マザーシップタイトル「テイルズ オブ イノセンス」はニンテンドーDSで――PS2、PSP、Wiiでも新作を発表「『テイルズ オブ』シリーズ2007年度ラインナップ発表会」(2/4 ページ)

» 2007年07月20日 21時22分 公開
[今藤弘一,ITmedia]

そして発表されたマザーシップタイトル最新作――「テイルズ オブ イノセンス」

画像
画像 バンダイナムコゲームス クリエイティブ プロデューサー 大館隆司氏

 続いて登場したのは、大館隆司クリエイティブ プロデューサー。「テイルズ オブ イノセンス」(以下、イノセンス)のムービーからまずは紹介(来週から「テイルズ チャンネル」で公開されるそうだ)。発売は2007年冬を予定。

 「イノセンス」という言葉には「純真・無邪気・無垢」という意味があるそうで、このキーワードがゲームのテーマに織り込まれているとのこと。シナリオは、これまでシリーズにかかわってきたメンバーにより書き起こされているそうだ。なお「イノセンス」の開発はアルファ・システム。同社は「テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー」を担当していたが、これとあわせて開発が進んでいたそうで「結構長い期間かけていたんじゃないかと思っている」(大館氏)。アルファ・システムといえばやり込み系が強い開発会社、と大館氏は前置きしながら、「2周目引き継ぎとか、やりこみ要素には期待してほしい。発売日は12月くらいになるんじゃないかと思っているが、そこから始めて春くらいまでは十分遊べるはず」(大館氏)。

 そしてキャラクターデザインはいのまたむつみ氏。ただしスケジュールの関係から担当が難しかった可能性もあったようだが、いのまたさんは本作の主役を務める声優の木村亜希子さんのファンで、木村さんの名前を聞いたとたんに二つ返事でOK、となったそうだ。なお今回は、これまでのシリーズと違う、身近に感じる世界観でのキャラクターをイメージしてほしいと依頼したとのこと。「イメージとしては19世紀後半くらい」(大館氏)。そのため、これまでのシリーズとはちょっと違った色使い、雰囲気になっている。

画像画像 「今回の主人公・ルカは正統派RPGとしては条件を満たしていないのだが、そのためよりプレーヤーに近い存在になった」と大館氏。「欠落している部分は、冒険する仲間たちに補ってもらうことで進んでいく。これにより、成長していることを実感できるはず」(大館氏)。ヒロインのイリアは仲間を振り回しつつどんどんと進んでいくタイプ、だそうだ

 フィールドは3Dフルポリゴンで表現されるそうだが、「社内でもニンテンドーDSでそこまでできるの? 言われたりするのだが、吉積ゼネラルマネージャーからもあったように“挑越”をテーマとして取り組んでいる」(大館氏)。

画像画像

 バトルシステムだが、「ディメンション ストライド リニアモーションバトルシステム(LMBS)」とのこと。これは「テイルズ オブ ジ アビス」の「フレックスレンジ-LMBS」と「テイルズ オブ デスティニー」の「エアーリアル-LMBS」を融合したものだそうだ。テーマソングを担当するのは、シンガーソングライターであるKOKIAさん。

画像画像 「『ストライド』とは時限をまたぐ、という意味。空中コンボが楽しいゲームになっているので期待してください」(大館氏)

 「今回はボイスに力を入れた」と大館氏。1GビットのROMを利用するそうだが、容量ぎりぎりまで使って作っている最中だとか。「フルボイスではないが、序盤を聞くとフルボイスかと錯覚するくらい」(大館氏)。

画像画像画像 ゲストとして、プロダクションI.Gのアニメーションプロデューサーである寺川英和氏(写真中)、アルファ・システムの佐々木哲也代表取締役社長(写真右)も登場。左から2人目は、昨年も司会を務めた声優の緑川光さん。寺川氏は「丸10年シリーズを担当してきたが、今回も期待してほしい。東京ゲームショウ2007では何らかのシーンを公開できると思う」と語り、佐々木氏は「『テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2』から担当しているので、スタッフもストーリーは熟知している。楽しくバトルができるのでいい感じになると思う」と語った

画像画像 主人公・ルカ役の木村亜希子さん、イリア役の笹本優子さんもゲストとして登場。収録はすべて終わったそうだ。いのまたさんも先ほど書いた理由で、収録現場をたずねたそうだ。木村さんは「ルカは主人公っぽくなくてどうなるんだろうかと思ったが、仲間と知り合って成長していく過程がよく分かって、共感できる部分もありました」とか。笹本さんは「最初はあまり女の子っぽくないなと思いましたが、やりやすかったですね。『そんなにるかをいじめなくていいよ』といわれたりして(笑)」と語る。実は「テイルズ オブ」シリーズで主人公を女性の声優が担当するのは初めて
画像 KOKIAさんはビデオレターで出演。テーマ曲のタイトルは「Follow The Nightingale」。「ストーリーのスケール感に負けないような壮大な曲になったと思います。
(C)いのまたむつみ (C)2007 NBGI

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」