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2007年08月29日 00時00分 更新

鳥とともに空を飛び仲間の元へ戻れるか?――「トリノホシ 〜Aerial Planet〜」 (1/2)

日本一ソフトは、地球とは異なる水の惑星を舞台としたSFスカイアドベンチャーを今年秋に発売する。プレーヤーの生存のキモは、鳥の生態と惑星の天候、そして自身の観察力!
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 「トリノホシ 〜Aerial Planet〜」は、グライダーという“風の影響を受ける”乗り物を操縦し、“鳥の群れを率いて飛ぶ”ことを目的としたシミュレーターとは赴きを違えたフライト系のゲームである。本作には、種類や環境、飛行する時間帯や摂取する食料、鳴き声、外敵などが異なるオリジナルの鳥たちが登場する。主人公はグライダーで飛行しながらも、その鳥達の生態を観測し、理解し、収集して、鳥を仲間にしながら物語を進めていくことになる。

 舞台は何世紀も未来。人類がついに相対性理論による光速の壁を迂回する方法を見つけ、恒星間航行に乗り出した時代。数々の星が植民地として開拓され、人類は星の海に広がっていこうとしていた。

 白鳥座α星デネブ(※1)の近くにある小さなG型恒星を巡る惑星「コニウス・ブルー」。地球から三千光年以上(※2)も離れた辺境にあるこの星は、惑星表面の98%を海に覆われた水の惑星だった。

 巨大で不安定なデネブ星系の隣にありながら、この惑星は人類が居住可能な環境を備えており、魚類や鳥類に似た高等生物まで生息していた。

 しかし、植民に利用可能な陸地が少なすぎる点、そして地球から離れすぎている点が災いし、コニウス・ブルーは植民惑星リストから外れ、少数の科学者による派遣調査のみが行われるに留まっていた。

※1:デネブは地球から見える一等星の1つで、白鳥座の尾の部分に輝く星。太陽を除くと、地球から見て全天でもっとも明るい恒星はおおいぬ座のシリウスだが、これは地球からの距離が近い(約8.6光年)ために明るく見えるだけ。デネブは非常に遠くにあるにも関わらず、地球からでも明るく見える。
※2:デネブまでの正確な距離はまだ測定されていない。1600光年〜7200光年の範囲で諸説存在する。本作ではそれらの中で一般的な990パーセク=3200光年付近という説を採っている。

あらすじ

wk_070828tori02.jpg 白鳥座α星デネブ近隣の惑星「コニウス・ブルー」。宇宙船墜落時にはヒューゴーと彼の父親の博士が乗船していたが、助かったのはヒューゴーだけだった

 調査チームの異星生物学者、ラマンスキー博士が乗る旧式の小型宇宙船が、コニウス・ブルー調査基地への補給物資を積んで地球から戻ってきた。しかし惑星の周回軌道に入った船は事故を起こして墜落してしまう。

 宇宙船にはもう1人、博士の息子である少年ヒューゴーが同乗していた。墜落していく宇宙船から、彼だけが救命ポッドでの脱出に辛くも成功する。

 彼のポッドは惑星の大洋に浮かぶ小さな島へと無事に着地するが、そこは基地から数千キロも離れた場所だった。最悪な事に通信機も壊れ、調査基地へ救命信号を出す事もできない。

 しかも、事故は基地から見てコニウス・ブルーの裏側で発生したため、科学者たちは少年の降下地点を把握できていないはずだった。どちらにせよ、数名しかいない基地の限られた人員では捜索もおぼつかないだろう。

 果たして彼は、はるか彼方にある調査基地まで自力でたどり着けるのだろうか……

wk_070828tori03.jpg 救命ポッドが墜落した場所は、調査基地から数千キロも離れた場所だった
wk_070828tori04.jpg リストバンドに装着された携帯AI“カール”のサポートを頼りに、基地までグライダーで向かうことになる
wk_070828tori05.jpg 鳥達の動きを頼りに、点在する島で次の島へと渡るための準備をしながら、飛行を繰り返そう

