption」のデモムービーを上映するなど、集まっているメディアやリテーラーを飽きさせない構成で畳みかける。

 こうして550万の利用があるWi-Fiコネクションに話が及ぶと、「WiiWare」へと話を飛躍させていく。現在、バーチャルコンソールは560万ダウンロードを記録し、112個のゲームが発売されている。コンテンツの充実に注力している中、「WiiWare」で安価に製作でき、それこそ誰でも気軽にアイディアを現実のものとし、商品として世に送り出す土台を作ることができたとフィザメイ氏は解説する。

 前述したWiiの新チャンネル「check Mii out」も、そうしたユーザーへのコンテンツの充実から出た発想だろう。今後ユーザーが製作したMiiでコンテストを行えるサービスを提供するとのこと。

 オンライン対戦に対応したゲームもついて発売されることになり、Wiiの「MARIO STRIKERS CHARGED」や「MADDEN NFL 08」(EA)、「FIFA SOCCER 08」(EA)が対応すると紹介。そして、オンライン対戦対応を待ち望んでいた「マリオカートWii」の発売が明かされた。

wk_070712nin08.jpg 「MARIO STRIKERS CHARGED」
wk_070712nin09.jpg 「MADDEN NFL 08」
wk_070712nin10.jpg 「FIFA SOCCER 08」

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 「マリオカートWii」は、Wiiリモコンを装着して遊べるステアリングアタッチメント「Wii Wheel」にも対応しており、実際にクルマのハンドル操作で対決することもできるようになっている。発売は2008年の第1四半期を予定している。なお、「Wii Wheel」はほかのレーシングゲームへの対応も検討されているが、とりあえずは「マリオカートWii」との同梱が考慮されている。

 メディアブリーフィングではムービーが公開され、マリオやクッパ、ワリオたちがあの手この手とトリックを決めながら、コーナーを切り返し、ジャンプ台を飛び越してゴールへ向かう姿が映し出されていた。


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[加藤亘、くねくねハニィ,ITmedia]

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