ボクの名前から“地獄の猛犬”が産まれた!――新たな“再生”方法が熱い「モンスターファームDS」:「かいて しゃべって はじめよう!モンスターファームDS」レビュー(3/3 ページ)
そしてお別れの時が
その後も順調に育成を繰り返し、なんとかCランク大会に出場できるまで成長したポチ。探検や修行の行き先も増え、さぁここから、というところでルリルからの悲しいお知らせ。ポチの寿命がそろそろ尽きるというのだ。
そのまま最期まで見届けるのもアリかもしれないが、しかしせっかく育ったポチの血を、ぜひ次の世代に残したい。そんな時は、他のモンスターと合体させてみよう。
成長させたモンスター同士を合体させることで、それぞれの血が交じり合った、より初期値の高いモンスターが生まれる。その分、寿命までにさらなる成長が望めるというわけだ。合体させる相手が現れるまで“冬眠”させておくことも可能なので、なるべく強いモンスター同士を掛け合わせたいところ。
そんなわけで、合体の相手が見つかるまでポチには冬眠してもらうことに。その血脈が再び闘技場を駆け抜ける日が、きっと訪れることを願いながら。
緊急企画・みんなでイロイロ再生大会!
ゲーム内容もさることながら、そのユニークな再生方法が楽しい本作。まだ見ぬモンスターにお目にかかりたいという意図もあり、ここで本サイトでもおなじみのライター諸氏に協力していただき、とにかくいろいろ再生してもらった。果たして、新たなモンスターを何体生み出すことができるか!?
「魔方陣再生」で自らの名前を記せっ!
まずはタッチペン入力による魔方陣再生。おそらくほとんどの方は図形を描いてるだろうが、ここではもの書きの看板たる自らのペンネームで挑んでみた。その結果は……
- 筆者・内田志乃――「しの」と横に大きく書き込んだところ、本作を代表する人気キャラ「モッチー」が誕生! ああそうか、最初にこっちを試せばよかったのね
- 板橋舟人――「いたばし」と横に2文字ずつ書いてみたところ、「ピクシーもどき」登場。キレイな楷書ならもどきじゃなかったかも?
- 小城由都――「オギ」と横に大書。現れたのは「死者をよみがえらせる力を持つ」という「アビス」。うん、死にそうなライター陣をいつも蘇生してるもんね、いろんな意味で
- 網野三平――「さんぺ〜」と横に2文字ずつ大書したら、こちらも「ピクシーもどき」に。はじめての重複キャラに一同絶句
- 雛見沢秀一――左上からななめに「ひなみー」と書き込んで、こちらもシリーズではおなじみ「ゴーレム」が登場。書き込んだ名前とのギャップもまた一興
魂の叫びで「呪文再生」!
続いて、マイクに向かって呪文を唱える“呪文再生”。それぞれに思うところを叫んでもらった。筆者は先述のとおりポチ……ではなく“バーゲスト”だったので、ここでは省略。
- 板橋舟人――先程と同じく「いたばし」と名前で勝負。すると「まだ誕生させられないようですね」との結果。おお、なんか強そうなのが生まれる予感。
- 小城由都――「請求書をお送り下さい」って、いきなり何を。誕生したのは半魚犬(?)「ガルム」。筆者は初見ゆえ大喜びしましたとさ。
- 網野三平――「ゲームやりて〜」って……いやまぁ魂の叫びだろうけどさ。と、これまた筆者初見の「プラウナ」登場。花飾りがカワイイ魚系のモンスターだ。
- 雛見沢秀一――何を言うかと思えば「禁則事項です!」って。結果は「まだ誕生させられないようですね」とのこと。うん、結果もそのまま禁則事項だったようだ。
「魔方陣」に比べ「呪文」の方に種類が多かったのは、呪文の長さや内容などが全然バラバラだったためだろうか。もし再生に行き詰まりを感じている場合、「呪文再生」でいろいろ試してみると良いのかもしれない。
なお、各自お気に入りのGBAのゲームソフトを持ち寄って“石版再生”も試してみようと思ったのだが、実家に置きっぱなしだったり、持っていても他の人と同じソフトだったり……と、なんだか微妙な結果になりそうだったので、勝負はパス。筆者が手持ちのソフトで、アレコレ試してみたので、参考程度にご覧頂きたい。
- 「ファイナルファンタジータクティクスアドバンス」――妖精系の“スエコ”が再生された。このプレイでは初登場だったので、個人的にちょっとうれしい。
- 「ドクターマリオ&パネルでポン」――堅くて赤いウロコにつつまれたウサギのような“ドラビット”。冷たくて甘いモノが好物で、なつくと意外と可愛いと評判らしい。これも初登場。
- 「ハテナサテナ」――「まだ誕生させられないようですね」とのことで、結構強そうなモンスターが再生されそうな感じだ。
- 「ゼルダの伝説」――ウサギっぽい外見の“パルスコーン”が再生。これも初出。“ナウ”やら“イマい”やら、死後オンパレードの解説文がちょっと面白い。
……というわけで、GBAのゲームソフトを含めると、5種類のモンスターを新たに再生することができた。結果だけ見ると、GBAのゲームソフトを用いるのが効率がよさそうだが、ちょっと先立つものが必要となってしまうのがネックかも。というわけで、知り合いに声をかけてGBAのゲームソフトを持ち寄り、再生しまくってみるのがいいかもしれない。モンスターを育てるだけでなく、こうやって「どんなモンスターが生まれるか」を友達と楽しみながら試行錯誤できるのも、「モンスターファーム」シリーズの魅力であろう。
さて、新たに再生されたモンスターを育てにいきますか!
「かいて しゃべって はじめよう!モンスターファームDS」 | |
対応機種 | ニンテンドーDS |
ジャンル | モンスター育成シミュレーションゲーム |
発売日 | 2007年7月12日 |
価格(税込み) | 5040円 |
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