キャラクター

 宇宙船の墜落によって、主人公の少年ヒューゴーは1人、グライダーを操って調査基地までの数千キロを移動しなければならなくなった。彼の腕には会話機能のあるリストバンド型の情報検索携帯AI端末「カール」があり、フライトをサポートしてくれる。行く手に待ち受ける困難、ヒロイン的存在の「エミリー」との出会い、苦境などを乗り越えて、ヒューゴーは調査基地へと向かう。

wk_070828tori06.jpg 主人公:ヒューゴー(ヒュー)
地球生まれの14歳の少年で、本編の主人公。愛称はヒュー。コニウス・ブルー研究チームの異星生物学者であるラマンスキー博士の一人息子。地球から遠く離れた異星の仕事に打ち込み家庭を顧みない父親を快く思っていない。対して、父親である博士も息子との関係に悩んでおり、疎遠になった親子の仲を取り戻そうと、博士は息子のヒューをコニウス・ブルーへの調査旅行へと誘ったのだった。宇宙船の事故でたったひとり未開の惑星上に放り出されたヒューは、サポートAI「カール」の助けを得ながら、父のグライダーで生き延びるための旅を始め、博士がこの星で研究していた「鳥」達と出会っていく
wk_070828tori07.jpg エミリー
くじら座タウ星系生まれの14歳。コニウス・ブルー研究チームのリーダーであるフェルドマン教授の孫娘で、勝ち気で活発な女の子。テラフォーミングが難航している彼女の故郷では、優秀な人材確保のために教育システムが高度に発達しており、子供はさまざまな専門分野を早期に学び社会に参加していく。ゆえに彼女は、ヒューゴーと同年齢でありながられっきとした社会人であり、研究チームの助手として惑星に滞在している。観測用グライダーの操縦に秀でており、科学者チームの足となって墜落した宇宙船及び救命ポッドの捜索に参加する

カール:ヒューの個人サポート用AI。メールや通話など、個人間の通信や情報検索をサポートするための人工知能ユニットで、人間のような人格プログラムを持つ。本体は小さなメモリチップで、ヒューの左腕のリストバンド状情報端末に搭載されている。未開の惑星ゆえネットに接続できず、その機能をまったく発揮できない環境でありながら、さまざまな助言でヒューをサポートする。

システム

 本作は、グライダーで風を感じながら自由に空を飛ぶことと、鳥達の生態を理解していく事がプレーヤーの主な役目となる。

 惑星コニウス・ブルーは惑星表面の98%が海で、わずかな陸地は島々の形で大洋の中に点在しているにすぎない。徒歩や遠泳での移動は困難を極めるため、主人公のヒューゴーはグライダーを利用し、島々を渡り歩くようにして調査基地へ向かうことを余儀なくされている。目指すべき場所へ移動する際は、鳥たちの鳴き声を録音し、飛んでいる同種の鳥に聞かせて群れに入れてもらわなくてはならない。鳥を観察して天候の変化を先読みしたり、鳥がエサにしている食料を見つけたりなど、ただフライトするだけではなく、収集要素やシミュレーション的要素を加えた新しいゲームなのだ。

wk_070828tori40.jpg 鳥の鳴き声が聞ければ録音できる。録音した鳴き声を再生することで、鳥の群れと飛行することができる
wk_070828tori08.jpg 惑星コニウス・ブルーは地球同様、時間や天候の概念がある。嵐が来る前に飛行を中断するのも重要だ
wk_070828tori09.jpg 鳥の食料を観察によって見つけだし、自分の食料にしなくてはならない。生命維持には必要不可欠といえる

wk_070828tori10.jpg 点在する島から島へグライダーで渡るための手段として、鳥達の群れを味方にし、休息や食糧確保を行い、自然地形や悪天候などの脅威を突破するために鳥の生態を調べていく
wk_070828tori11.jpgwk_070828tori14.jpg 本作では鳥の名前、それぞれの鳴き声、集めた食べ物など、ほとんどのものには自分で名前を付けて、ラベリングしていく事ができる。というのも、元々空で出会う鳥にも、現地で採れる無数の食料にも名前はついていないのだ。どの鳴き声がどんな意味を持つのか、どの食べ物が食べられるのかはすべて自分で調べながら分類していくことになる

wk_070828tori13.jpg 集めた鳥の情報は図鑑に記録していくことができる。鳥の名前、鳴き声などのリストは自分で名づけて編集可能
wk_070828tori12.jpg 新しく得た情報はしっかり整理して、鳥の生態をまとめたり、食料確保の参考にできるようにしておこう
wk_070828tori15.jpg 図鑑に鳴き声の意味をあらかじめ登録しておけば、飛行時にその鳴き声が聞こえたときに、登録した内容が表示される

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