独り者でも楽しく遊べる「マリオブラザーズ」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)

» 2007年08月10日 00時00分 公開
[ゲイムマン,ITmedia]

いろんなものが出てくるパイプ

 主な敵キャラは、“カメさん”ことシェルクリーパー、“カニさん”ことサイドステッパー、そしてハエのファイターフライ。

 カメは単純にゆっくり歩き、床の端まで来たら落ちて下の段を歩く。

 カニは2回たたかないと転ばせられない。1回めはカニの少し前寄りをたたき、カニが同じ所に戻ってきたところで、カメと同様に後ろの床をたたいて落とすのがいい。ただし動きが速いので、カメよりタイミングが難しい。

 ハエは最も動きが遅いが、飛び跳ねながら移動する。空中にいるときは、床をたたいても転ばない。

 敵は基本的に、進行方向を変えずに歩く。そして最下段に2本あるパイプのどちらかに入り、最上段の同じ側にあるパイプから出てくる。

 でも、敵同士が鉢合わせになると、お互いがもと来た道に引き返す。これは敵とコインでも同じで、コインのせいで敵の動きが変わって倒せなかったり、逆に敵のせいでコインを取り損ねたりすることも多い。

画像 カニは残り1匹になると体がピンクに変わり、めちゃくちゃ速くなるので要注意
画像 複数の敵を転ばせて1カ所に集め、連続して蹴落とすと高得点
画像 パワー床(POW)をたたくと、歩いている敵をまとめて転ばせられる。ただし、たたくごとにパワー床は薄くなり、3回でなくなる(途中復活することも)

 あと、倒さなくてもいいが注意が必要なキャラがいる。フリーズとファイアボールだ。

 フリーズは、敵と同じように上のパイプから出てくる。敵と同じように、下から突き上げると消滅するが、ほっとくとどこかの床に止まり、その床全体を凍らせて、滑りやすくしてしまう。

 ファイアボールには赤と緑の2種類あって、動き方が異なる。一応、下からたたくと消せるが、床に接触している時間が短いので、逃げた方が早いかもしれない。

画像 右下の床が凍っている。歩いたりジャンプしたりはできるが、急には止まれない
画像 赤いファイアボールは斜めに動いて跳ね返る。緑はまっすぐ横方向に飛ぶ

魅惑の2人プレイ

 さて、「マリオブラザーズ」について説明するならば、2人同時プレイについて触れなければならないだろう。マリオとルイージで同時に1つのステージを遊べるというのが、このゲーム最大の特長であり、そのためにルイージというキャラクターが誕生したのだから。

 ……しかし、わたしは2人プレイをやったことがない。

 液晶ゲームが隆盛だった頃は、友達を家に呼んで、それぞれが持ってたゲームを交換して遊ぶことも多かった。だがファミコン発売の翌年に引っ越して以来、友達を家に呼ぶことも、友達の家に行くこともなくなったのだ。

 「マリオブラザーズ」のみならず、「ファミスタ」も「桃太郎電鉄」も「テトリス」も、1人でしかやってない。

 2人対戦したことのあるゲームは、かなり後の時代のゲームセンターで、知らない人と対戦して勝率2割そこそこだった「バーチャファイター3」と、幕張メッセの大会で散々な成績に終わった「ぷよぷよ」くらいだ。あ、あとこないだ草なぎさんと対戦した「ストリートファイターII」も(この話まだ引っ張るか自分)。

 だから「マリオブラザーズ」2人プレイのおもしろさに気づいたのは、つい最近である。去年、Gyaoの番組「溜池Now」に出させていただいたとき、中川翔子さんとジゴロウさんの対戦を目の当たりにして、おもしろいと思った。

 とにかくジゴロウさんのプレイが、えげつなかった。ジゴロウさんのルイージが、中川さんのマリオを下から突っついて操作ミスを誘ったり、転がっていたカメを下からたたいて起こしてマリオにかみつかせたり。

 この対戦の様子は番組でも放送されている。ネット配信だから今でも見られる

 また後日、テレビを見ていたら、フジテレビの「アイドリング!!!」という番組で、「マリオブラザーズ」のトーナメントが行なわれていた。

 司会のバカリズム升野さんが、えげつなくて、また楽しかった。アイドルの皆さんを次々とけ散らしていったあげく、ゲストで来ていた、よゐこ有野晋哉さんにも容赦ない戦い方で勝利。

 あんなプレイで勝ったらさぞ気持ちいいだろうなあと思い、わたしも「マリオブラザーズ」で2人プレイをやってみたくなった。まあ、実際誰かと対戦したら、十中八九あんなプレイで負けるだろうけど。

画像 相手を押し込んで敵に当てようとしているところ。対戦での基本戦術の1つ
画像 相手を下から突き上げる。うまく跳ね上がって、敵の真上に落ちたらしめたもの

 ……一応このゲームの2人プレイモードは、対戦ではなくて、2人で協力して敵と戦うモードのはずなんだけど。建て前上は。

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